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なんとなく灰色に包まれたイメージ

ちょっと薄暗い、アンダーグラウンドな雰囲気の、
でも素敵な人たちが集まってきそうな、
美味しい食べもので満たされてそうな、
そして私が、こんな場所開きたいって思うような、

そんなたまり場の本棚で見つけた一冊。

「おいしい」は1つの側面、評価軸だけではないことが学術的?に取り上げられていて、卒論のときに欲しかったな〜と。

あと面白かったのは、分業化と効率化の話。
作り手と食べ手、といったことだけではなく、
栄養の面まで、
たとえば栄養補給食とか、カロリーゼロとか、
あと噛む回数を減らすという咀嚼の面でまで、
分業が進んでいるという捉え方になるほどなと思った。

それで言ったら、もう一度その分業を取り戻す行為、
作る行為、1つの食からでなく多彩な食から栄養をとらせる食事、よく噛んでもらう献立なんかをあえて提供する店や人があっても流行るのではないかなと思った。

今田純雄(2005)『食べることの心理学ー食べる、食べない、好き、嫌い』有斐閣選書。

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