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『#ふらっと』でシン・ウルトラマンを紹介していた。

 『パンサー向井の#ふらっと』で『シン・ウルトラマン』の特集コーナーが。毎回何の気もなしに聴いてたがこればかりは別。ゲストはウルトラマン大好き芸人:パラレル反抗期の荒井義久さん。あいにくこの方はご存じなかったが、その愛情は如何程か。
「知っている人なら開始五秒で仰け反る」
「しかし初めて観る人、知らない人でも『現代リブート版』なのでもちろん楽しめる。予備知識ゼロでも大丈夫、むしろそういう人ほど事前情報を入れないで行って欲しい」
 とオススメしていた。やはりそういう説明になるか。後半部分は『シン・ゴジラ』と被る部分があるものの、知らない人・何となく知ってるくらいの人にオススメするのなら表現も似てくる。そこから最終的に映画館へ足を運んでもらうには、さらにもうひと押しいるだろうが……

 それにしても滝沢カレンの
「人間と宇宙人って、どうやって会話するんですか?」
 という趣旨の質問は面白く感じた。「あ、そういうトコが気になるの?」と思ったが……同時に「大丈夫、その点もしっかり描かれてますよ」としっかり答えられる映画でもあるからだ。
 ザラブはもろに宇宙人のままだが解決方法をしっかり用意していた(※ここも現代的にリブートしている)し、メフィラスは人間の姿で人間の文化を完璧に理解したうえで対話を始めた。改めてその抜かりなさに感心する。
 その上でラジオでは、感情を見せずにどこか機械的でもある斎藤工=ウルトラマンと、多彩な表情で言葉巧みに語る山本耕史=メフィラスとの対比をきちんと紹介していた。SNSの反応を見るとその山本耕史に対する評価が非常に高いので、先に書いた「もうひと押し」になるかもしれない。予告で登場して以降「只者ではなかろう」と思っていたが、やはり只者ではなかったですね。
 あと科学者枠・滝役の有岡大貴についても「彼を評価してくれる人が多くて嬉しい」というジャニーズファンの声もよく聞かれる。実際良かった。同じ科学者枠・船緑役の早見あかりとのやり取りも面白い。脇を固める人が面白いと思える映画は推しやすい、そんな気がします。

 さらに番組内ではこんな風に語っていた。
「シン・ウルトラマンを観た方ならぜひ初代『ウルトラマン』を観てほしいが、その前の『ウルトラQ』も観て欲しい。人間が怪獣と戦っていた世界観の続きがウルトラマンだから」
 これは……開幕五秒どころかタイトル部分で一瞬「え?」となる部分への大ヒントです。カントクくん(庵野監督)とシンジくん(樋口監督)が以前一緒に何を作ったか。語れるのはここまでかな。

 そんな『シン・ウルトラマン』の興行面を振り返ると公開三日で動員64万人・興収9.9億と大ヒット。平成に入ってから製作されたウルトラシリーズ劇場版の成績をたった三日で抜いてしまった。一周目終了時点で早くも100万人突破・興収15.4億と平日でもきちんと稼いでいる。
 二周目の土日も動員一位は確実なようで、ここで20億に届くかどうかがロングランの鍵を握るかと思われる。本格的な夏興行が始まる7月までにどれだけ積めるか。その数字によっては夏休み期間中もどこかのシネコンで1,2回くらいは流してくれるかな、と期待してしまう。そうなって欲しいです。

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