桐生ココ卒業　様々な憶測の中、ファンは何をすべきか

1. 経緯と現状

本日6月9日、ホロライブ4期生桐生ココ（以下会長）が7月1日の卒業ライブをもってホロライブを卒業することを配信で発表しました。ホロライブでは魔乃アロエに続く卒業となるのですが、約一年半と長期にわたって在籍したメンバーの卒業となるとグループ初となります。ホロライブは卒業のないグループと言われることもあり、この発表には桐生会（会長のファンネーム）以外に多くの箱推しにもとてつもない驚きを与えています。多数のファンが冷静になることが出来ず、まるで宙に浮いているような現在、卒業に慣れていないファンは一体何をすべきなのか考えてみました。

2. 素直に悲しんで冷静になる

これはネタでは全くないです。自分の気持ちに嘘を付かず、素直になりましょう。推しがいなくなるわけですから、無理しないようにしましょう。これは、宙に浮いた感情を地に足つけさせる為です。感情の行き場が無くなってしまうと、次に気をつけるべきことに注意がいかなくなります。それは、簡単に騙されてしまうことです。

3. 憶測で批判をしない

会長は卒業を発表した配信で具体的な卒業理由を話しませんでした。しかし、この記事をご覧の方はご存知だと思うのですが、会長は去年の9月頃から中国系アンチによる粘着的なアンチ攻撃を受けていました。その為、卒業理由を中国系アンチの所為と考える意見も多いのですが、もう一つ意見があります。

それは、ホロライブを運営するカバー株式会社（以下カバー）の圧力によって卒業をすることになったという意見です。この意見は、カバーが間違えて中国系アンチにモデレーター権限を渡してしまった件、一つの中国を支持すると声明を出した件など、これまでのカバーの失敗的行動からファンが考えた意見です。また、この意見をまるで後押しするように、某ゴシップ系Vtuberが会長の卒業理由について語った動画を投稿しました。細かい部分までは説明しませんが、大体の内容としては、

『カバーの出資者である中国系企業はデビュー当時からアメリカ出身の会長をよく思っておらず、その意向もあってか、カバーは去年の中国問題以降、会長に対して卒業するよう様々な圧力をかけた結果、今回に至る。』

といったものでした。その為に、インターネット上ではカバーへの多くの批判が出ています。しかし、これは会長本人の口から出た事実ではありません。こんなことを言うと、

「いやいや、会社から圧力をかけられてるから言える訳ないじゃん。」

といった意見が多く寄せられそうですが、私が言いたいことは

「そういった憶測をするぐらいなら、会長への温かい言葉を考えたり、これまでの感謝を伝えられるような何かを考えたりしようよ。」

これに限ります。「誰が悪いか」「カバーふざけるな」などと声をあげているファンの方がいますが、卒業を聞いた今やるべきことは本当にそれで合っていますか？

卒業→批判という思考回路になっている方は感情が宙に浮いている状態です。素直に悲しむこともできず、攻撃対象を作って攻撃することで感情のはけ口にしているだけです。会長が望んでいることは本当にそのようなことですか？アンチに攻撃され続けた会長が誰かを攻撃することを望みますか？

私はもう一度あなたに聞きたいです。

4. 個人的意見

ここからは個人的な意見になります。主としては、多くのファンの方が抱いている前述の憶測に対して憶測で返します。これは感情を地につけ、冷静に考えることができるような状態であり、またホロライブのメンバー（以下ホロメン）の事を十分信頼できる方にはかなりの特効薬になると思うので、ぜひ今一度冷静になりたい方はご覧ください。

まず、今回の卒業に関して、私はカバーからの圧力はないと考えています。まず、ホロメンの会長に対するツイートから見て取れます。多くのホロメンのツイートの中にあった言葉として「ココ会長の決めた事」といったワードが登場します。ホロライブを知っている方はご存知だと思うのですが、ホロライブというグループは外からでも分かるぐらいメンバー同士の仲が良いです。

他のメンバーに何かあったりすると、他のホロメンが運営に意見を言ったりすることもあります。例えば、会長と同じ4期生の常闇トワ（以下トワ様）は、2ndLIVEで4期生がアイドル衣装を着れなかった不満や、5期生桃鈴ねねが衣装変更や3D発表の遅れといった不運に会った際、桃鈴ねねが輝くことのできる舞台を多く用意してくれと運営に物申すことの出来る天使です。そんなトワ様のツイートを引用するのですが、

トワは言葉がうまくなくて、こういう時ごめんね。4期生でデビューから同期で切磋琢磨してきた、桐生ココが
卒業することになりました。ココが最後に決めたこと、なので、最後まで支えていけたらと思います。みんなも愛をたくさんお願いします。

と言っています。トワ様は運営の圧に負けるとは思えません。他のホロメンのツイートを見ても、みんな悲しいながらも前を向こうとしていることが伝わってきます。あなたの大好きなホロメンはカバーに言論統制されるようなVtuberですか？

また、ホロライブを前線で引っ張ってきた1期生白上フブキ（以下フブキ）は以前より、

運営を信用することが出来なくなった時は辞めます

と言っています。もし、会長がカバーからの圧により卒業を強いられたのだとしたら、運営は信用できませんよね？会長の卒業は5月中には知らされていた様なので、フブキが元気に配信をやっている以上、カバーの圧があったという事はないでしょう。

（もし、トワ様もフブキも運営からの圧を受けているor本心ではないと言う方がいらっしゃれば、それは2人を信用できていないということになりませんか？）

あと、某ゴシップ系Vtuberの動画に関しても一言。正直なところ、あの内容は「出資者の中国系企業」という黒幕的登場人物を使って、ここまでに起きた出来事をまるで裏があるように整理しただけでしかありません。そこだけ考えれば、私にだって作ることの出来る「無理矢理辻褄を合わせた」ただの憶測です。勿論、憶測なので真実かもしれませんが、そのVtuberを信じるより大切なホロメンを信じる方が当然じゃないですか？

最後に、会長が卒業を発表した配信から何度も言っている「positive」というワードに注目して下さい。冷静になれず誰かを批判している方は、会長のこの言葉が伝わってない様に思えます。会長はきっと、

笑顔で最後までファンのみんなと過ごしたい、最後を迎えたい

からこの言葉を多用したのだと思います。それならば、ファンのあなた方がpositiveにならずにどうするんですか。

5. 最後に

悲観的になる事は悪いことではありません。どうすれば良いかも分からずに、感情のはけ口を勝手に作ってしまう気持ちも分かります。ですが、そんな時こそファンの皆さんが大好きなホロメンを思い出して下さい。きっと彼女達はあなたの感情に寄り添ってくれます。

P.S.　コメントを頂けるととても嬉しいです。共感のコメントでも、批判のコメントでも構いません。また、間違った情報があれば訂正します。あなたの意見をお聞かせ下さい。