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テレグラフにいた #45

# 45
 — ノートの切れ端 —

 考えてみると、僕はずっとひとりだった。
 いつからかは忘れてしまったが。
 僕はずっとひとりだった。
 そして、これからも。
 物語が終わるまで。
 きっと。

(続く)

二千二十年四月十一日。
少し長い小説を公開します。
これから毎日更新して、多分五月が終わる頃に終わります。

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君は友の、澄み切った空気であり、孤独であり、パンであり、薬であるか。みずからを縛る鎖を解くことができなくても、友を解き放つことができる者は少なくない