「ニンジャセンタ試験2021」感想

 ヤッター! スゴイヤッター!!

 先日ニンジャスレイヤープラス上で行われた「ニンジャセンタ試験2021」に参加した所、なんとトップランカーの座を射止めることができました! ゴウランガ! せっかくなので、今回のセンタ試験についての感想や、難しいと思った問題について書き残しておこうと思います。なお、ニンジャセンタ試験は「ニンジャスレイヤープラス」(月額490円で『ニンジャスレイヤー』のスピンオフ作品や設定資料集が読み放題になる定期購読マガジン)を購読することで挑戦できる有料コンテンツなので、問題そのものは載せていません。また、内容もある程度ぼやかした記述となっています。興味のある方はぜひ購読してチャレンジしてみてください。


問題を解いた感想

 ニンジャセンタ試験は『ニンジャスレイヤー』についての問題をニンジャヘッズ(忍殺のファン)が一斉に解くというイベントで、過去にも何度か開催されていますが、プラスを購読していることが前提となっているだけあり、問題の難易度はかなり高く設定されている印象です。また、単に忍殺の知識を問うだけでなく、算数や地理、さらには忍殺の本文をテキストに用いた現代文の読解問題など、バラエティに富んだ内容の問題が用意されています。特に現代文はかなり本格的な作りになっていて、恐らく忍殺を全く読んだことのない人でも、提示された文章をきちんと読めば全問正解できるようになっているのがスゴイ。

 個人的な感想としては、今年は例年(?)に比べるとやや解きやすかったように思います。その理由として、昨年9月に完結したAOM(第4部)シーズン3からの出題が多かったことが挙げられます。自分は忍殺の歴史的な側面が特に好きなのですが、アケチ・ニンジャという一人の男を中心に、これまで殆ど明かされていなかった「立ち枯れの時代」こと平安時代末期の歴史が紐解かれていくシーズン3は自分の好みに合致する部分が多く、そこで深く読み込んでいたことが点数に結びついたのではないかと思っています。また、物語の舞台の緯度経度を問う問題(過去に本当に出題された)や算数の引っかけ問題といった、自分が点を落としがちな問題が少なかったことも追い風になったように思います。

 とはいえ、第14問や第18問は少し考え込んでしまったし、第10問も危うくケアレスミスで落としかけたことを思うと、正直紙一重だった所もあると感じています。実際、数年前に行われたセンタ試験ではランキングにかすりもしなかったので……。今回唯一落としてしまった第5問については解答を見た瞬間にこんなん無理ゲーだろと思わず笑ってしまいましたが、こういう異様に難しい問題が混ざっているのも実際の試験っぽくて少し懐かしい気持ちになりました。またいつかセンタ試験が開催されることがあれば、その時もハイスコアを狙いたいですね!


難しいと思った問題

第5問

 不正解だった問題。まず出題元のエピソード「スシ・ナイト・アット・ザ・バリケード」が2010年発表と年代的にかなり古い上、このエピソードではアムニジアだけでなくフジキドもオリガミを折っていて、しかもそれが亀の形というのが紛らわしい。狐と亀でどちらがインパクトが強いかと言えば恐らく亀の方だと思うし、アニメイシヨン(ネット配信版)の放送真っ只中だった2015年当時も「なんで亀の形に折るんだよw」みたいな突っ込みがそれなりにあったように記憶しているので、それで引っかかった人が(自分も含めて)大勢いたのではないかと愚考している。


第9問

 知識問題。「ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」 のN-FILESからの出題。自分の知る限りでは恐らくここでしか言及されておらず、消去法で選択肢を絞ろうとしても「ケモノ」辺りが残ってしまうのが厳しい。


第10問

 問題自体の難易度はそこまで高くないとは思うが、問題文をよく読まないまま勢いでチェックを付けていったので、危うくナハトローニン(サツガイ接触者だがサンズ・オブ・ケオスには加入していない)について誤った解釈をする所だった。


第11問

 地理の問題。シーズン3は公式でマップが制作されているので、この手の問題は絶対に出てくるだろうと思っていたら案の定出題された。とはいえこういった形式だったのは幸いで、仮に地名と地図に打たれた点を結びつけるような形式だったらかなり怪しかったと思う。問題の解答としては、マスラダ一行が行っていない場所が答えなので、なまじ記憶に残っている土地(≒エピソードの舞台となった場所)の名前を選ぶと不正解になるという罠が張られている。


第12問

 忍殺世界の明智光秀と織田信長はバトル・オブ・ムーホンに参加しており、平安時代より前からニンジャであったことが分かるが、ヴラド・ツェペシュは幽閉生活の中でカラテトレーニングを積むまではモータルだったので、途中までは現実の史実にある程度準拠しているのがややこしい。


第14問

 ネザーキョウに山を張っていたらUCAのアンブッシュを食らってしまった。ゼン・ミライ社のサイケでヒッピーな社風が所謂「西海岸リベラル」のカリカチュアっぽく見える所からの連想ゲームで解答し、結果的にはそれで正解したが、正直これは気の迷いで間違えてもおかしくなかった。


第18問

 これは「仮に何か異常な事態が起こるのであれば本編で描写されていただろう」というメタ読みで解答したが、後で調べた所、インタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(29)にて明言されていた。


番外編:第6問

 センタ試験が終わった後に検索して知りましたが、この問題は作中でも出題されているんですね。しかも解答者をよく見たらあのクルーカットだったという。「キタノ・アンダーグラウンド」を通過した今となってはどこか感慨深いものがありますね。

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