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リモートワークでのチームビルディング。UI/UXデザイン部の実態

最近、社内の随所で雰囲気の良さが噂になっているUI/UXデザイン部。その雰囲気をなぜ創り出すことができたのか、部長にお話を伺いました。メンバーの生の声も併せて是非ご覧ください!

--チームビルディングに関する新しい取り組みを始めているとお聞きしました。

はい、メンバー同士のコミュニケーションを活発にすることを目的として、様々な施策を企画運営しています。施策は上手くいくこともあれば、そうではないこともあります。
試行錯誤しながら自分たちに合ったものを探している最中です。

--具体的にどのような取り組みですか?

リモートワークが導入されてからリアルなコミュニケーションが激減しました。そこでリモートワーク環境下でもコミュニケーションが取れる機会を増やす狙いで、いくつかの企画に取り組みました。

・コミュニケーションツール(チャット)の活用

ARIではチャットを使って仕事上のコミュニケーションをとっているのですが、雑談用のグループを作成してみました。控えめなメンバーが多いので、「自由に発言して!」と促してもチャットは盛り上がりません(笑)。そこで、メンバーが持ち回りで興味のある記事を投稿するグループに変更しました。
これにより、メンバーが互いに何に興味を持っているかがわかるようになったり、コメントで感想や意見を伝え合うようになりました。このような取り組みにはギリギリ負担にならない程度に、投稿を「義務」とすることがポイントだと考え、1日1記事を目標としています。

・ワークショップの開催

FigJam(オンラインホワイトボードツール)を利用してワークショップを開催しています。リモートワークでも社内外のメンバーとコラボレーションする練習や、人間中心設計(※)に欠かせない評価工程について真剣に考えるきっかけづくりをすることが企画の趣旨です。なによりも「みんなでワイワイ共同作業をしたい」と思っていたんですよね。
最近は使いづらいと思ったアプリケーションを題材に議論をしました。どんなところが使いづらいと思ったのか、どのようにデザインを変更したらよいかを一緒に考えました。ワークショップのルールはカメラをオンにすること、マイクをオンにすることの2点です。
メンバーから好評だったので、3ヶ月に1回の頻度で開催することが決まりました。同時に作業をやるという取り組みは初めてでしたが、リモートワーク環境下でもコミュニケーションをとりながら一緒に仕事をするイメージがつきました。

※人間中心設計(HCD)
サービスやウェブサイトなど、ユーザーの使いやすさを中心において設計する考え方。

ワークショップ ホワイトボード

・活動記録

これらはすべてNotionで記録しています。
UI/UXデザイン部のポータルサイトとして活用しており 、ルールやこれまでの活動を記録しています。みんなの進捗を見て、施策の善し悪しを判断できるようになりましたね。また、共有されたナレッジを蓄積することにより、誰が何に興味を持っているかをお互いに知ることができました。
今後は、新しく入社したメンバーに向けて「これだけは見て欲しい」という記事をピックアップして共有できるようにしたいですね。

--メンバーにも個別にきいてみました。

Aさん(入社4年目 中途入社)
リモートワーク開始当初は、相談事があっても相手の様子がわからず、声を掛けにくいと感じていました。 そこからチャットや雑談会を通して話す機会が増え、リモートならではのコミニュケーションの取り方が出来てきたように思います。

Kさん(入社2年目 新卒入社)
新卒でUI/UXデザイン部に入った当初は同期など立場の近い人がおらず、メンバーとの距離があるなと感じていました。そんな中で、雑談会やワークショップはメンバーの人となりを知れる良い機会でした!最近では、環境に慣れてきた面もありますが、ワイワイ楽しくコミュニケーションがとれています!

Yさん(入社1ヶ月 中途入社)
リモートワーク実施の最中で入社したので、当初は部署のメンバーと上手くコミュニケーションが取れるのか不安でした。しかし雑談会などで話をする機会が多く、実務で関わることが少ない方とも親睦を図ることができました。 また毎日誰かがチャットで発信するので、離れていながらも一緒に働いている感覚が持てています。

--これらの施策を始めた経緯を教えてください。

以前は自分の仕事をこなすことに精一杯になっており、なかなかチームビルディングに時間を割けませんでした。
少人数のチームだったのでいつでもコミュニケーションがとれるし、仕組みとして取り入れる必要性はあまり感じていませんでした。徐々に体制が拡大していく中で、メンバー同士の距離が遠くなっていく感覚があったので、UI/UXデザイン部のマネージャー陣と一緒に検討したことがきっかけです。
私の業務の一部である営業や業績管理を分担してもらうことで、私自身にも時間の余裕が生まれ施策を検討することができるようになりました。
それに、せっかく同じような職種の人が同じ会社に集まったんだから仲良くやっていきたいですよね。メンバーには楽しく働ける場を提供したいです。

--上手くいかなったことについて教えてください。

今はどの施策もうまくいっていますね。もし上手くいかなくても形を変えて取り入れていく予定です。例えば、少し前に企画した「総当たり雑談会」は上手くいきませんでした。UI/UXデザイン部のメンバーが全員と1対1で会話をする施策でしたが、2周目に入ったところで進捗が芳しくないことに気づき廃止しました(笑)。
しかし、中途入社した新メンバーは必ずメンバー全員と雑談する時間を設けるよう指示しています。ここではプライベートや趣味の話を中心にしたことにより人物面が理解できるようになったと実感しています。先日も漫画を趣味で書いていたら出版にまで至ったことがあるメンバーがいることを知ったばかりです(笑)。

--今後予定している施策はありますか?

最近はナレッジの共有フローを見直しました。各人のノウハウをグループ単位でまとめ、部長である私のレビューと修正まで終わったものが全グループに浸透していくようにしています。
UI/UXデザイン部ではWebサイトの文字サイズやボタンの種類などを定義した「デザインガイドライン」がありますが、その定義もこの取り組みによってブラッシュアップされています。

--最後にどのような組織にしたいか教えてください。

UI/UXデザインスキルにより、サービスやプロダクトの最上流で付加価値を提供できるプロ集団を目指しています。そのため仕事の難易度はより高く大変になると思いますが、それも楽しみながら働いてほしいと考えています。UI/UXデザインはお客様のビジネスに直結する重要な要素なので、成功につなげられるよう携わっていきたいです。コミュニケーションは、これらを成功させる要因の一つだと考えています。今日お話しした各施策には真摯に向き合っていきたいです。

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