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【読解】 磯崎Ⅲ_磯崎新+浅田彰「デミウルゴスとしてのAnyoneの断片的肖像」
最初の断片の磯崎Ⅰで語られたことが、より詳しく紹介されます。
第一段落人体が建築の基本である「古典主義は一八世紀の中期まではほぼ順調な展開を見せた」のですが、それ以降が問題となります。建築における古典主義的デザインはラテン語のような、西欧社会のルールでした。
第二段落18世紀の後半、理性に基づく科学的な考え方の影響が広がりました。そして建物は古典建築のようにデザインしなければならない、という意
【読解】 磯崎-Ⅰ_磯崎新+浅田彰「デミウルゴスとしてのAnyoneの断片的肖像」
この記事の題名にもなっているテクスト、磯崎新+浅田彰「デミウルゴスとしてのAnyoneの断片的肖像」は磯崎-Ⅰ、浅田-Ⅰから磯崎-Ⅴ、浅田-Ⅴの合計10の断片で構成されています。これはまず1991年の『批評空間』第1期No.2に、その後1997年にNTT出版の『Anyone〈増補改訂版〉 建築をめぐる思考と討議の場』という書籍のpp.64-78に収められました。ぼくの記述は後者に依拠しています。