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ローソンの新しいパッケージデザインから見るコンビニの未来

どうも、金澤有剛(@ar_tk4)です。今日も日記がてらにnoteを書いていこうと思います。

今日は大学の研究室に関わる論文を読んだり、小説を読んだり、現代史の勉強をしたりしていたんですが、それともう1つ、1週間ほど前から気になっていたものを入手しにいきました。

それというのがローソンのプライベートブランドの新パッケージたち。

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僕は純粋に、今までのローソンのブランディングにもあっているし、良いデザインだなぁと思って買いました。

しかし世間的には、パッケージデザインの統一性だけを重視して、隣り合う商品の違いがひと目でわかりにくい、という否定的な意見も大きいようです。

今回ローソンのプライベートブランドのトータルデザインを受け持ったnendoさんのサイトをみると、以下のような意図があると記載がありました。

牛乳や卵、食パンなどの食品類をベージュ、ティッシュや石鹸などの生活雑貨製品はグレーのパッケージに統一し、内容を示すシルエットのイラストだけをあしらったデザインとなっている。日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で商品名を記載し、海外からの訪問客が困らないように配慮。価格や商品説明は、陳列棚に設置される店頭POPにわかりやすく記載することで、購入後の生活空間に入り込むノイズが減るように配慮した。

これをみると、デザインではインバウンドに対する対応と、家に持ち帰った際の生活空間への配慮に重点をおいているのだとわかります。その分、どうしても疎かになってしまう、店頭での商品の認識のしやすさ、買いやすさに対しては、ローソンの各店舗のPOPに委ねたいということだったのでしょう。

今後、店舗での配置の仕方やPOPの見せ方が改善され、このデザインが真価を発揮するようになることに期待ですね。


今回のデザインの刷新で、ローソンがよく使う『よりそう』という言葉の意味がかなりはっきりしてきたなと感じます。

人にも環境にも優しい商品を今後開発していくことで、日常生活にわずかながらの豊かさをもたらすことを願ったプロジェクト。

これもnendoのサイトから引用した文章です。これが表していることは、コンビニがただ単に生活の需要を満たす立ち位置から、生活需要を満たしつつ、より生活を豊かにする立ち位置へと変化しているということだと思います。

もちろんこれはローソンに限った話ではなく、セブンイレブンやファミリーマートもそういった立ち位置へと変化していくことでしょう。

その中でローソンはデザインを一新することで今後の方向性にむけて大きな一歩を踏み出しました。

スタイリッシュで無駄のない統一感あるデザインで人々の生活スタイルに馴染みつつ、ナチュラルローソンに代表される取り組みで自然にも馴染んでいく。人にも環境にも優しいというブランドを作り上げようとしている。

他の業界のブランドを例に挙げるとするならば、無印良品に近いブランディングかなと思います。

僕は無印良品のブランディング・コンセプトがすごく好きなので、ローソンがそれにどのように近づけていくか、またどのような違いを見せてくれるか、非常に楽しみです。


今日はGW最終日ですが、こんなことを考えられるくらいには暇な1日でした。笑

明日から仕事という方も多いでしょうが、頑張りましょう。
僕も、引き続き論文と向き合います。

では今日はこの辺りで。



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