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クライアント案件受注率が2倍になったwebライター応募文の書き方を解説【テンプレと具体例】

「クラウドソーシングの応募文って、何を書けばいいの?」

「クライアントに何をアピールして良いかわからない!」

クラウドソーシングに登録したものの、なかなか受注できなくて悩んでいませんか?

受注できない理由は、応募文の書き方がよくないのかもしれません。

この記事では、応募文の書き方を変えただけで受注率が2倍以上になった女性ライターの体験談を紹介します。

また僕は過去にクラウドソーシングで840回ほど案件募集を出した経験もあります。

クライアント視点側からの意見もお伝えしますね。

クラウドソーシングの応募がなかなか通らないライターさんは、ぜひ参考にしてください!


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webライターの応募文はクライアント目線で書こう


クラウドソーシングでライティングの仕事に応募するとき、あなたはどんな応募文を書いていますか?

結論からいうと、応募文はクライアント目線で書かないと、採用されません。

「自己紹介とか資格くらいしか書けないんだけど…。案件をやりきれるか不安だし……」

そんな弱々しい気持ちになっていませんか?(気持ちはすごく分かります)

そんな方も多いかもしれませんが、クライアントは、応募文でライターのスキルを見極めようとします。

なので、応募文から勝負は始まっています。

私が運営するライティングサロンに所属しているライターも、応募文の書き方に悩んでいました。

ところが、わたしがアドバイスし、応募文をクライアント目線で書き直したら、採用率が一気に2倍になったんです!
今ではひっぱりだこの人材になりました。

それでは、ここからは実践したクライアント目線の応募文についてお話しますね。

クライアントが応募してきたライターに対して知りたいことは3つ

採用される応募文には、クライアントが必要とする情報が入っています。

クライアントが知りたいことは次の3つです。

  • ライティングスキルはどれくらいか

  • 案件に必要な知識や経験があるか

  • クライアントの意向にそってくれるか

クライアントはたくさんの応募文を読みます。

しかも、会ったこともないライターを採用するかどうか判断しなければなりません。

なので、案件に相応しいライターだということを、応募文で説得する必要があります。

では、具体的にどう書けばいいのか解説します。

webライターが応募文を書く前にすること


採用される応募文にするためには、クライアントの依頼文をよく読むというのが基本です。

できれば、声に出して読みましょう。

クライアントが何を目的としているのかがよくわかりますよ。

依頼文を読み込む

依頼文には、クライアントがどういうライティングを必要としているのかという情報がつまっています。

  • どんなサイトに載せる記事なのか

  • 求めているスキルや経験は何か

  • 応募時に記載してほしいことは何か

ここで忘れがちなのが、応募時の記載漏れです。

たとえば、「応募する際に次のことを書いてください」という一文を見たことありませんか?

よくある質問としては、次のようなことがあげられます。

  • ライティング歴

  • 1週間に確保できる稼働時間

  • 案件に関する経験や知識

  • 実績

  • 一週間に納品可能な記事数

クライアントの質問に意外ときちんと答えていないライターさんは結構います。(僕は過去に4桁のライターと出会ってきたのでよく分かります)

この時点で、クライアントはすぐに選考から外します。

これは、受注機会を自ら捨てているようなものなので、非常にもったいないと思いませんか?

まずは、基本的な姿勢が大事です。(慣れてくるとおそろかになるんだよなぁ〜)

クライアントの意図をくみ取る

次に、クライアントの意図をどのようにくみ取るかについてお話します。

まず、依頼文の概要をよく読みましょう。

概要には、20代~30代の女性向けの美容の記事、30代男性のための転職サイトなど想定している読者像がわかるようになっていますよね。

概要に書かれているジャンルの中から、自分のスキルや経験で使えるものはないかを考えましょう。

さらに、記事のサンプルやサイトのブログ記事のURLがあったら、必ずチェックしましょう。

サンプル記事は、クライアントの記事質の要求レベルがよく分かります。

個人的には、「自分には少々ハードルが高いな…」と感じるレベルがちょうど良いでしょう。

ぜひ応募してみてください。

自己成長につながるチャンスです。

ここまで依頼文を読み込んだら、さっそく応募文の作成に入りましょう!

