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【スト6】はいあがりマスターキャミィ(11)より強い力で・零式

今回の対戦動画:ストリートファイター6 はいあがりマスターキャミィ(11)より強い力で・零式

題名の読み:よりつよいちからで・ぜろしき

 レート1300台へ帰《かえ》ってきた所《ところ》で、次の段階《だんかい》へ進むための訓練《くんれん》やキャラ対策《たいさく》にはげむ。その時、現《あらわ》れたのが、エド。環境《かんきょう》キャラの一人と云《い》えるだろう。しかも、このエド、なかなか荒《あら》っぽい。最初の対戦では負けてしまう。その後、キャミィ側《がわ》はどうしたか。「より強い力をぶつける」。王者《おうじゃ》のような不遜《ふそん》さだが、勢《いきお》いでは無く、実力で戦おうとする者《もの》であれば、当然の選択《せんたく》だろう。さらに「技も使う」。つまり、真正面《ましょうめん》からぶつかってくる牙《きば》を、へし折るだけで無く、触《ふ》れずに無効化《むこうか》してしまう。なかなか強烈《きょうれつ》な対戦になったようだ。

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 そんな訳《わけ》で、一戦目、ラウンド1。キャミィによる猛攻《もうこう》。それだけで終わる。前の対戦で負けたとは思えぬ迫力《はくりょく》だ。まさに「より強い力をぶつけた」結果のようだが、これは前回の対戦によって得《え》た、相手のエドは激《はげ》しく攻めてくる、と云う、推測《すいそく》からすると、当然の結果だろう。

 なぜなら、キャミィ側の攻め方は単に暴力を振るっていたのでは無く「暴れ潰《つぶ》し」になっていたからだ。つまり、攻めの最後に小スピンナックルを入れる事で、通常技をガードした後にすぐさま反撃しようとしてくる相手であれば、そこに小ナックルが刺《さ》さるような構成《こうせい》になっているのだ。

大パンチをガードされた。
こちらが不利になるので、暴れがちな相手は反撃したくなるかもしれないが、
それをキャンセル小ナックルで潰《つぶ》す。
これが「暴れ潰し」だ。

 ラウンド1の猛攻はこれが連続して決まっている事で成立している訳だ。だから、暴れるように攻めまくってくる相手には、それ以上にこちらから攻める、は、実を云うと、まっとうな対策になり得《う》る。

 さらに云えば、小スピンナックルはガードされると相手との距離が縮《ちぢ》まり、かつ、自分が不利になると云う、普通なら通常技をキャンセルして撃《う》ちたい技では無い。また、ガードされた時の小ナックル締《じ》めは普通にジャスパで返《かえ》される。また、ひたすらOD無敵技で割《わ》り込んでくるような荒らし型の相手にも良い選択とは云えない。今回のエドはバクチ的な荒らしでは無く、普通に攻めを押し付けたい型の相手だったようなので、暴れ潰しが、たぶん偶然《ぐうぜん》だろうが、嚙《か》み合ったのかもしれない。

 さて、ラウンド2。今回はさすがに同じような攻めは通らない。ストライクも落とされる。ならば、大ナックルで地上から強引《ごういん》に攻める。そして、さらにしつこくストライク。とは云え、これは効果的な戦法にはならず、相手の反撃を受けて、体力をかなり奪《うば》われてしまう。それでも、ジャンプ小キックでのめくり攻撃、さらに、起き攻めフーリガン、と、様々な手札《てふだ》を切っていくが、あまり有効打にならず、逆《ぎゃく》に転《ころ》ばされて起き攻めを受けそうになる。

 そこでリバサSA1をぶっぱなす。勢《いきお》いで攻めがちな印象《いんしょう》の相手だからこその選択か。個人的には褒《ほ》められたものでは無いが、ぶっぱを使ってきた相手に対して、さらに上のぶっぱで返《かえ》すのは、まさに、より強い力をぶつける、と云った所か。ぶっぱには、より強いぶっぱを。いわゆる、全身全霊《ぜんしんぜんれい》で荒らしまくる。そんな対策に近い。

