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もっと美味しく愉しもう

イタリアやフランスでは、
レストランでの食事や会話を大切にする愉しみがあります。
日々の疲れやストレスを発散させ心から愉しむのです。

レストランの語源には癒すという意味なので、
言葉通り食事をしに癒されに行くという事なのでしょう。


お店のスタイルで愉しみ方は異なります。

まず、
日本でいう居酒屋や食事をするようなカジュアルなお店。

そこでは大いに話し、笑います。
ラフな格好で行きます。
しかし、マナーはしっかりと守り酒に飲まれる事はありません。
たくさん食べて飲んで騒いで、
夜遅くまで愉しんで帰路に着きます。


次に日本でイメージするようなレストラン。

お店を予約し、行く前から食事を愉しみます。
何着て行こうか。
何を食べようか。
そして、お店の雰囲気、お料理、スタッフや相手との会話を心から愉しみ、
ゆったりと贅沢な時間を過ごします。

きっと、来店する前とした後も含めてレストランに行くという事なんですね。



僕はご飯を食べに行く時に大切にしている事があります。

それは、
何を食べるか直前に決めない事です。

最終的にはメニューをみて決めますが、
ざっくりとハンバーガーにしよう、ラーメンにしよう、カレーにしようという具合。

行く前から決めておくと、
次の日にはその口になっています。
最早変更は不可。

でも、お店に着いて、
メニューを決める頃には1割増し。
目の前に来たときには2割増し。

とりあえず頼んだものを食べるよりも美味しくなっているはず。

お店によっては会話に適しているいないがあると思いますので、
ラーメン屋さんでイタリアやフランスのように語り笑う必要はありませんが、
食事を最大限に愉しむとい事を大事にすると
食べるという行動が、
幸せを噛みしめる行いに変わるのではないかと思っています。

家族で食卓を囲む彼等ならではの文化なのですが、
僕はすれがすごく好きで、
食べるという事を大事にしています。

楽しむではなく、
愉しむという言葉を使いました。

楽しむは、喜びや文字通り楽しいを意味します。
愉しむも同じ意味ですが、
愉快に、心からというニュアンスも含まれています。

食事を愉しむ事でもっと素敵な時間が過ごせるのではないでしょうか。

また、
他の行動に対しても愉しむ余裕が出来たら、
もっともっと心が豊かになるのかもしれません。