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無意味な人生など、ひとつもない

「図書館に通うのもいいよ」

退職時に親友から言われた言葉を思い出し、市の図書館へと向かう。

「随筆・エッセイのコーナー」の棚で、ふと足を止めた。

五木寛之さんのコーナーで足を止める。
いくつかの本の中から、このタイトル本を手に取る。

第1章 大いなるいのちと「私」
・無意味な人生など、ひとつもない
・あなたが生きるのはなんのためなのか
・悩み苦しむ「あなた」、そのままでいい
・人間としての「私」と、個としての私
・変えられないこと、変えられること
・今見える道だけがあなたの道ではない
・「あれかこれか」より「あれもこれも」
・人生は自ずとなるべきようになる
第1章 大いなるいのちと「私」
第2章 「今日一日」を生きる
・生きる力を与えてくれるもの
・「気休め」の効用
・こころの傷があなたを支えてくれる
・人を本当に力づける励ましとは
・歓び上手のススメ
・肉声で語り合うことの大切さ
・怒りとどうつきあうか
・悲しみはいのちを活性化させる
・一人で生きるということ
第2章 「今日一日」を生きる
第3章 「歳を重ねるということ」
・人生には、立ち止まるべき時がある
・「林住期」こそ人生の黄金期
・"学び直し"が人生に深みと変化を与える
・「必要な否か」ではなく「興味」で選んでみる
・歳を重ねて、やりとり上手になる
・失ったものではなく、増えていくものを数えよう
・死があるから、生が輝く
・生きどきがあり、死にどきがある
第3章 「歳を重ねるということ」
第4章 「ありがとう、おかげさまで」
・私たちは、すべて大河の一滴
・「天が見ている」という感性
・激変する世界にどうむきあうか
・どこにでも「地獄」はある
・今必要なのは「許しあうこころ」
・「理想の死に方」をイメージしてみる
・生きているのはありえないほど貴重なこと
・ありがとう、おかげさまで
第4章 「ありがとう、おかげさまで」


五木さんは49歳から3年間、休筆し、大学に通っていた時期があったとのこと。これを「学び直し」の時期と書かれており、変化を受け入れる時期だった、と表現している。

更に本全体を通して「他力」という言葉がキーワードのようにちりばめられていた。
通常、「他力」は「他力本願」という表現で使われるように「自分ではなく他人にまかせる」という意味合いで解釈されがちだが、本来は「『一切の人を救う』という固い本願」のことだとわかった。

人生はなるようにしかならない。
しかし、自ずとなるべきようになる。
こころの中でそう唱えると、なんとも言えない安心感が湧き上がってきます。
第1章 人生は自ずとなるべきようになる

不思議なもので、「なぜ、そうしたんだろう」という経験が、きっと誰しもひとつやふたつあるもの。

その時「自力」ではなく「他力」がはたらいた、と捉えると何故か納得できるのだ。

屁理屈かもしれないが、意図しない無意識の部分で「決定」される事実、これが「他力」というものだと気づけた。

まだまだ変化していく途中の人生なのだ。

こちらは明日から始まります。

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