最新戦法の事情【豪華版】(2019年7月・振り飛車編)
どうも、あらきっぺです。
タイトルに記載されている通り、振り飛車の将棋を見ていきましょう。なお、前回の内容は、こちらからどうぞ。
なお、当記事の注意事項については、こちらをご覧くださいませ。
最新戦法の事情 振り飛車編
(2019.6/1~6/30)
調査対象局は74局。それでは、戦型ごとに見て行きましょう。
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◆先手中飛車◆
13局出現。出現率は約17%で、5月と比較すると半減しています。これは、やはり後手超速に苦慮していることが最大の原因と考えられます。
中飛車側は▲6六銀型で対抗したり、▲7八金・▲6八銀型で対抗したりするのが主な対策ですが、どちらも攻めの形が作りにくいという問題点を抱えているので、なかなか満足のいく展開にはなりませんでした。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
そのような背景があるので、中飛車側はそれらとは違う形を模索するようになりました。(第1図)
2019.6.17 第32期竜王戦4組昇級者決定戦 ▲黒沢怜生五段VS△千田翔太七段戦から抜粋。
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