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【都市の経済構造を考えてみる!】(第24回)「雇用表もみてみた!(盛岡経済圏)」

前回の第23回は、「付加価値部分を産業部門別にみてみた!」としまして、付加価値部分を構成する主要な項目ごとに産業部門別の金額を確認してみました。

・【都市の経済構造を考えてみる!】(第23回)「付加価値部分を産業部門別にみてみた!(盛岡経済圏)」
https://note.com/areaia/n/n602857611e91

前回の中で、産業部門別の雇用者所得をみておりましたので、今回は雇用表の方も確認していきたいと思っております。

    

◯ 統計情報「雇用表 統合大分類表」を入手

統計の方は、今回もまた、岩手県の産業連関表のサイトから入手しました。

・岩手県 産業連関表
http://www3.pref.iwate.jp/webdb/view/outside/s14Tokei/bnyaBtKekka.html?C=B0303&R=I015

こちらのページにある一覧の、上から11番目から13番目、下から2番目から4番目のところに、「雇用表」がありまして、13部門表、統合大分類表、統合中分類表、と3種類の雇用表があります。今回は、それらの中から「統合大分類表」をみていきたいと思います。次のリンクからEXCELファイルでダウンロードできます。

・岩手県 雇用表 統合大分類表 平成23年
http://www3.pref.iwate.jp/webdb/view/outside/s14Tokei/tokei.download?fileId=s14TokeiInfo-yDWTl.18OYJ.2I4CG5

このエクセルの、「雇用表(36部門)」のシートをみていきます。雇用に関しては、いろんな見方とか深堀りの方向だったり深さがありますが、今回は、ざっくりと入り口をさらう感じでみておきます。

     

◯ 雇用表 総数

まずは、下の方にある合計欄といいますか、総数をみたいと思います。

総数

2011年に盛岡経済圏(岩手県)で、従業している人の総数は、66万人ちょっと、内訳としては、「雇用者」が一番多くて、50万人ちょっとです。

2011年の岩手県の人口が、131万人ちょっとなので、ほぼ50%の人が従業していて、ほぼ50%の人が従業していない人ですね。幼児、児童、就学者、(働いていない)高齢者、専業主婦、病気や障害で働けない人、といった感じでしょうかね。東日本大震災の年ですから、失業されてしまっていた方も多いのかもしれません。

また、2011年の世帯数の方は、506千世帯ということで、1世帯平均で1.3人が従業している計算になります。

          

◯ 雇用表 産業部門別

で、産業部門別です。メインの表だと、従業者総数、個人事業主、家族従業者、有給役員、雇用者などなど内訳が多くいですね。

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従業者総数で、産業部門別にみてみましょうか。

従業員総数

多い順に並べかえてみますと、こんな感じです。

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