或る日の裏庭での出来事。
物干し竿に掛かっているハンガーをカラスがツンツンしていました。
『それ欲しいの?取ってあげるから待ってて。』
なんて友だちのように話かけてみた。
カラスは遠くへ飛んで行くこともなく近くの塀に止まって見ていました。
いざ取ろうとしたら竿から外れないように針金のようなもので固定してあり
外すのは無理な感じ。
わたしはカラスに
『これ外せたら君にあげるから好きに持って行っていいよ』
と言って家に入った。
翌日、そういえばあのハンガーどうなったっけ?と思い見に行ってみると。
カラ