スポーツ少年が抱える“クラムジー”について【最終】

これまでにクラムジーについて色々伝えてきましたが、最後は、クラムジーの時期にどのような対策をしていくかを伝えていけたらと思います。

一つ目は《できるだけシンプルに体を大きく動かす運動をする》です。体にイメージとは違う現象が起きるので、その時に、小さい動きで修正を加えようとするのではなく、大きな動きでダイナミックな動きを続けて、クラムジーが治まったときに、そのまま本来のダイナミックな動きができるようにすることが必要です。小さい動きだと自分のイメージ通りに動かない時が多く出てしまうので、そこでストレスも生じてきます。

具体的には、腕を大きく振るスキップやでんぐり返しなど、普段のスポーツでは使用しなダイナミックな動きを取り入れてみてください。

二つ目は《体重が増えすぎないようにする》です。もちろん、体重が増えた分、体の動きは鈍くなるので、気を付けましょう。

ジュニア年代の頃は、いろいろ気をつけながら、一人一人の子供の状況を常に見てあげることが、必要なだと感じます。なんでいつもやっていることができないのか?それは、体に異変が起きているかもしれない、または、学校や家庭での環境の変化があるのかもしれない、などと色々と指導者が感じて考えていくべきです。少しでもこういったことがあると理解し選手との関わり方が変わっていけたらいいかもしれません。保護者の方にも見ていただけたら嬉しいです。

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