 この後、乱打戦となるが、こちらのストライクが刺《さ》さり、そこからエリアルコンボ追撃《ついげき》。さらに、起き攻め。ここで相手がリバサでSA1をぶっぱなしてくる。まさに、暴れ合戦《がっせん》だが、こちらはすでに相手が暴れがちだと読んでいる。
 

垂直飛《すいちょくと》びでリバサぶっぱを避《さ》けてからの、
キャノンスパイクコンボで締《し》め。
これで一勝ずつ。

 さて、二戦目。今回もキャミィが力で攻めまくっている。もう、どちらが攻めたがりなのか分からないくらいだ。今回はエドも攻めたがりな動きが表《おもて》に出てきている気がするが、私のキャミィも実は攻めたがりな過去《かこ》があってな…。

 投げに偏《かたよ》ったゲーム性が嫌《きら》いな私は基本投げを使わずに打撃だけで攻めまくり、低空ストライクで相手の足辺《あしあた》りを踏《ふ》みまくって有利フレームを取る事で攻めを継続《けいぞく》するみたいな、打撃特化型キャミィ、通称《つうしょう》”零式《ぜろしき》キャミィ”を開発したのだ…。ストリートファイターZERO3《ゼロスリー》の打撃が有力な実力本位のシステムを理想とした戦法だから零式。つまり、相手のエドよりも極度《きょくど》に超《ちょう》攻めたがりキャミィとしての力を隠《かく》し持っていたかもしれない、とも云えるか。それを、今回、計《はか》らずも使う形《かたち》になったか。

打撃ッ、ストライクッ、打撃ッ、ストライクッ。
独自戦法を編《あ》み出すくらいの、攻めたがり力!
起き攻め生ラッシュ置きしゃが中パァン!!
低空ストライクで近づいてからの低空ストライクッ。
起き攻め垂直飛びすかし投げ、からの、
ジャンプ小キックで相手の飛びを撃墜《げきつい》ッ。

 これでラウンド1を頂《いただ》く。ラウンド2もストライクと大ナックルとでワガママに攻めていく。そして、

いつもの。積極的《せっきょくてき》なODフーリガン投げ。
追撃《ついげき》はもちろんSA3。
画面端《がめんはし》へ追い詰《おいつ》めて、小パンを二発当《はつあ》てたら、
相手がSA3を思い切りぶっぱ。だが、当たらず。
最後のインパクトコンボがヌルかったが、中パン起き攻めで決着。
インパクトコンボでスタンさせたかったんだろうな…。

 やりたい放題やないか。最近は差し返し狙《ねら》いのマジメなキャミィをやっていたつもりだが、相手の性質によっては、それとは違《ちが》う正解も有り得《う》る、と、云うべきか。手札《てふだ》の多さで勝ち越《こ》した対戦だったのかもしれない。

 そして、実を云うと、このような、中距離《ちゅうきょり》でのまともな睨《にら》み合いを拒否《きょひ》する戦法は、エド対策としていちおう有効かもしれない。エドは網《あみ》みたいなものでこちらを捕《つか》まえて強制的《きょうせいてき》に択攻《たくぜ》めを仕掛《しか》けてきがちな印象《いんしょう》が有り、それとまともに組み合うと、エド側が一方的に攻め続ける展開《てんかい》になりやすいかもしれない。それを防《ふせ》ぐためには、相手の対空をストライクなどで乱《みだ》すなどして素早《すばや》く接近《せっきん》する、と云う選択肢《せんたくし》が良いのかもしれない。

 当初《とうしょ》はガン攻めみたいなエドをさらにガン攻めで押し切るみたいな話にするつもりだったが、わりとマジメなエド対策としても役に立つかもしれない話《はなし》になったか。

 当面の目標《もくひょう》であるレート1500台到達《とうたつ》のためには、エドのような環境の中心にいそうなキャラを対策する事も大切になるだろう。今回の戦法は手札の一つとして覚《おぼ》えておきつつ、マジメな訓練を引き続き行《おこな》っていきたい。

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*この記事は対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』を取り上げるものであり、その関連商品を宣伝《せんでん》するものではございません。また、この記事は以下の基準に則《のっと》って作成しております。

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<更新履歴>
2024/9/12:題名の読みを追加。