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ゲームの選択肢VRゲームを遊ぶ

ゲームは新しいステージへ移行しようとしています。テレビや専用モニター越しで遊ぶ時代から、ゲームの世界へそのまま入って行けるVirtual Reality(VR)のゲームが徐々に注目されています。
VRゲームとそれらを動かす専用機器などを見ながら、今回はVRゲームの世界を覗いてみようと思います。

ゲームやその周辺のことについて色々書いています。良かったら他の記事も読んでくださいね。

VRとは

VRとはなんなのか。それを知らないことには話が始まりません。
最初にVRについてお話ししましょう。

映画の話になりますが、1999年公開の「マトリックス」という映画を知っているでしょうか。
この話はVRと直接関係ないかもしれないですが、その世界観を表すのに適しています。
Wikipediaから一部抜粋します。

“Wikipedia「マトリックス」のストーリーから“

トーマス・アンダーソンは、大手ソフトウェア会社のメタ・コーテックスに勤めるプログラマーである。しかし、トーマスにはあらゆるコンピュータ犯罪を起こす天才ハッカーネオという、もう1つの顔があった。平凡な日々を送っていたトーマスは、ここ最近、起きているのに夢を見ているような感覚に悩まされ「今生きているこの世界は、もしかしたら夢なのではないか」という、漠然とした違和感を抱いていたが、それを裏付ける確証も得られず毎日を過ごしていた。

ある日、トーマスはパソコンの画面に「起きろ、ネオ(Wake up, Neo.)」「マトリックスが見ている(The Matrix has you.)」「白ウサギについて行け(Follow the white rabbit.)」という謎のメッセージを受け取る。ほどなくしてトリニティと名乗る謎の女性と出会ったトーマスは、トリニティの仲間のモーフィアスを紹介され「あなたが生きているこの世界は、コンピュータによって作られた仮想現実だ」と告げられ、このまま仮想現実で生きるか、現実の世界で目覚めるかの選択を迫られる。

この映画の主人公や仲間たちは現実とは違う現実世界、仮想現実(バーチャルリアリティ)の世界にいることに気がついてしまった所から物語が始まります。
映画自体も面白いので、シリーズで見るのをお勧めしておきます。

VRとは仮想現実のことで、実際には現実ではないけれど現実と同じような世界を指します。

現実と同じような世界とは、現代でも良いし西洋の中世でも良いです。ファンタジーの世界でも良いし、流行りの異世界でも良いです。
現実の世界ではなくて、仮想の現実ですから世界の創造主の思うように世界を設定できます。
そこでは魔法が使えたり、体からビームが出たり空を飛んだり、世界の設定に合わせてできることが無限です。
マトリックスの世界のように、近未来の世界なら時間を捻じ曲げて操作することも可能です。
実際にはそんなことは出来ないのは誰もが思っていますが、そういう世界を作って体験体感までできるのがVRなのです。

VRを体験するために必要なもの

VRを生身の状態で体験できるほど私たちの文明は進んでいません。ですから、何かの装置が必要になるのは言うまでもないことです。
VRを体験するには今のところゴーグルのようなものを頭につけて、そこに映る映像を見ることで実現します。
VRを自宅で楽しむなら、VRのゴーグルが必要になります。
VRの機器はいくつもありますが、実際に手に入れるときに買いやすいのはOculus Quest2でしょう。
価格は38,000円未満で購入できて、基本的にはそれだけ買えば他に買うものはないです。(ゲームは買ってください)

快適なVRを実現するとは言い難いですが、他のVR機器を購入する1/4程度の値段で購入できるのはお財布に優しいですね。

もっと性能を上げようと思ったら、Oculus Quest2をパソコンに接続してSteamと連携しましょう。
そうすると、パソコンの性能にもよりますが、よりリアルな体験をすることができます。

私はHTC社のVive Proという製品を使っています。

その他にはSteamを運営しているValve社のindexという製品も人気です。

これらの製品を使うと、マトリックスのような世界を体験できるのです。

VRの世界

実際にVRを体験してみましょう。と言っても、VRの空間を見せるのは容易ではないです。
とにかく説明していきますと、目の前に広がっているのがあなたのいる世界です。
見えているもの全てに触れたり、その世界を実際に自分の足で動いて体験することができます。
完全なる現実と違うのは、触れても感触がなかったり、食べても味がしなかったり、敵の弾に当たっても痛かったりしないことです。
敵の弾に当たって痛いのが感じられないのは幸運ですが、実際にゲームをプレイするとゾンビに首筋を噛まれた時には「痛い!!!」と思わず言ってしまいました。

