フィンランド日誌 #2

前回の投稿以降、学校が本格的に始まる9月までは何もしていなかった。
ただ、新しい生活には慣れてきたように感じる。スーパーマーケットで目新しい食材を買ってみるのが楽しい。日本と比べて、圧倒的にハムとソーセージの種類が多い。しかも、大きい。ポトフを作った際にすごく恩恵を感じた。
あと、パンの種類も非常に多い。プレーンのパンから、ドイツ系のパンまで広く展開している。また、基本的にどのスーパーでもパンが量り売りされており、結構おいしい。しかも、リーズナブル。砂糖をまぶしてある揚げドーナツが一個約0.5ユーロ、大きめのクロワッサンが約1ユーロ。最高。
残念なことに、下宿先に冷凍庫がないため、アイスや冷凍食品はまだ試せていない。冬になればベランダに置けると思うので、それまで待ちたい。

こんな感じでダラダラ過ごしていると、9月に入り、ルームメイトが入居した。一人目はスペイン人で同世代の男性。スペイン語を学ぼうと決心。
もう一人は偶然にも日本でこれまた同世代。生活環境を整えてくれるので感謝しかない…

生活環境が整い、料理を作るようになった。親子丼を試しに作ってみたが、出汁がないせいかいまいち物足りない味に…
醤油やみりんなどは売っているのだが、出汁がない。昆布や鰹節も。サウジアラビアにいた時を回想した。少し懐かしい。まあ、同居人は喜んでくれたのでヨシとしよう。

そして、今週からオリエンテーションや授業が始まり、忙しい日々が始まろうとしている。初回の授業ではスペイン人が多いクラスだった。覚えたスペイン語を話したら、予想以上に喜んでくれた。こういうことがあると、言語は楽しい。モチベーションアップ。
オリエンテーションの中では、フィンランドの社会や人々についての講義も受けることができた。何か日本人と近しいものを感じた。

また、留学先には同じタイミングで留学している日本人も多く、分からないことを聞きあったりしながら、交流を深めることができている。料理を一緒に作ったりなど、大学生らしいことをしている自分に少し戸惑いながらも、凄く楽しんでいる。

(急にタメ語)
帰国子女の日本人と知り合ったんだけど、あるあるが共感しかなくてすごく話してて楽しかった。メイドさんの話とか、海外の料理が定期的に食べたくなるとか色々。自分だけの話だと思ってたけど、そうじゃなかった。こういうのって良いよね。あまりこういう話は家族内でしか話せなかったので、とにかく楽しかった。ちなみに、家族内でしか話せないというのも帰国子女あるある。

それはそうと、ついにフィンランドのお酒を飲んだ。今回は、ロンケロと呼ばれるジンのカクテル(グレープフルーツ)を飲んだ。5.5%で甘めな味わい。お酒っぽさをあまり感じなく、凄く飲みやすい。

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