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【CineStill 50D】映画みたいな色合いに?

1. CineStill 50Dとは

みなさんこんにちは、ありあです。
今回ご紹介するのは、CineStill 50Dというフィルムです。
このフィルムは、名前のとおり、映画用のフィルムをフィルムカメラで写真用に使用できるようにと開発されたものです。
Kodak VISION3という映画用8mmフィルムが原型のようです。
現像の方法を普通のカラーネガフィルムと同じにしたりとか、あとは、ハレーションに対する処理が映画用からちょっと変わった以外は、基本的に同じなんだそうです。

CineStillシリーズは、50Dのほかに、800Tという高感度のものもあります。50Dは晴れた日に屋外で使う用、800Tは夜間撮影や暗いところで撮る用、といったところでしょうか。

種 類:カラーネガフィルム
枚 数:36枚撮
粒状性:普通
色 味:彩度低め、バランスの良い発色、独特なハレーション
価 格:1本1700円〜2500円

2. 作例

今回は、このような環境で撮影してきました。
カメラ:CONTAX Aria
レンズ:Carl Zeiss Planar 50mm F1.4

1. 思い出(屋外・晴れ・逆光)
夕暮れの遊園地のアトラクションを撮った 1枚です。
逆光ということもありますが、全体的に広がる柔らかい光が特徴ではないかと思います。色については、どの色も控えめで、バランスが取れていますね。

2. 風車(屋外・晴れ・日陰)
主題がよくわからなくなっているこの1枚、写真としては失敗だと思っているのですが、右の日が差している部分にいる女性に注目してください。白い服に反射した光の柔らかさやハレーションがとても独特だと思いませんか。
私はこの光の柔らかさをとても気に入ってしまいました。3. 

3. ひとりぼっちのジェットコースター(屋外・晴れ・順光)
青空の写りに注目してみましょう。
正直にいうと、良くも悪くも、そこまで特徴的な色表現はないかな、という印象です。
FUJICOLOR 100に近い、若干紫がのった青、といった感じでしょうか。

4. 午後の神社(屋外・晴れ・逆光)
最後は、神社を撮ったこの1枚です、
これまでの写真と同じように、光の柔らかさが特徴的だといえますが、その他の点については、特徴的な部分はないかもしれませんね。また、ISO感度が50にしては、繊細さを感じません。

3. 感想

これまで色々なフィルムを使ってみましたが、このフィルムについては、少しがっかりしている部分もあります。光の柔らかさについては、確かに映画的ともいえますし、私の好みでもあります。しかし、色味や粒状性については、良くも悪くも普通でした。
このフィルムは、あまり日中使うものではないのかなと感じています。ネオンの光が輝く都会の街角、そういった場でこのフィルムは活躍するのかなと。
ただ、それなら感度の低い50Dではなく800Tでいいのでは?とも思ってしまうんですよね。
どちらにせよ、もう少しこのフィルムについて研究する必要がありそうです。
みなさんにはいづれまた、このフィルムについてご紹介するときが来ると思います。

それでは皆さま、今日もすてきな一日を。

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