webライターの応募文はテンプレを作ろう


クライアントに応募文を書くまえに、テンプレートを作りましょう。

よく、テンプレートの使いまわしはダメ、という情報がありますが基本的な情報はテンプレート化しておくと、複数の応募に便利です。

ただし、テンプレを丸ごとコピペし、五月雨式に応募しまくるのはNGです。

「テンプレ化する部分」と「自分の言葉で伝える部分」は、きちんと線引きしておきましょう。(テンプレをそのまま全ての案件に使い、応募しまくるライターもいます。クライアントは見破るのでやめましょう)

基本のテンプレに必要な情報を入れる

それでは、基本のテンプレートを作ってみましょう。

1.自己紹介
はじめまして。○○と申します。
現在、△△として働きながら、ライターとして活動しております。

2.応募理由
貴社の○○記事作成の募集を拝見し、ぜひお仕事させていただきたく連絡を差し上げました。
私は10年ほど○○として勤務しております。
○○の経験と知識が貴社のメディアのお役に立てればと応募させていただきました。

ここは、案件に合わせてアレンジできます。仕事の経験が役に立つ案件、趣味が役に立つ案件などクライアントによって強調する経験・知識を書きましょう。

3.経歴
○○○○年 △△大学◇◇学部卒業
〇○○×年 ○○として■■に勤務

               
4.実績
ライターとしては、主に○○に関する記事を書いております。
(なるべく案件に近いジャンル、得意なジャンルを述べ、アピールしましょう)

記事のURLを添付いたしますので、お目通しいただけると幸いです。

注)実績として無記名の記事を載せるなら、クライアントから承諾を得ているものに限ります。無断で使うとクライアントから警告が入ることもあるのでご注意ください。


5.確保できる作業時間、連絡可能時間
現在、週に△時間はライティングにあてております。
連絡は24時間以内に返信させていただきます。
記事は週に2記事のペースで納品可能です。

どのくらいの記事を任せられるのかは、クライアントにとって気になるポイントです。
かならず具体的(定量的)な数字で提示しましょう。

ここまで、テンプレートができたら、クライアントに合わせて構成を考えましょう。

応募文を書く順番はクライアントファーストで

クライアントがライターを選ぶときの具体的な基準は3つです。

  • どのくらいのペースで書けるか

  • 連絡は取りやすいのか

  • 信頼性のある記事が書けるライターなのか

これをもとに提案文のテンプレートの構成を組み直していきます。

提案文を書く順番は次の通りです。

  1. 自己紹介

  2. 応募理由

  3. クライアントの質問に答える

  4. 経歴

  5. 実績

  6. アピールポイントとあいさつ

何通もある応募文を読むクライアントさんの気持ちになると分かりますが、あいさつはすっきりとシンプルなものでOKです。

自己紹介も必要な情報に絞ってOKですが、クライアントのベネフィットとなる部分はここで書いておきましょう。

<例>
・ワードプレスに直接入稿できるので移設作業は不要です
・ブログを運営しているので発注者視点で提案できます

応募理由は、最初のアピールポイントです。

案件に対する意気込みはもちろんですが、経験がある、知識が豊富など信頼性のある記事が書けるというメリットを書きます。

次に依頼文にあった質問事項に答えましょう。

質問にきちんと答えれば、信用できるライターとしてクライアントは認識します。

一方、稼働時間や連絡可能な時間など、質問事項に入っていたらテンプレにとらわれずに、正直に答えましょう。

きちんと正直に伝えることで、逆に「信用できる」と考えるクライアントは多いです。

なお、経歴や実績は、できるだけ案件に関係のあるものを書くのがおすすめです。

食品の紹介記事の案件にリフォーム記事の実績豊富です、といってもクライアントにはささりませんよね汗


公開されている記事があるなら、URLで提示します。
ただし、クライアントが実績として公開するのを認めている記事に限ります。

案件に必要な情報を強調する

応募文には案件に必要な情報については強調して伝えましょう。

たとえば、記事執筆のスピードや連絡が取りやすいかどうかは、クライアントが仕事をしていく上で確認すべき重要事項です。

もちろん、ライターの力量をはかる一つの目安にもなります。

背伸びをする必要はありませんが、きちんと提示してみましょう。

ライティングスキルに自信がない場合は、その他のアピールポイントを作ればOKです。

・連絡の返信スピードが早い
・納品スピードが早い

などです。

もちろん案件にそった経験やスキルがあれば強みになります。

でも案件に関する経験や知識がなくても、伝え方次第で受注できますよ!

