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Smart Sensing ONLINEに参加!

「センシング技術で価値創造する新社会プラットフォーム」をコンセプトとする展示会「Smart Sensing 2020」は、 2020年5月27日水曜日から29日金曜日まで東京ビッグサイトで開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症のため開催が中止となり、「Smart Sensing ONLINE」としてオンラインで開催されました。
 新しい試みである「Smart Sensing ONLINE」は、ネット上での情報発信と出展企業と来場者の出会いの場を提供してくれる新しいコミュニケーションイベントツールだそうです。来場希望者は、ネット上で来場登録すると無料で参加することができます。

 「Smart Sensing ONLINE」の開催概要は以下の通りです。

名称 Smart Sensing ONLINE 2020
会期 2020年5月27日(水)~29日(金)10:00~17:00
主催 株式会社JTBコミュニケーションデザイン

Smart Sensing ONLINEに参加!

 前回のSmart Sensing 2019は、2019年6月5日水曜日から6月7日金曜日まで東京ビッグサイトで開催され、4万4千人を超える来場者で盛り上がりを見せていました。今回は残念ながら開催中止となりましたが、オンラインで開催されることになりましたので、オンライン展示会なるものを体験してみようと思い参加してみました。

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 来場登録は事前に済ませていましたので、登録しているメールアドレスとパスワードを入力しログインできました。ログインすると、出展されている企業(出展社と呼ぶことにします)の一覧やオンライン上で配信されるセミナーのスケジュールを見ることができました。また、来場者や出展社などを検索できるようになっており関心のある出展社情報がわりと簡単に探すことができました。

新しいコミュニケーションイベントツールの体験!

 このオンライン展示会の特徴として「出展企業と来場者の出会いの場を提供してくれる新しいコミュニケーションイベントツール」とうたっている通り、出展社と簡単にコミュニケーションをとることができるチャット機能が搭載されていました。実際に出展社とチャットをしてみましたが、メールでの問い合わせと違いスムーズにコミュニケーションをとることができました。手軽に使えるコミュニケーションツールとして今や主流となり、様々なアプリも開発されて、とても便利なチャットですが、弱点もあるように感じました。
通常のリアルな展示会(リアル展示会と呼ぶことにします)に参加しているときは、その場で感じたこと―例えば展示ブースに展示されている資料、出展企業の担当者がお客様と会話している様子、商品のデモ等、五感を駆使して感じることができる情報を吸収してみて、わからないことや聞きたいことを“すーっと”声に出して会話し、さらに情報を収集することができました。チャットだと、当たり前なんですが「文字にしなければならない」ので、簡単な質問をするのにも少し行儀良くなってしまい、コンタクトをためらってしまうことが弱点かもしれません。私だけかもしれませんが...。

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 このオンライン展示会のもう一つの特徴は「ネット上での情報発信」です。こちらは、出展社が情報発信を行うことができる機能で、企業一覧から気になる出展社を探したり、フリーキーワードから出展社を見つけ出すことができました。
 出展社の詳細情報は、企業の説明、企業ウェブサイトの情報、今回オンライン展示会に出展している商品や技術の紹介等がありました。出展社により情報発信量はまちまちですが、リアル展示会と比べると圧倒的に情報量が少なく感じたので、来場者にとっては物足りないかもしれません。ただ、出展社によっては資料のダウンロードができる場合があり、リアル展示会だと資料を収集するのにアンケートに答えたり、質問をしないといけないこともあるので、この点については気兼ねなく資料を収集できるのでありがたかったです。

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オンライン展示会に参加してみて感じたこと!

 今回は、新型コロナウイルス感染症のため急遽行われたオンライン展示会だったので、出展社も手探りの状態だったように感じました。軒並みリアル展示会が中止になっていたことを考えると、オンラインででも開催されることは来場者としてはありがたいと思いました。
今後のオンライン展示会に向けた希望としては、リアル展示会で体験できるようなライブ感を演出してほしいと思いました。出展商品に触ることができない、商品説明を聞くことができない、というようにリアル展示会に比べて五感で感じることが圧倒的に少ないので、体感や実感として情報が記憶・記録されることが難しいです。リアル展示会でも、展示商品の動画や映像を展示ブースで流されている企業もあるので、オンライン展示会でも同様のコンテンツを活用することができるのではと思いました。展示商品のデモだけでなく、会社紹介の動画等(1~2分ぐらいの短時間でいいと思います)、「体験」できるコンテンツが増えれば、リアル展示会と同じ、もとい、それ以上の成果が得られるではと思いました。「わくわく楽しい」というのは大事な指標だと常々思っていますので...。
 新しいコミュニケーションが必要になる時代に入ったと実感できるオンライン展示会でした。


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