「シグナル:未来学者が教える予測の技術」を京都のホステルで読んで思ったこと
一冊の本をブックオフで見つけた。
「シグナル:未来学者が教える予測の技術」(リンクはAmazonです)
(出版社に働いていた者が「ブックオフ?」という、批判を受けそうだが、その出版社を辞めてからは結構頻繁に使っています。その理由はまた別のnoteに)
Amazonには以下のような宣伝が。
ブラックベリーはなぜスマートフォン時代を見逃したのか?グーグルが自動運転車を走らせているのはなぜか?ウーバーと他のスタートアップとの最大の違いはどこにあるか?
著者は未来学者のエイミー・ウェブ。初めて未来学者という肩書を耳にしました。
次に来る「主流"X"」をどうやって見抜くか?
とっても大雑把に私なり読んだ内容を言うと
「未来を予測するには、かすかなシグナルにも耳をすまし感じ取れ!」
という感じ。その具体的な方法は以下の6つのステップ。
①社会の端っこに目を凝らす②CIPHER(サイファ)を探す[CIPHERとはC(矛盾:Contradiction)、I(変曲:Inflection)、P(慣行:Practice)、H(工夫:Hack)、E(極端:Extreme)、R(希少:Rarity) の頭文字をとった略語]③正しい質問をする④ETA(到着予定時刻(Estimated Time for Arriving)を計算する⑤シナリオと戦略を考える⑥行動計画の有効性を確認する
実はこの本、11月には読み始めていたのだが、読み終えたのが正月の京都のピースホステル三条。
本は読みなれていないとどうしても時間がかかる。勘というか、慣れというか、そういうものは筋トレと同じく、カラダというかアタマがなまってしまう。
この本を読んでから6つのステップすべてを実践していないが、①社会の端っこに目を凝らすと④ETA(到着予定時刻(Estimated Time for Arriving)を計算するを意識するようになった。
2018年の新年に東京を離れ京都に来たのは、普段の生活から離れてまるで日本に旅行に来た外国人なら、どう行動しどう考えるのか、というのを知りたかったから。
その外国人の目で日本の未来を予測してみたいな、と。
旅をすると、普段の生活やってしまいがちなことをやらなくなる。それは
「ながらテレビ」と「ネットサーフィン」
旅行中にだらだらテレビを見たりネットサーフィンするより、どこかに観光に出かけるか何かを食べに行くかに時間を使いたい。
日本のテレビでは年末は、大相撲の問題が延々と流されていた。そしてネットでは神社関係者の殺傷事件。
もっとも日本らしい年末年始に、もっとも日本らしい(と思われる)相撲と神社でのトラブル。
テレビやネットを見ると、それが日本の大問題のように感じられてしまうが、見なくなると日常生活にそれほど影響を与えるものではないことに気が付かされる。
昨日の1月8日には成人式当日に計画倒産という振袖詐欺のトラブルのニュースもあり、都内23区では8人に1人が外国人というニュースもあった。
これら4つのシグナルは何を表しているのか?
日本という国を取りまく問題点が表れてきているように感じる。
新しくしたメガネで、より細かくシグナルを見逃さないように2018年はじっくりと目を凝らそうと思いました。
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