麻雀の強さと上手いの違い

何が基準なのか。

何が強いのか。何が上手いのか。

昨今の情勢

麻雀においては「勝つことが強い」だと思う人が「この時代」では増えた気がします。

ネット麻雀で気軽に対局することができる素晴らしい時代です。ファイトクラブ、MJ、天鳳や雀魂他もっと多く麻雀アプリは存在します。

たしかに、雀力で図られるのは平均順位他様々なデータを元に参照されます。放銃率や聴牌率、和了率などもそうですね。

ただ、

僕は、

僕はですよ、

それだけでは上手いとしか思わない。強いとは思いません。対局してて、「すげーうまいなぁ。麻雀めちゃくちゃ勉強してんだなぁ。」とは思いますし、尊敬もします。でも、生まれてきてまだ40年も経ってませんが、強いと思った人は10人もいません。僕の実力も強いまではまだまだ届きませんが、正直な心に嘘はつけないので言っちゃっいます。

上手い人は100人以上います。ただ

「なんとかなるなぁ」と思う。

じゃあ何が違うのかです。

牌効率、牌理、数字にとらわれてると、相手は人間。自分も人間。機械なら良かったのにと思うプレイヤーは、何人も見てきました。

たしかに、平均して勝つためにはそういった勉強でカバーできるし、ほとんどがその構図で戦うほうが勝ちやすい。いや、むしろそうしなければ上にはいけない。牌効率や数字関連は必要ないとは思いません。むしろ、それが全てでもあります。ほんとは。

それでも、勝ちきれないのは、上手い。だけだからです。

野球でも、上手い選手は数えられないほどいますし、お笑いでも、笑わし方が上手いとと思う面白い方はたくさんいます。

中学校のときに野球部で一緒の時期に、同級生にかまいたちの濱家隆一くんがいてます。たしかに彼は面白いけど、面白い人なら同級生にもっとネジの外れたぶっ飛んだやつがたくさんいてます。ここでは書けないほどです。

でも、彼は強いんです。東京にでて、一度夜中の番組が終わり、大阪に帰ってきて、力つけ直してまた東京に勝負しにいきました。そして成功してます。

何が言いたいか?話はずれましたが、彼とは話してませんが、こう思っていたはずです。

「絶対売れてやる!」

この気持ちが大事です。最近の人は、精神論なんてという人が多いので、怖さとか全く感じません。

「絶対負けない、勝つ!」

麻雀においては、こうじゃないですか。ただ、麻雀は4人に一人しか勝てません。負ける事ももちろんあります。プロでもよく聞く放銃のあとのコメントで

「しょうがない、牌効率では、、、」「セオリー的には、、、」

その時点で、僕は、弱いまで思ってしまう。勝つためなら、言い訳なんかしちゃいけない。それが現実だ。数字に頼ることしかできない心は弱さを示す。

それに、牌効率は、確率の問題であって、その確率通りいけばいいですが、牌はランダム設定。それが麻雀、上手いこと行くことがあれば、全くその通りにならないこともよくある。

でも。強い人はそれさえも味方にして、勝ち進んでいく。長い時間対局しても、顔色一つ変えずに淡々と打つ。

話をしたことあるけど、ここで書くと、今後の僕の雀風が丸わかりになるので、抽象的なことをいうとこうです。

「強いやつはブレない」

どれだけ、牌効率や牌理が素晴らしく理解していて、頭脳派であったとしても、メンタルがブレてると正常なことができなくなります。Aiでいうところでは、バグがみつかる。ということですか。精神力が強い人は、プロでもアマでもやっぱり強いです。結論です。

補足で、前にもかきましたが、4人麻雀で8枚残りの両面待ちの単純確率は5%で、12枚残りの三面張は8.8%です。複合確率になればまた変わりますが、その確率についてはまた書きたいと思います。三人麻雀なら、8枚残りの両面待ちは7.4%で、12枚残りの三面張は11.1%で和了できます。

もし、麻雀の実力を数値で明確にしたいのなら、三人麻雀オススメします。どーしても運要素が強いと思われていますが、牌の枚数も少ないため、牌効率や牌理をしっかりしないと聴牌率が下がります。運ゲーと三人麻雀のことをいう人は、僕からすれば4人麻雀のほうがもっと運ゲーだと思うと話したいくらいです。

話は戻って、これだけ精神論語ってるので、数字のこと考えてないように見えますが、対局中頭の中は数字で乱雑された世界になってます。左の脳で数字確率計算、右脳と全身で感覚打ちをしてます。比重は感覚のほうが大事と自分の麻雀では考えてます。

そして、運については凄く気にしてます。

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桜井章一さんの運についての本は、月イチ必ず読んでいます。ついてないのは、ついていない行動と思考になっているケースが多いのです。牌効率や牌理についての麻雀本は、沢山出発されてますが、運についてとかはあんまりないと思いますし、書けないと思います。たくさんの修羅場をくぐり抜け、第一線で「形の見えないもの」を書いてくれた方だからこそ、信ぴょう性もあって、実行すると、不思議とうまくいくことが多いです。

もし、勝ちきれない、負けこんでどーしようもないと思う方。一度数字の勉強を休んで、精神磨きませんか。

麻雀において、僕が思う強いは「ブレない心、魅せる勇気」のある打ち手です。雀風じゃありません。牌効率や数字に特化した雀風の方でも、ブレなければ最強だとおもいます。でも。大抵の人は、あんな単騎に負けて、三面張の手が上がれないのがおかしい!と思う人ばかりです。はっきりいいます。そういう人は、上手いと思ってますが、強いと思ったことは一度もありません。精神力がいかに大事かです。

僕は、三人麻雀でその精神論を磨かれたと思ってます。60超えたおじさん達、おじいさんたちにボコボコにされた若いときから、麻雀の押し引き、メンタルを学びました。ほんとに悔しいときは後ろに立たせてもらって数時間その人の麻雀を見て勉強してました。今まで買ってきた麻雀参考本よりも、僕の人生の中で一番の参考になっています。

その強いと感じた人が共通していうことは

「負けても勝たなきゃアカン。行くときはいかなアカン!」

メンタルがどれだけ大事なのかがわかった言葉です。牌効率とか当たり前の世界で、それ以上のことが大事ということです。

これを最近弟も同じこと言ってました。強いやつは、メンタルが強いということです。牌効率や確率数字が優れてる人は上手いと思います。メンタルがついてこれば最強だとおもいます。

これが強いと上手いの違いだと僕の中ではおもっています。

あと、実力差を図りたいなら、ぜひ、三人麻雀をオススメします。わかりやすくでてきますよ。

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