クライアントによって、何を強調したらいいのかアピールポイントを変えましょう。

実際に採用率が2倍になった提案文の例


それでは、僕のコミュニティの女性ライターが実際に採用率が2倍になった応募文を見てみましょう。

こちらは、ある案件に応募した時の文章抜粋です。
解説つきでご覧ください。


はじめまして。〇〇と申します。
50代の主婦で、主にライターとして活動しております。
貴社の〇〇〇についての記事作成の募集を拝見し、ご連絡差し上げました。
↓この後、案件に関する事がらに詳しいということを伝えます。
私は□□で10年働いておりました。
そのうち6年ほどは、△△△の経験もございます。
○○は私にとって身近なもので、○○の勉強もしております。
↓依頼文をしっかり読んでいることが伝わるように書きました。
記事の掲載予定のサイトも拝見いたしました。
親しみやすいサイトで思わず読んでしまいたくなる記事でした。
一緒に○○記事の作成をさせていただき、貴社のお役に立ちたく存じます。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
■経歴は以下の通りです。
案件に関係のある経歴について特にくわしく書きました。
職歴 ××にて事務職5年
   □□にて○○の仕事を10年
 
○○〇は10年ほどしておりました。
それに関連して××の勉強も続けております。
案件とあまり関係のない資格ではありましたが、今は専業主婦なので書きました。
学ぶことに対して前向きだということが伝わればと思いました。
■資格
  日商簿記3級取得
  メディカルクラーク2級
■執筆した記事
○○〇の記事
  URL:https:/********
△△△記事はbingで1位を獲得いたしました。
  URL:https://**********
案件とは多少ジャンルが違うのですが、スキルをみていただくつもりで書いています。
案件が文化系だったので、文化系の記事のURLにしました。
また、現在まで〇○○につきましては〇記事書いておりまして、一番経験が豊富です。
↑経験豊富な記事はURLの共有ができていないため、文章のみになりました。
一日の執筆時間は4時間を確保しております。
日中のご連絡につきましては、迅速に対応させていただきます。
背伸びしたくない私のアピールポイントです。
記事見本や執筆ルールにつきましては熟読の上、執筆しております。また、修正も迅速に対応させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

実は、クライアントの依頼文の中には個別の質問事項はありませんでした。

しかしながら、クライアントが聞きたいことを先回りして応募文を書いているのが功を奏したのではないかと思います。

このように、ライターを採用した後に自分がどうなれるのか、想像できれば受注率は変わるでしょう。

まとめると、応募文にはこれといった正解はありません。

クライアントの必要としている情報やライター像を想像しながら、一つの記事を作成するつもりで書きましょう!

webライターの応募文に載せる実績がないときの対処法3選


応募文は、やはり実績があると強いですよね。

でも始めたばかりのライターさんには、アピールできる実績がないのが悩ましいところ……

そこで実績がないときの対処法を3つご紹介します。

実績がないときの3つの対処法

  1. 経験や好きなことをアピール

  2. 記事を書いてみる

  3. 知識や経験以外の付加価値をつける

それでは、一つずつみていきましょう。

経験や好きなことをアピール

○○商品のおすすめ5選!という記事をよく見かけますよね。

たとえば、今まで執筆経験がなくても、詳しい分野があれば、応募してみましょう。

美容系の応募文なら、例えば、コスメに凝っている、スキンケア知識が豊富など、具体的な内容を盛り込みましょう。

例)
アンチエイジングには、日頃から興味があり様々な方法を試しております。特にスキンケアに関しては知識も経験もございますので、ぜひ、貴社に貢献いたしたくお願い申し上げます。

