【スプラトゥーン3】N-ZAP89を研究して徹底解剖してみた

はじめに
始めに自己紹介させてください。LAte[Blue Mountain]と申します。
様々な武器を持つことが好きで環境武器と言われているものから、マイナー武器も扱います。
今回はナワバリの環境武器N-ZAP85(以降黒ザップと呼ぶ)の、マイナーチェンジ武器であるN-ZAP89(以降赤ザップと呼ぶ)の紹介をさせていただきます。
注意として客観的な意見以外にも多くの主観的意見を含みます(自由研究ですし)、更に私なりの造語を使います。適宜解説を入れるつもりですが、読者が理解できるように努めます。
文章が多いので簡潔に済ませたい方は目次の「赤ザップが出来ること」をお読みください。

目的
本文を通して読者の方々に赤ザップを使って頂くこと、更には赤ザップを好きになっていただくことです。

目次

  • メインについて

  • サブについて

  • スペシャルについて

  • 赤ザップが出来ること

  • 武器に合ったギアとは

  • 実践動画

本文
メインについて
私は武器を様々なジャンルに分けて役割を決定しています。

塗り性能:準塗り武器
キル性能:準々キル武器
適正距離:中、近衛

塗り性能:
赤ザップは塗りに関しては比較的高い性能を有していると考えます。根拠としてはナワバリの大会でも用いられている黒ザップにあり、塗りの強さにもいくつかジャンル分けできますが今回は省きます。
赤、黒ザップの強みは継続的塗り能力綿密な塗りです。メインのインク効率はよく、多くの時間射撃し続けてもインク切れは起こしにくいです。・・・(*1)
後者の塗りの精度についてですが、LACT-450(以降ラクトと呼ぶ)やシャープマーカーに劣るもののしっかりと塗ることができる武器です。・・・(*2)
*2、*1の理由により、特にバンカラにおいて場面の維持能力が高いです。もし赤ザップのみ生存した状況において味方の復帰を待つ必要がある状況下で敵前線の追い上げ抑制又は前線維持が可能となり、カンモン突破やカウントリードを阻止することが出来る可能性が高いと言えるでしょう。・・・(*3)

キル性能:
赤ザップは減衰なしで1発30ダメージで4確です少し物足りない感じですね、キルを積極的に出来る武器ではないです。黒ザップでキルができる機会があるのはエナジードリンクによる対面性能の向上によるものでしょう。またフルダメージヒットは計120ダメなので余剰20ダメ分の減衰は容認できます。
しかし射程は中堅のため減衰させてのキルする機会は少ないので、この余剰20ダメは別の事に利用する方が良いでしょう。・・・(*4)
次に注目できる特徴は連射力です。塗りにも直結する性能の1つですが、勿論の事キル速度にも影響します。しっかりとエイムを合わせられるのであればシャープマーカーにも負けないキル速度を誇ります。

適正距離:
赤ザップの前線を基準とした対戦中の適正配置距離は中〜近距離にあたります。
ここで中距離を基本とした立ち回りを推奨します。理由としては赤ザップはアシストをする立ち回りを得意としています。故に余計なデスを抑えられる中距離でのサブや塗りによるアシストが有効です。
では近距離も入れている事に疑問を持つでしょう。これは黒ザップやシャープマーカー系の様なキルが取れる機会があるシーンではしっかりとキルしていく必要があるからです。・・・(*5) 更にアシストする行動は敵の動作を把握しておく必要があり、前線で戦っている前衛のアシストキル又はカバーキルを取ることができます。

メインのまとめ:
理想的な戦績は多くのアシストを含めたキルとデスの少なさ、更には塗りポイントも多く取れていることでしょう。
敵の動きを見つつ牽制、塗りによる相手との前線維持詰めの抑制を促すことが赤ザップの求められる行動、つまり赤ザップの役割は味方のアシストです。

