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リーバイス501を糊付けするメリットと留意点

リーバイス501を履きはじめて、35年ほどになりますが、リジッドは水通しててサイズを縮めるだけのセットアップをしていましたので、糊落とししてからのセルフの糊付けをしたことはなかったわけです。

ただ、去年、リジッドから履いているリーバイス501のLVC1966モデル(ホワイトオーク)については、わりと自由にラフに履いてみようと思っていましたので、実質、約2ヵ月程度履いた状態で糊付けしてみました。

この1966モデルのセットアップ方法は、こちらの記事で紹介しています。
リーバイス501のLVC1966モデルを2サイズアップで履いてみる
この501は、2サイズアップして履いていることもあり、フロント部にシワがビシッと入らないんですね。糊付けする理由は、そうしたこともあります。

糊付けする前の状態です。

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うっすらとヒゲが入り始めています。

後ろです。

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ひざうらのハチの巣は入りにくいので、もともとも、あまり期待はしていません。

履いた状態です。

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2インチアップですが、シンチバックのあった位置でウエストサイズを調整しています。

糊付けの前に、軽く水洗いします。

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軽く水通しで洗う程度なので、洗面器で十分です。

2~3分の状態です。

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水は黄褐色になります。
汚れとも、インディゴとも、糊とも判別しがたいですね。インディゴでもこうした黄色になりますが、汚れの可能性もありますね。

水を抜いて、脱水機にかけ、裏がえてしてひろげます。

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ビニール袋の大きいのを引いています。糊は、ドラッグストアに売っている普通の洗濯糊です。ポリビニルアルコールですね。匂いが少しありますが、乾くと抜けます。


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シワが入りそうなところに、糊をたらして、手で伸ばして塗っていきます。
この事例では、お尻には塗っていません。色が落ちすぎて、尻が真っ白になってしまったら、カッコ悪いような気がしたからです。

シワをしっかり入れるため、糊を塗ったまま履きます。風呂場とかで履いた方がいいですね。糊がついたまま履きますと、余分な糊が表生地からにゅうっと出てきます。
このことから、糊で硬くなるだけでなく、表面の質感も完全に変わることが分かりますね。

そろっと脱いで、乾かします。

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シワのかたち残すため、寝かせて乾かしていますが、それほど、きれいなシワがついているわけではありません。糊付けする場合は、乾いてからのシワ入れが本番だということが分かります。
ある程度乾きましたら、ハンガーにかけて乾かします。

出来上がりです。

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元から入っていたシワがかなり生きているようです。色は、1966モデルの場合、青みが弱くなり、黒味が出ます。

後ろです。

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まとめ

とりあえず、履き続けてみないと分からないということはありますが、糊付けするメリットとしては、オーバーサイズをリジッドから履く場合でも、シワをしっかり入れれることではないかと思います。
留意点としては、糊が表面に染み出て固まりますので、擦れて白くなった部分が本当に色落ちしているのか、固まった糊がこすれて白くなったのか、判別がつきにくいことではないかと思います。

糊を少量、固めた状態の写真です。

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生地表面にも、こうした糊が生地と一緒に固まっていますので、きつく擦れた時にはその部分が白くなり、払うと消えるということはあります。

長期的に履いていけば、本当の色落ちに変わっていくのではないかと思います。

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