記事を書いてみる

この戦略は、グーグルドキュメントやワードで応募前に記事を書き、実際の応募時は、当該記事を添付する方法です。

ここでは、必ずしも依頼文のキーワードに沿っていなくてもかまいません。ただし、ジャンルが同じもので記事を書いてみましょう。

「実績がないとテスト記事も書かせてもらえないことがあります。」

という悩みも聞きますが、先回りして、応募時に付けてしまえばいいですよ。

クライアントにライティングスキルをアピールできる機会なので、事前に書いた記事を添付するのはおすすめです。

ここまで積極的に取り組んだライターに対して、心象を悪くするクライアントはいないので安心してくださいね。

知識や経験以外の付加価値をつける

知識や経験以外の付加価値、つまり「自分にしかないサービス」をつけるということです。

例えば次のようなことの中からできそうなことを書くのもいいですね。

  • 納期の1日前に必ず納品する

  • 一週間後の納品を5日で納品する

  • 修正依頼は何度でも無料

  • 単価を割り引く

これ以外にも、連絡には迅速に対応するなど、いろいろ考えてみましょう。

webライターの提案文でNGな行動4選


ここからは、webライターが応募文で書くとマイナスになる行動について4つお話ししますね。

マイナスになる行動4つ

  • 読みづらい文章

  • 初心者と言ってしまう

  • 案件に関係のないことが書かれている

  • 自己アピールのみの提案文

読みづらい文章

あなたがクライアントだったら、応募文が読みづらいライターに頼みたくないですよね。

文章が書けたら、読み直して修正しましょう。

誤字脱字はもちろん、主語と述語が合っているかのチェックは必須です。

文章だけでなく、読みやすさにも気を配りましょう。

適度に改行する、箇条書きを入れるなど視覚的に読みやすくする工夫も大切です

応募文は、テスト記事を書くのと同じ気持ちで取り組んでくださいね。

初心者と言ってしまう

webライターとしての実績があまりないときは、「任せてください!」なんて言えませんよね。

ついつい文章に「初心者ですが、がんばります」って書きたくなりませんか?

でも、これはNGです。

クライアント目線で考えれば、初心者に依頼したくないからです。

応募するからには、プロとして仕事を受ける覚悟が必要です。

ライティングの仕事をするなら「初心者ですが」は言い訳にすぎないと心得ましょう。

案件に関係のないことが書かれている

クライアントは何通もくる応募文を読まなければなりません。

なので、案件と関係のない文章が続くと、全部を読んでもらえません。

例えば次のような提案文はNGです。

  • テンプレートのコピペ

  • 依頼文の質問に答えていない

  • 案件と関係のない経歴が続く

私も駆け出しライターの頃、まるで履歴書のように応募文を書いていた時があります。(黒歴史ですね)

当然、なかなか採用されませんでした。

応募文には、なるべくクライアントが知りたいことに絞りましょう。

クライアントに寄り添う応募文は、間接的に「このライターは読者に寄り添った記事が書けそうだ」という実力証明になります。

自己アピールのみの提案文

仕事が欲しいあまり、自己アピールの強い応募文もNGです。

応募文はクライアントの依頼内容をライターが把握しているかどうかがポイントです。

ライターの自己アピールが強いと、クライアントはこちらの要望が届かないのではという心配が出てきます。

なので、自己アピールよりクライアントのニーズを意識することのほうが、効果的なアピールになりますよ。

クライアント案件受注率が2倍になったwebライターの応募書き方を解説【テンプレと具体例】まとめ


案件受注率アップに必要なことは3つです。

  1. ライティングスキルはあるか

  2. 案件に必要な知識や経験があるか

  3. クライアントの意向にそってくれるか

クライアントは応募文を読むことで、ライターのスキルを判断しています。

なので、応募文は記事を書くのと同じ気持ちで書くことがポイントです。

まず相手の意図を掴みましょう。

クライアントがどんなライターに仕事を頼みたいのかを考えましょう。

その上で、応募文は案件に必要なスキルや経験、実績を中心に書きます。

実績がない場合は、サンプル記事を事前に書いてみる、など付加価値をつけるのがおすすめです。

あるいは、修正は何度でも対応します、など「自分にしかないサービス」を提案するのもありです。

最初はやはり大変です。
なかなか受注できず挫折しそうになることもあるでしょう。

でも、そこで諦めないでください。

数をこなしていくうちに、クライアント目線のあなたらしい応募文が書けるようになりますよ。

落選しても前向きな気持ちで。

どんどん提案していきましょう!

あなたがますますwebライターとして活躍されますように、応援しています!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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