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結局なんとなく自然っぽいパンを買いました

地域の中で「腐る経済」を循環させる。
「借菌」とか、「菌遊系」とか、言葉遊びのセンスが面白い。  
パンを、生産と消費をつなぐ手段として捉えているのも素敵。
マルクスの資本論があちこちの裏付けになっているから、納得感もある。

「小さくてもほんとうのことがしたい」

私も人生の中で、何かの「声」を聞ける人になりたいと思っている。

パン職人さんも、「菌」の「声」を聞く人なんだなぁ、
「菌」の世界から日々自然に触れている人なんだなぁ、
かっこいいなぁと思った。

さて私は何の「声」が聞けるようになりたいかなぁ。人?いや、人こそ自然と離れすぎてて、ずっと複雑かなぁ?

何はともあれ、読み終わった後には、おいしいパンが食べたくなっていた。

渡邉格(2017)『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 タルマーリー発、新しい働き方と暮らし』講談社+α文庫。

2021.1.8

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