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He brings such a vibe..just cool..pure euphoria

ポーランドで現在行われているビートボックスの大会にハマっている。

ドイツに住んでいるのでちょうど時間差なく見れるのがいい。適度に見て適度に消す予定だったものが、あまりの面白さに画面から離れることができず、結果的に全ての工程をつぶさにチェックしまっていた。

自分はルーパーでもなければ、ビートボックスができるわけでもない。

ただ自分とははるかかけ離れた次元の大きな才能を持つ人が本当にすごくて、ビートボックスという競技自体も興味深くて、もちろん国際大会とくれば、当然日本勢を応援せずにはいられない!

                💛

昔「ハモネプ」というテレビ番組があり、大好きで必ず見ていた。

アカペラで、とても美しい音楽を奏でるグループがたくさん出ていた。「口の中の構造は一体どうなってんの??」っていうぐらい、様々な楽器のいろんな複雑な音が出てくるのが不思議で、あごが外れてしまわないのだろうかと心配になるぐらいだ。


あれからもう何十年も経つのだけれど、ヒカキンさんのYouTubeを最近見ていて、アジアチャンピオンのRoFuさんという二人組が紹介されていた。その二人が今回の世界大会に出るというので、どうしても世界大会で応援したいと思ったのだ。


それにしてもすごい人だらけで、皆いろいろと研究と練習を重ねているのだと思ったら、まるでスポーツのように思えてきた。音の出し方とか微妙なタイミングとか、本当に細部の細部を極めた彼らはアーティスト。テクニックだけじゃなくて、耳が良くなくてはこういうことは多分、できないんだろう。

そしてこれだけ大きな世界大会が開かれるということは、それだけビートボックスという世界観が、多くの人を魅了していることを意味している。

女性のアーティストもたくさんいるようで、こういう女性を見るとかっこいいなあ!って思っちゃうのだ。

                 💛

私の一番のお気には「so-so」くん。カラフルな洋服で丸メガネをかけていて個性的。とってもかわいいビジュアルだが、なかなかすんごい音を出してくる。そのギャップにすっかりやられてしまった。

彼がステージに上がると「ソーソー!!」「ソーソー!!」と怒号のような声があちこちでこだまして、すさまじいエコーが渦巻き始める。前回のすばらしい成績もあって、彼は世界中に熱狂的なファンを持つ。たぶん彼目当てに会場に足を運んだ人も多いに違いない。

                 💛

そんなわけで、現在YouTubeで様々なアーティストの闘いの様子を目にすることができるので、ぜひおすすめしたい(Grand Beatbox Battle 2021で検索)

日本人アーティストは言わずもがな素晴らしいのだけれど、世界には怪物も数多くいるので、お気に入りの怪物を探すのもいい。

そしてこんなにもハードな競争世界なのに、なぜかどうして、ビートボックサーは互いをリスペクトしあう。その姿も感動的。

ああ、世界が平和で、人間も本当は悪くないのだと思える瞬間である。


いやー、ビートボックスをこの世で考え出した人は本当にすごい。

楽器がなくても、将来は、ビートボクサーだけでオーケストラ演奏ができてしまうのかもしれないな。


いずれにせよ、これからのビートボックスの進化が、非常に楽しみで仕方がない。


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