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ぶらり、東京建築さんぽ①【2022.03】

先日の中之島の建築さんぽに続き、またまた就職活動中建築巡りについて綴ろうと思う。

東京には面接やらOB訪問で5回ほど行った。
毎回、当然のように就活カバンカメラを突っ込んで向かう。

一度ではあるが、噂のオーボンヴュータンのクッキーをゲットすることもできた。

インターンシップに比べて時間に余裕があるので、のんびりと建築巡りを楽しんだ。
まわった順に紹介しようと思う。

千代田区立日比谷図書文化館

最初は、高橋武士が設計した日比谷図書文化館
閉館が近づいていたので、中には入らず外観のみ

エッジの効いた3角形のフォルムと窓から漏れる光が可愛らしい。

ちなみに、昼間はこんな感じ。

市政会館・日比谷公会堂

お次は、佐藤功一が設計した市政会館・日比谷公会堂
設計者の佐藤功一は早稲田大学の教授で大隈講堂の設計者だそう。

ネオ・ゴシック様式の外観は縦のラインが強調されていて美しい。
タイル貼りの外観も公園に良い感じになじんでいる。

日比谷公園のすぐそばには、少し前に建て替えが発表された帝国ホテルもある。
現在の帝国ホテルは3代目で高橋貞太郎が設計し、1970年に完成したもの
4代目は2036年に完成予定
設計者はフランス・パリを拠点に活動している田根剛

中銀カプセルタワービル

続いて黒川紀章が設計した中銀カプセルタワービル
すでに取り壊しが予定されていたので、その前にひと目見たいと思い訪れた。

設計者の黒川紀章菊竹清訓大高正人槇文彦らと共に提唱した『メタボリズム(新陳代謝)』という思想をもとにデザインされたその外観は、洗濯機を積み重ねたような特異なものであった。

その特徴的な外観は『メタボリズム(新陳代謝)』という思想を具現化したようなデザインであり、国内外で高く評価されていた。
しかし、老朽化により2022年4月から取り壊されることが決まった。

かなり老朽化しているものの、メタボリズムという思想の熱いエネルギーのようなものは感じられた。

東京ジャーミイ・トルコ文化センター

続いて、代々木上原にある東京ジャーミイ・トルコ文化センター
設計者はトルコ人のムハッリム・ヒリミィ・シェナルプ
日本最大のイスラム教寺院

礼拝堂は大きなドームを小さな6つのドームが支えるような構成になっており、ビザンチン建築のエッセンスも感じられる。
柱が少なく開放的な空間が広がっていた。

壁面はイスラム建築らしくイスラミックタイルや色鮮やかな色ガラス、美しいカリグラフィーそして流麗なアラベスク模様によって美しく彩られていた。

他にもイスラム建築の特徴でもある、オジー・アーチゼブラ模様のアーチも見ることができる

キリスト教の教会では天井に幾何学模様に加えて、人や動物の絵画や彫刻などの装飾が施されることが多いがイスラム建築では見られない。
というのも、イスラム教では人間や動物の絵画・彫刻を禁ずるという背景があるためだ。

ちなみに、礼拝堂内には女性専用のスペースも!
らせん階段を上がった先にあり、より近いところでドームに施されたカリグラフィーなどを見ることができます!

緑のゼブラ柄が玉ねぎ型のオジー・アーチ

SHIBUYA SKY

続いては、建築とは関係ないですがSHIBUYA SKY
渋谷上空約230mに位置する展望デッキ
ちなみに、入場料は2000円

展望デッキに上がると圧巻の景色が広がっていた。
視界を邪魔するものは何もない。
この日は天気も良く美しい景色が遠くまで続いていた。

今回はこのへんで


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