サブについて
基本性能:
まずサブであるロボットボム(以降ロボムと呼ぶ)についておさらいしてみましょう。
ロボムは半径約3ラインほどの円内を索敵して、対象のロボム即死爆発範囲内に到達するか又は一定距離近いたら爆発します。
索敵範囲内に敵がいなければその場で爆発します。爆発の仕様はスプラッシュボムと異なり接地していなくても起爆音が鳴ればそのまま爆発します。
追跡しないケースでのボム爆破の時間猶予はキュウバンボムとスプラッシュボムの中間です。しかし爆発による塗り範囲はスプラッシュボムと同じです。追跡の軌跡は最短距離を描きます。ロボムを使用した着地狩りは周りに敵がいない限り可能です。
索敵範囲は縦方向にも限界があり、ジャンプして上がれる段を一段とすると二段程度の高さまでしか索敵できません。なのでヒラメが丘団地での索敵は簡単ではありません。反応した時には張り付いて潜伏している事でしょう。索敵範囲があるので実質的なボム有効範囲は他のボムよりも長いのが特徴です。
その他の特徴としては投擲時に壁に当たった際、強く反射します。相手の予期できない場所にロボムを設置する手助けになるでしょう。サブ性能ギアにより強化されるのは投擲距離です。

ダメージ:
ダメージについて掘り下げましょう。直撃180ダメ、爆風30ダメです。・・・(*6)
イカロールで対応された場合直撃はデスすることなく、爆風はノーダメージです。次にメインのキル性能を思い出してみましょう。*4について見方を変えると3発で90ダメ与えられます。ここで爆風に注目してみましょう。爆風30ダメなので、相手に爆風を与えられるとメインが3確になります。

戦い方:
*3の様な状況を作ることを意識していきましょう、その為にまず索敵に使用します。カバーできる範囲は広いので、敵が潜んでいてそうなところには積極的にロボムを投げ込みましょう。次は牽制に使用します。射程が長くない赤ザップは相手の後衛を牽制するのにメインでは届きません。なのでロボムを使って牽制します。追跡効果も合わさり、狙撃地点から長い時間遠ざけることができます。
対面する時は敵の前に置くようにロボムを投げましょう。相手が不意に接近することを抑制することができます。更にロボムを投げられる(連投できる)時、相手を挟むように投げるとより対面のアドバンテージを獲得することができます。

逃げ方:
ロボムを使用して戦線の維持離脱を試みます。
ほぼ接敵状態での退避には足元にロボムを置く事は他のボムと共通して有効です。戦線維持にはその場から少し引きつつ敵陣にロボムを投げ込みます。その際に2つ連投出来ればなお良いです。

サブのまとめ:
赤ザップの行動起点はこのロボムにあると思っています。
対面補助場面維持相手抑制、様々な状況において対応できる優秀なサブです。考えずに投げるのは勿体無いので、是非この3要素を押さえてロボムを使ってあげてください。あと段々可愛く見えてきます。

スペシャルについて
基本性能:
まずスペシャルであるデコイチラシ(以降デコイと呼ぶ)についておさらいしてみましょう。
一定の距離且つ一定の範囲内に12個(以前は11個いつ変わったなんだ??)のジャンプマーカーを表示し、その場にデコイを散らします。デコイは一定時間(当時3.5秒)後に爆発し、塗りも発生します。スペシャル性能ギア(以降スペ性と呼ぶ)により強化されるのは爆発と塗りの範囲です。赤ザップの必要SPは170pと非常に貯め安い数値となています。
デコイの耐久値は約60程度で大抵のシューターには2発耐えます。ホップソナーも2発耐えます。(どちらも対物攻撃力アップはついていないものとします)

