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スペイン語独学でまず最初にやったこと〜動詞は本当に大事!と思った

おはようございます、こんにちは、Mariaです。夏気分で半袖T シャツで過ごしていて喉を痛めました。朝晩寒くなってきたので皆さんはどうぞお気をつけくださいね。

さて、今回は、改めて勉強し始めた時のことをお伝えします。

● 新聞が読めない!

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7年間住んでいて全くスペイン語の勉強をしなかったわけではなく、自分なりに日本から持ってきた文法テキストなどでゆるく勉強はしていました。

それと、たまに新聞とか雑誌を読んだり。。しかし、これがまた難関で、フレーズの配置が意味不明。コンマとかコロンとかいっぱいついてて、何が一番言いたいことなのかわかりませんでした。

さらに、スペイン人は妙に比喩とか長い装飾語のようなものを織り交ぜた文章を書くので、それを訳していると、前のフレーズを忘れるというw。

確信が掴めず、訳して前の内容忘れるの繰り返し。すぐ飽きました。

文法テキストにある短いフレーズとは全く違うので、とにかくこれをなんとかせねば、と思いました。

● ああ!喋れない!

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会話中、相棒がすっごくつまらなさそうな顔をして

何言ってるかわかんない

というのが一番辛かったです。

最悪だったのは、相棒の家族に何かを説明するとき、義父母は子供の話し言葉に慣れているせいか、なんとなく想像して受け答えしてくれるのですが、その横で

お母さんとお父さん、君が言ってること全然理解してないからね

って言うんです。それを聞いてお義母さんが相棒を怒ってくれるんですが、本当に泣きそうになるぐらい辛かったです。

でも、相棒がこんなふうに言うのには訳があって、それを最近までわかりませんでした。

● 今の私には何が必要?対策を考える

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上記の2つ、「新聞を読むこと」「スムーズに意を伝えるようになる」を目標にするために、何が一番必要かを考えました。

そして、山ほどある動詞の活用を覚えねば、と言うことにまず行き着きました。今まで、動詞の原型を知っていても、わからない時は人称、時制を無視して話していたんです。

それも、当時知り合った日本人の友人が、わからない時は動詞の原型で話して、相手に想像して意図を汲み取ってもらっても、なんとか会話が通じる。話さないよりはマシ、とアドバイスをもらっていたからです。

これは今でもたまにそういうシチュエーションはあります。でも、もう活用を知っている今、自分で喋っていてすっごく違和感があります。

● 一つの動詞に。。。

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ラテン語系言語を勉強されている方ならもうご存知ですよね。

スペイン語も例に漏れず、一つの動詞に56もの変化形があるのです。

現在形、2つの過去形、未来形、過去未来形、接続法、2種類の接続法過去、命令形、そこに、6つの人称変化があるのでここまでで54個、現在分詞と過去分詞の2つを加えると56。

英語と一緒でいわゆる末尾が同じ変化をするだけのパターンもあるのですが、不規則変化もあるので、最初は目が回って気が遠くなりました。

● とにかく覚えるしかない!

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インプットには声を出して覚えることが一番の方法なのですが、私は古い日本人なので、どうも口に出しても覚えにくくしっくりいきませんでした。

もうとにかく書く。

これをひたすら続けました。覚えるまで、同じ時制の順番でどんどん書いていきました。初めは3つの動詞を選ぶ。B5サイズの紙に変化形を写し書き、もう一度別の紙にテストのように何も見ずに書きます。わからない変化が一つでもある単語はもう一度新しい単語とともに再び覚え書きし続ける。これを一日5回、つまり最大15個の暗記を目標にしました。もう原始的w。

書きながら目で綴りを画像としてインプットしました。話すときには、まるで字幕が頭に浮かぶように出てきます。

そして勉強が終わったら書いたメモは全部破り捨て、料理や掃除をしながら覚えたであろう単語をブツブツ唱えました。

慣れてくると不規則動詞にもパターンがあることに気づき、どんどん暗記が楽になりました。

例外として、名詞の性数変化は後述暗記しました。間違えるとその響きに気持ち悪さがあるので、これに限っては口に出すことは効果的でした。

とにかく動詞の変化形を覚えることで、断然会話が楽になりました。それまで、「〜したい、〜できる」しか言えなかったのが、事柄や状況の説明などをすることができるようになりました。

● 相棒の態度にも変化が。。

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動詞の変化を覚えたら、相棒にも変化がw。

動詞で戸惑わないようになった途端、名詞で不明なものはフォローしてくれるようになったのです。

さらに慣用句や副詞を会話に多用してみると、

へえ!そんな言葉も知ってるの?スペイン語上手になってるよ!

と言ってくれるようになりました。

通じる、と言うことも嬉しさの一つですが、それよりスペイン語で会話ができる相棒が嬉しそうなことに、なんだかやる気が出るようになりました。

相棒の意図を知る、まさにスペイン語を始めた目的が見えてきました。

当時、コロナロックダウン中だったので24時間二人きり。そんな状況で会話が徐々に成立できたことは、私たちにとっては精神的にも助けになりました。

でもまだまだスペイン語独学には難関が続きます。。

みなさん、穏やかな月曜日を。

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