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【読書メモ59】組織の文化づくり

今回読んだ本

カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方

https://www.amazon.co.jp/dp/4799326686/

なぜこの本を読んだか?

私の仕事は組織づくりです。
いま出ている成果を強固なものとし、さらに良い成果を目指せるような組織をつくることです。
そのためには、今ある組織の文化をより浸透させ、自分が持つ組織の文化も作っていく必要があると考えています。

共感したこと

自社にとってどんなカルチャーがふさわしいのか。
そしてそのカルチャーはどういったものなのか、言語化する試みそのものに意味があります。
経営者や経営陣、あるいは人事担当者がそれを試みることで、そのプロセスを通して社員の共通認識が生まれ、組織としての意思決定が強固なものとなるからです。
p130

今あるカルチャーが、なぜそうなったかを考えたことがあります。

そうすると、会社で起きる様々なことに対して「どうすべきか」を示しているということに気づきます。

言語化されているカルチャーは、シンプルだけど、とても奥が深いのです。それは、言語化するときに、会社について相当考え込まれているからです。

今あるカルチャーに「なぜ」を問いかけた経験によって、この「言語化の試み」ということが重要であるということに共感しました。

社員にとって「いい会社」とは、極めて主観的な概念であり、普遍的に誰にとっても「いい会社」というわけではないことです。
p5

社員にとって良い会社をつくろうとするとき、社員が考える「良い会社」をそのまま応えようとしないこと。
お客様、会社、他の社員など、関係する人たちにとって「良い会社」であることが大事。

気づきを得たこと

バリューが「ミッションを達成するうえで必要な行動指針」であると同時に「何を捨てるべきか」を定義していることです。
p83

やらないことを決めるということ。
A案とB案のどちらかを決めるとき、どちらも良いということはよくあります。
そんなとき、「やるべきこと」だけでなく「やらないこと」を決めておくことも有効だと思いました。

人それぞれの特性に合ったカルチャーを選べるように、企業のカルチャーは多様であるべきなのです。

最近の多様性に合わせた考えでしょうか。

カルチャーは集約されていくものと考えていましたが、こういった観点も持っておく必要はありそうだとも思いました。

これからやること

・キーマンを巻き込み、一緒にカルチャーをつくる
・形骸化しないようカルチャーを伝え続ける


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