よりよい人生を送るための、52の思考の道具箱-読書メモ
ひさびさに「おっ、これは適宜読み返したいな」と思った本に出会った&「noteを書く練習をしたいな」と感じたので、読書メモがてら書いてみます。
その本はこちら、「Think clearly」。
僕は自己啓発本も読むんですが、最近はこういった科学や学術研究に基づいたモノが好きだったりします。
以下、僕が個人的に「これええやん」と感じた文章の引用と、それに対する見解や意見を羅列していきます。
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早いうちに軌道修正した人は、長い時間をかけて完璧な条件設定をつくりあげ、計画がうまくいくのをいたずらに待ちつづける人より得るものが大きい。
僕が完璧主義よりなので刺さりましたね〜。そしてそのとおりだなあと。
完璧主義だったことで得られた能力やスキル(集中力、誤字脱字発見力、ロジカルシンキングetc)はあるけれど、完璧主義自体で役に立ったことは思いつかないんですよね。
過去に成功したなあと思った行動って、完璧主義ではなく改善主義だった場合が多い。
ただ、もともと完璧主義で良かったなあとは思います。上にあるようなスキルが身についたので。
「もともとは完璧主義だけど改善主義に変えた」って人が一番オイシイのかなと思ってます。なので、これから改善主義に寄っていきます。おいしいおいしい。
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何がよい人生を保証するかを言い表すことはできないが、よい人生の妨げになるものなら特定できる
アルコール依存、麻薬、慢性的なストレス、騒音、長い通勤時間、嫌な仕事、失業、不安定な結婚生活、自分への過度な期待、貧困、借金や経済的依存、孤独、愚痴っぽい人たちとの付き合い、周りの評価を気にしすぎること、他人と常に比較されること、被害者意識、自己憎悪、慢性的な睡眠不足、怒りや嫉妬。
こうした要因を見つけだすのに、学問的な知識はまったく必要ない。こういうものが人を幸せにしないことは、自分自身の経験を通して、あるいは友人や隣人を見ていれば明らかだからだ。
これはメモ要素が強い。上の要素を意識的に排除するだけでかなり幸福度はあがりそうですよね。
個人的に特に気をつけたいのは「愚痴っぽい人たちとの付き合い」「周りの評価を気にしすぎること」かなあ。
SNSは周りと比べちゃう仕組みがとっても強いので気をつけていきたいところですね。
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私は自分のことを、「感情というありとあらゆる種類の鳥たちが飛んで来ては去っていく、開けていて風通しのいい屋内市場」のようにとらえているのだ。
鳥たちは屋内の広場を飛び回っているだけのこともあれば、しばらくそこにとどまっていくこともある。ときには何かを落としていくときもある。でも、結局は、どの鳥もいなくなる。私がお気に入りの鳥もいればあまり気に入らない鳥もいる。
私はこの市場のイメージを頭の中でつくりあげてから、「自分の感情」が自分の一部とは感じられなくなった。
これは実践してみたけど、かなり自分には合ってます。感情を俯瞰できるようになるとだいぶ便利。外界に対して影響を受けづらい、しなやかな心になれます。
別にこれじゃなくても良いけれど、アンガーマネジメントとか何かしら自分の感情をコントロールする術を身につけているといいかなと。
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ゲイツやジョブズやバフェットが「青少年期を無駄にした」などといい出す人は、いまではいないだろう。彼らは、それらに執着して何千時間も費やしたからこそ、その分野のエキスパートになれたのだ。
執着とは、エンジンが故障した状態を指すのではない。執着そのものがエンジンなのだ。
没頭、フロー、執着。周りから「あいつエンジンが故障してるぞ」と思われるほどの何かがあるって強いですね。
最近よくある「若者が『やりたいことがないんです』と言っててうんたら」論とも絡んできそう。
個人的には「やりたいこと探してるのも結局『それが今の時代において成功するから、薦められたから』っていう他人軸起点での行動だから見つからないんだろうなあ」と感じてます。やりたいことやる人は誰かに言われなくてももうやってるよねというジレンマ〜。
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今後言葉で攻撃されることがあったら、こんな対抗策をとってみるといい。ミーティングの場などで悪意ある言葉であなたを攻撃する人がいたら、その人に、その発言をもう一度くり返してもらうのだ。すると、ほとんどの人が負けを認めるはずである。
