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「3分間コーチ」という本を読んだので、そのTipsをまとめてみた

こんにちは、さい(@sai_zukai)です。

さいきん図解を使ったコーチングサービスをリリース予定なのですが、その勉強の一貫で「3分間コーチ」という本を読んだので、要点をメモしてみました。

・部下がいる人
・忙しい人
向けのタイトルですが、他人と円滑なコミュニケーションをしたい人であれば、なにかしら学べることはありそうです。


このnoteでは僕が気になった部分をまとめた【さいメモ】と、本書の節の要約として書かれている【3秒間ナレッジ】という32個のTipsの、両方をまとめています。

noteを読んで気になる部分があれば購入されてもいいですし、すでに購入された方は振り返りに使われてもいいんじゃないかなーと。


【さいメモ】

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<三分間コーチ>は以下の2つの時間をとることを最優先させた、シンプルなマネジメント手法。

①部下について考える時間
②部下と的を絞った短い会話をするための時間

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朝、今日一日のビジョンやスケジュール、TO DOについて、三分間のコーチングを行うだけで、効果・効率がずいぶん違う。

実は、三分間コーチの特徴は、会話そのものというより、三分間の会話と次の三分間の会話のにある。

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三分間コーチの目標は、

①会話の中での気付き
②セルフトーク(自問自答)での熟考
③選択
④行動

この流れを起こすこと

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三分間コーチのベストタイミングは仕事の開始時

具体的には、

・新しい仕事やポジションを与えられたとき
・目標設定をするとき
・営業やプレゼンテーションの前
・重要なミーティングの前
・事業計画を構築するとき

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会話の起こる場は偶然にできるわけではない。

それを目的に、計画し、実行し、継続してはじめてできるもの。

三分間コーチの目的は、部下をどうするかにあるのではなく、そこに、双方向のコミュニケーションの起こる場をつくること。

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「何かあったらいつでも聞いてね」では、聞けない

具体的な質問を心がけ、上司が質問の仕方のモデルになることだ。

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アクノレッジメント(承認すること)は、部下の自己成長に対する認知を援助するスキルとして、また、無理なく変化に適応していく力を育成するスキルとして、重要な柱となる。

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「指揮者は何をしているんですか?リズムをとっている?または、演奏者にキューを出しているんですか?」

「どちらでもない。少し先の未来を指揮している

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イメージは記憶できない。ビジョンも記憶できない。

ビジョン・メーキング(ビジョンを作ること)と、それをつねに明確にし続けることは三分間コーチの重要なミッション

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「問う」のではない。問いを共有する。

問いを共有することで、コミュニケーションが生まれる。

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「どんなときにでも、WIIFM(What's in it for me?)が大事だ」

「これをすることで、私が手にするものは何か?」を考えさせよう。

金メダルをとることで、自分がほんとうに何を手にするのか、何を手にしたいと思っているか、それがはっきりしていない選手で、金メダルをとった選手はいない。

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フィードバックフィードフォワードをバランスよく使い分ける

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人の能力を引き出す、つまり人のリソースを最大化させる。

リソースとは、その人の持つ知識、スキル、ツール、経験、ネットワーク、及び、それらのリソースにアクセスできる能力、スキルをいち早く身につけるスキル。

リソースの棚卸し、強みの発見、チームメンバーの組み合わせの考慮、リソースを発揮する環境の選択などは、三分間コーチにとってのテーマ。

有能 = 人のリソースそのもの × それを表現できる場

場という関係を築く能力がなければ、リソースにアクセスすることも、それを表現することもできない。

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【3秒間ナレッジ】32のTipsまとめ

1.
実際の仕事は<人>が行っているもの。
そして、人は計画したとおりに動くわけではない。

2.
何を話すかよりも、三分間をその人のためにとる、そのこと自体が、あなたがその人を大事にしていることを伝える。

3.
部下について自分が知らないということを知る。
知らないことに気づけば知りたくなる。
こうして、部下のことを考えることが、
部下を大切にするということだ。

4.
会話そのものではなく、
会話のあとのセルフトークが、人の行動を決定する。

5.
アイデアやプランと実行の間には溝がある。

6.
上司の言うとおりに部下が動くなら、上司はいらない。

7.
組織の成長のスピードは、
一人ひとりの社員の自律性の度合いに比例する。

8.
組織の成長のスピードの遅れの最大の原因は、
一人ひとりのコミュニケーションの遅れにある。

9.
課題を共有し、部下を見ていれば、
自然にコミュニケーションは起こる。

10.
人は、「変化」に対し、受け身になると弱い。
「変化」がくる前に、「変化」をこちらからつくっていく。

11.
優れた上司は、部下の問題を解決するのではなく、
自分で問題解決のできる部下を育てる。

12.
たいていの問題は、アウトプットするだけで解決する。

13.
TO DOリストといっしょに、NOT TO DOリストも必要。

14.
人が求めているのは、アドバイスよりもブレーンストーミングの相手。

15.
アイデアの実現には、アイデアを行動に移すアイデアが必要。

16.
「何かあったら声をかけてくれ」では、相手は声をかけられない。

17.
部下の態度は、上司の態度の反映である。

18.
部下が質問できるようにするのが、上司の仕事。

19.
正しい答えや「イエス」を要求し続けると、創造性は萎縮する。
創造性を引き出すには、
使えそうもないアイデアを1000は聞く覚悟が必要。

20.
部下の肯定的な態度や行動を
アクノレッジメントすることで、
部下を方向づけることができる。

21.
部下は、職場に<居場所>を求めている。

22.
お金のためではなく、恐れからではなく、
好意と信頼のなかで、人は進んで仕事をする。

23.
直接、毅然と要望する上司を部下は尊敬し、信頼します。

24.
ビジョンは、コミュニケーションを交わすなかで鮮明になっていく。

25.
ビジョンは、つねにそれについて
語り続けていないと、すぐ見えなくなる。

26.
会社のコミュニケーションを活性化するには、
<問いを共有>する。

27.
<未来に向けた問い>を共有し続けないと、
人の頭はすぐ非生産的な問いに占拠される。

28.
「それでわたしはどうなるのか?」
部下はいつもそれを気にしている。

29.
互いの個人の目標を公開すると、
その達成に協力し合う環境が生まれる。

30.
一人では、自分のリソースを発揮できない。
<関わり>の<場>があってはじめて、人は有能になれる。

31.
人は、変化しないことのリスクが
変化することのリスクを上回ったときしか、
変わろうとしない。

32.
人は、楽しさのなかで成長する。


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