夫との馴れ初め(真剣交際)
私は2年間の婚活の末に結婚した。
結婚相談所で出会った人数は100人。
王子様に出会うまで、もう結婚できないんじゃないかと何度思ったことか。
ところが、出会ってしまえば早いのが結婚相談所である。
夫と出会ってから1ヵ月で仮交際を突破し、無事真剣交際に進むことができた。
結婚相談所の真骨頂、真剣交際
結婚相談所は、結婚目的の男女が集うプラットフォームである。
だがしかし。
これだけでは結婚に至らない。
相手を見つけてから、結婚までいかにスピーディーに滞りなく進めるか、それが真剣交際の見せ場である。
結婚相談所では、お見合い、仮交際、真剣交際、成婚退会と段取りに従って進むが、それぞれに役割がある。
仮交際までは、デートを重ねて好きな気持ちをはぐぐめばいい。
一方、真剣交際はそうはいかない。
成婚退会の定義は、プロポーズである。
安くない指輪を買ってプロポーズ、なんとなく好きなだけではそこまで至らない。
しかも、なんと、真剣交際の期間は1ヵ月しかない。
(仮交際は2ヵ月、真剣交際は1ヵ月という暗黙のルールがある。仮交際と真剣交際を合わせて最長6ヵ月まで伸ばすことはできるものの、テンポよくいかなければ成婚退会まで至らない)
女がリードして成婚退会まで囲い込むのだ
入籍日はいつにするか、語呂合わせや縁起のいい日を調べて一緒に狙いを定めるのだ。
それまでにやらなければいけないことは山積みだ。
双方の親の顔合わせはいつどこでするか、引っ越しをするか、どちらかの家で同居するか、お金の管理はどうするか、プロポーズはどうするか、どんな指輪がほしいか………
それを全部決めて、ようやく成婚退会の日を逆算できるのだ。
よく「1年後には結婚したい」という無責任な先延ばしを耳にするが、それが分からなくもないくらい、やることがあった。
もちろん婚姻届を出せばいいだけだし、いくらでも短縮できるが、ちゃんと話しておいた方がいい。
特に結婚相談所では、出会ってから3ヵ月でプロポーズ、というとんでもなく短い時間ですべてが進むため、その時間でどれだけ折り合いつけられるかが重要だろう。
短い時間だからこそ、折り合いがつかずに、真剣交際中に破局することもある。(1/3が破局するらしい。私も一度破局した。ただ、それはそれで短期間で見極めとやり直しができるので、良いと思う。)
私の真剣交際
さんざん真剣交際のあるべき論を書いてきたが、私は話せるほどしっかりしたエピソードがない。
何しろ早く成婚退会をしたかった。
ただ、無駄に月会費を払うのが嫌だという理由で、成婚退会を急いだのだ。
10/15に真剣交際、11/30に成婚退会、月末まで料金が発生する、という意味で11月末だが、真剣交際を決めた10月早々には11月で退会する旨を夫に迫っていた。(余分な月会費を払いたくないから)
ということで、11月末には、指輪も買っていないし、プロポーズも無いし、親挨拶もしていない、何もない状態だった。
今思えば、よくこの状態で成婚退会できたものだ。
ただラブラブというだけで押し切り、成婚退会扱いにして、成婚料を支払った。
何も決めていない私たち、まあ、しばらくはラブラブな期間が続いた。
しばらくは。