ダメージ:
デコイの爆発によるダメージについて掘り下げます。直撃70ダメ、近爆風35ダメ、遠爆風25ダメです。・・・(*7)
直撃以外はイカロールでいなせます。スペシャルで時々キルする事もありますが、特に直撃や爆風による対面アドバンテージは非常に高いと言えます。爆風はメインで3確、直撃を受けた敵にはなんと1確にまで跳ね上がります。
特にこのスペシャルは足元塗りが弱い武器、例えばブラスターなどに大きく対面を有利にさせてくれます。更に対物にマイナスの倍率が掛かっている武器(5.2ガロンなど)にもデコイとして優秀な盾となってくれます。
*6、*7によりデコイの直撃とロボムの爆風によるダメージでキルを狙う事もできます。サブスペを合わせることで敵はデコイを壊すだけではその場を維持は困難であるという事です。

使い方:
前線で戦っている味方の付近に散らしましょう。対面アシストしてあげる様に使うと味方も助かりますし、前線の維持に貢献できます。
盾として使用しましょう。デコイは優秀な盾となり、また自分の位置を把握させにくくしてくれます。ここで混戦に持ち込めば相手をキルすることができるでしょう。
状況の整理に使用してみましょう。恐らく皆さんが一番使っている方法だと思いますが、これは本文において推奨しません。塗りを固める際に相手がいない状況、例えばワイプアウトした時にステージ中央あたりにデコイを置くことで自インクを大量に撒き、行動範囲を広める行動です。この行動範囲拡大はメインで十分にできる仕事なので、デコイを使う程ではありません。余裕がある時のみに限定しましょう。

赤ザップが出来ること
ここでは赤ザップが出来るルール関与、戦闘などの戦略・戦術テクニックを私が知っている限り書き起こします。

ナワバリバトル:
ナワバリバトルでのデコイは特に終盤で活躍します。発射、着弾、爆発まで考慮してチラシが影響を与えるのは約9~8秒後程度と認識しておきましょう。バトル終了時に爆発はする事なく、着弾時の塗りのみだけが残る残念な結果になってしまいます。
とにかく終盤に敵陣地にデコイを散らしてやりましょう!相手は鬱陶しく感じる事でしょう。
更に高度な使用方法としては公式大会でも使用されていた残り30~20秒にデコイを使用する事です。場所は敵陣でも移動しにくい場所で、相手を塗り掃除と前線維持に2分割できます。
ギアについてですがスペ性をつけるならナワバリバトルやガチエリア程度だと思いますがしかし、私は別のギアを推奨しています。(後述する)

ガチエリア:
ガチエリアではエリア内にデコイを撒いて確保・維持をするのが基本的な使用方法でルール関与もできます。
しかしエリア内は敵味方共に視線が集中する場所です。すぐに破壊されてしまうのがほとんどでしょう。
なのでエリア内より敵陣地側に少しずらしてデコイを撒くのが良いでしょう。このスペシャルを起点に前衛の味方が詰めたり出来るので、まず起点を作ってあげましょう。
エリアの確保においてサメライドの様なエリアを強く取りに行ける方法としてはエリア内にサブ連投→デコイ使用→サブ連投→メインの塗り、と言う順で全力でエリアを確保しに行くことができます。

ガチヤグラ:
ヤグラにおいてはカンモンを突破する為に相手の狙撃地点にデコイを使って突破阻止されないようにできます。サブを使えばより相手に牽制できます。またデコイは強気に前線に散らしましょう。ヤグラにおいてのデコイは本来の性能を発揮しにくいので、対面有利又は盾にするつもりで使用しましょう。

ガチホコ:
まずホコ割りに貢献しましょう。ロボムは3つで(メイン撃つだけでも)割れるので連投できるだけで結構割れやすくなります。スペシャルを使ったロボム連投も有効です。しかしデコイ自体にホコ割りの能力はないので、デコイは後述の使用を試しましょう。
デコイは多くの場面で活躍できます。特にホコ持ちに対しては大きく働き、カンモン突破や阻止に貢献できます。
カンモン突破する際にはカンモン周りにデコイを散らすか相手陣地側に散らすと良いでしょう。阻止する際には相手視点から見てカンモン前に散らすとカンモン突破阻止の手助けになります。これらはスペシャルに限らずサブでも有効です。

