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HSPと僕㉞


大学を休学して1年がたとうとしていた

しかし、カラダは心身ともに悪くなる一方だった


大学を退学する


もうこれ以上どうにやってもカラダがすぐに良くなることはない

心療内科にも行き、薬を飲む生活にもなっていた

こんな状態で学校に行けるはずがない


親と先生と話し合って大学を辞める事にした


辞めるとなって心は解放されるかと思ったが

以外に違った


というのも

今まで頑張って踏ん張ってやってきた学生生活

自分なりに一生懸命やってきた事だったので

嫌な事だったけど、やめると決めた時はなんだか悲しい気持ちもあった


大学のいい先生


辞める時に大学の担任の先生が家に来てくれた

あまりいい印象がなかった先生だったが、話をしてみるととても良い先生だった

僕の事情や今までの事も受け止めてくれて


「いずれ君のチカラが発揮できる時がくるよ」


そうに言ってくれた

こんな状態の自分に希望の言葉を与えてくれた

僕はその時は何を考えても悪い事しか考えられなかったので


「無理だな」


と思ってしまったが

心のどこかで嬉しかった部分もあったな


退学の手続きをしに行った時も

事務の方が


「元気になったら人の役に立てる事できるといいね」


そんな事を言ってくれた

優しい人も世の中にいるよね


そうして大学を退学した

                           つづく



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