「そんなにリアルなの?」

そう思ったあなた、半分は正しいです。そして、半分は違います。
想像するのに何がいいか考えてみましたが、世界で一億台売れたPS4のゲームを思い浮かべてください。
特にリアルなものがいいです。
パソコン版もありますが、PS4の「Detroit: Become Human 」が面白くてリアルだったので、これを基準にしましょう。


人間の表情まで細かくCGで表現されていて、本物まではもう少しかもしれないですが、映画だと言われるとそうかもくらいのレベルです。

残念ながらVRはここまでの映像を表現できません。
映像クオリティが低いのにリアルだと言っていいのでしょうか。

VRゲームがリアルな理由

VRでは映像の他にコントローラーの振動や音、自分の周囲が360度見渡せるなど現実に近い体験ができるようになっています。
屋内でしかも日本の住宅事情を考えると歩き回るということは難しいですが、広い空間があれば実際に走っていくこともできます。
ゲームを始めると、モニター越しでは感じられないほどの没入感を得られます。
VRを初めてする人にお勧めしているのは、ジェットコースターの体験ができるゲームです。
現実とは違う世界ですが、すぐに忘れてしまってジェットコースターのあの恐怖体験を味わうことができます。
さすがに現実と同じというわけにはいかないですが、そこそこな体験をしてVRの入り口に立つには十分だと思います。

RPGでモンスターと対峙しても、実際は画面の中にいる登場人物が戦っているだけですが、VRではモンスターが目の前にいて自分が主人公で、剣を持っている手を振り抜かないと相手にダメージを与えられません。
モンスターの攻撃は自分が動いてかわすか、剣や盾で受け止めないといけないのです。
瞬時の対応が生死を分ける緊張感がVRの没入感をさらに高い次元へ引き上げます。
モンスターを切った時の手応えは、コントローラーの振動でかなりリアルに伝わってくるので、RPGで勇者や剣士を選んだら剣道をやってるような人が上手いかもしれません。
魔法の世界へ行ったら、いつもならコマンドから魔法を選択してキャラクターが勝手に呪文を唱えますが、VRでは魔法を唱えるには魔法の杖で呪文固有の魔法陣を描く必要があります。
魔法陣の正確さによって威力も変わってくるし、描くスピードによっても威力が変わります。遅かったり不正確だったりすると魔法そのものが発動しないこともあります。
チュートリアルで練習しますが、魔法使いって大変だって思います。
そうは言っても、ゲームですから簡単に魔法を使えたり、戦ったりするゲームの方が多いです。

銃撃戦を演じるなら振り向いて撃つを実際にできるのがVRです。

VRゲームにあるジャンル

VRゲームでは色々なジャンルがあります。
いくつか挙げてみます。

1:シューテング
2:スポーツ
3:アドベンチャー
4:RPG
5:リズムゲーム(音ゲー)
6:フィットネス
7:体験型ゲーム(ジェットコースターなど)
8:その他
9:アダルト

簡単に書いただけでもいくつかの種類があります。
VRを始めたら好きなジャンルから始めるといいですね。
個人的にリアル感がすごいと思ったのは釣りのゲームです。
リールを巻いて釣るのですが、魚が引いた時の重さがないので実際と違うんですが、それでもリールを巻く振動とかリアルで、ちょっとびっくりしました。
後は、ゴルフのゲームです。
実際にゴルフをやってる人が言ってましたが、現実で右に曲がっていきやすい人は、VRでも右に曲がっていくんだとか。

「リアル=面白い」ではないですが、リアルさはVRでもっとも重要な要素の1つだと思います。

まとめ

VRはまだ発展途上な分野ですが、これからもっと性能が上がっていけばソードアートオンラインのようなフルダイブ型のRPGも出てくるでしょうし、機械もコンタクトレンズ型やもっと違う方法で脳へ直接体験を入力する方法が出てくるかもしれないですね。
怖いような気もしますし、ワクワクする気持ちもあります。
今後のVRに注目していきたいです。

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