ガチアサリ:
ガチアサリではデコイの盾を十分に活用しましょう。ガチアサリを入れに行く時はデコイをゴール前に使用して足場塗りとデコイシールドを展開してあげましょう。デコイは範囲内に設置できる場所がなければ指定範囲内且つ設置可能範囲にデコイが密集します。ユノハナ大渓谷のようなアサリゴール付近に地面が少ないと使用できます。

武器に合ったギアとは
赤ザップは立ち回りに合わせてギアを調整する必要がある武器です。
本文の立ち回りを再現するために私が使用しているギアパワー構成を紹介します。

サブ効率*:2.2
サブ性能*:0.3
インク回復*:0.2
インク靴:0.1
メイン効率*:0.1
ラストスパート又はカムバック

重要なギアパワーは「*」をつけています。
ルールに合わせてラスパorカムバをつけてくださいカウントが減りやすいエリアではラスパを、その他はカムバ又はラスパを装備してください。
サブ性能は必要不可欠なギアパワーの1つです。投擲距離が伸び索敵できる範囲も相対的に広がります。更に後衛武器を牽制するには必然的に投擲距離が必要となるのも採用理由の1つです。
インク靴の枠は自由枠としています。サブ影響軽減やスーパージャンプ短縮に変えるのも良いでしょう。
ステルスジャンプは無いのでスーパージャンプを使用する際には十分中を払って使用してください。そもそもスーパージャンプを使う武器ではないと考えています。

ここで対面の性能を上げるために速度上昇系のギアを選ぶ方もいるでしょう。そこで*5を思い出してください。対面の性能を向上させるにはドリンク持ちの黒ザップがいれば十分であり、役割が競合してしまってこちらの立場がありません。ここではメインの良さを活かしつつサブスペを活かして欲しいのです。そのためにサブ効率を優先としたギアを選びました。しかしドリンク持ちが味方にいる時、ドリンクを飲んでいる状態であれば積極的に戦って戦力になりましょう。戦略性を持つ赤ザップに戦術的なドリンクが合わされば怖いものはありません!
次にスペシャルゲージ増加(以降スペ増と呼ぶ)やスペシャル性能を選択する方もいるでしょう。スペ性は場合によっては起用しても良いですが、スペ増ではデコイのスペシャルゲージの減少仕様と相性が悪いのです。更にはロボムで牽制する時により敵陣で爆破して塗りが稼げるため、十分にデコイを回すことができます。

実験・実践動画
ここでは記述していた内容を動画で分かるようにしたり、実践の動画を載せています。参考になれば幸いです。

ロボットボムの索敵範囲についての検証動画です

ロボットボムがどれほど反射しているのかを動画にしました

スペ増を積んでなくともスペシャルがよく回るのを示した動画です
動画の始めはスペシャルゲージが減っているので使用した直後となっています

こちらはガチエリアにおいてエリアを取り返す打開シーンとなります
見どころは初手のロボム索敵とドリンクを飲んだら積極的にキルを取りに行く立ち回りです。ロボムやデコイを活用してより前線に詰めて戦っています。相手が前に詰めにくそうにしているのを感じてもらえるでしょうか。

この動画は相手カウントが30以下になりラスパが完全に発揮された状態でのシーンです。ロボムを連投しても十分なインク残量でメインを扱えます。今回はジャンプ狩りも多いですが、索敵やキルを取ってくれるロボムくんを見てください。

おわりに
いかがだったでしょうか、私の赤ザップの気持ちをそのまま文章にしたので読み難ければ(誤字脱字などもあれば)申し訳ないです。
これを機にN-ZAP89を手に持っていただければ幸いです。
よきスプライフを〜

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