これ、シチュエーションちょっと違うけど飲み会で試したら効果あったので良いと思います。笑
かなり強いカウンター説。笑
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賢明さとは、「予防的措置」をほどこすことだ。予防のための措置は外からは目につかないため、残念ながらあなたは賢明さをひけらかすことはできない。だが、自慢がよい人生のためにはならないことを、あなたもすでにご存知のはずである。
「たしかに!」と思った一節。映画になるのは「タイタニック」だが、賢明なのは氷山に用心して一度もぶつかったことのない無名の船長なのだ、と。
予防医療にも興味が湧いてるところだったので刺さりました。
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人生で災難が降りかかったときに「自己憐憫」に浸ったところで何もならない。それで何かが変わるわけでもない。自分のことをかわいそうだと思っても何ら意味がない。
自己憐憫は感情の渦のようなもので、長くそこで泳いでいたらどんどん深みにはまるだけ。そして渦に巻き込まれると、あっという間に妄想のとりこになってしまう。
たとえ子ども時代に大きな不幸に見舞われたとしても(両親の死や離婚、育児放棄、性的虐待など)、成年に達してからの成功や満足度にはほとんど影響を与えないと、きちんと研究で示されている
これ、刺さる人には絶望するくらい刺さると思います。
幸いなことに僕は子ども時代に大きな不幸に見舞われた(もしくは見舞われてもそう感じなかった)のですが、中高時代はかなり自己憐憫してました。うつだったんじゃないかな。
心地良んですよね、自己憐憫。悲劇のヒーローになれたようで。自己防衛の一種だったんだと思います。
今はめったにしなくなったのですが、幸福度は上がりました。うん。
学術論文で示されていたことに驚いたのでピックアップ。
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周りの人たちがあなたの期待に応えてくれる確率は、天気があなたの期待に応えてくれる確率と同じぐらいしかない。
ツイートもした内容。この捉え方は持っておきたい。
と同時に、「相手の期待に応えなくてもいい」と自分に理解させるためにも重要だと思ってます。むしろそっちがメイン。
やりたいからやるのと、良い人だと思われたいから・期待に応えず嫌な顔されるのが怖いからやるのを混同しないように。
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声を大にして宣言しよう。世の中にあるものの90%はがらくただ。広告の90%はくだらない。Eメールの90%は中身がない。ツイートの90%は馬鹿げている。ミーティングの90%は時間の無駄だ。そしてミーティングでの発言の90%は決まり文句の羅列にすぎない。人から受ける招待の90%は、行かないほうが無難な裏がある。
物質的なものだろうが精神的なものだろうが、世界に生み出されたものの90%には価値がないのだ。
「スタージョンの法則」というらしいです。言葉が強いですね。笑
僕はこういうのわりとポジティブに捉えるので、「あ、じゃあ良いアウトプットしたいなら10回出せばいいんだな」ってなります。
歌ってみたもどんどん気軽に出していこうと思いました。だってどれほど頑張ったって、満足のいくものは10曲中1曲しかできないんだから。
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ジョン・ウッデンは、アメリカのバスケットボール史上、抜きん出た業績をあげた名コーチだった。
ウッデンは選手たちに、「成功」をまったく違う角度からとらえるよう指導していた。「成功とは、最高の自分になるために全力を尽くしたあとに得られる、心の平和のことだ。」と。
つまり「成功」を、タイトルやメダルの獲得数や移籍金の額ではなく、「心の状態」として定義づけたのだ。
素敵なのでパクります〜。←
成功や幸せを自分の内側に持てると強いですよね。自己啓発本っぽさ。
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はい、こんな感じだいぶラフな口調でやってみました。
この本わりとオススメです。
僕に刺さったのは上のような文章ですが、きっと一人ひとり刺さるものは違うはず。そして1つくらいは刺さるはず。
気になる人はコチラからどうぞ👇
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