甘やかすのはよくないとおもうけど
18才長女は志望校に落ちて、うちから5kmほど離れた図書館に通い始めました。
「原付いる?ちょっと遠いし」
夫が、長女に原付バイクを提案しました。不合格がわかった日のことで、長女は流れで浪人したいと言ったものの、まだぼんやりしていました。
「わかんない」
「わかるようになったらでいいか。じゃ、とりあえず自転車で」
「だんだん上手になるよ」
夫は長女に、昼食になるものを自分で用意するように言いました。長女は、おにぎりを持っていくことにしました。
「お母さん、おにぎりがマスクしたお父さんみたいになっちゃったよ😢」
「まあ、だんだん上手になるよ。調理は練度だから」
「お姉ちゃん、ライト買ってきてやるよ」
さて、長女は自転車で図書館に行き、1日過ごしてみました。朝は9時から夜7時まで図書館に居ました。
帰りは暗くなっていて、長女は道を間違えて迷っていたそうです。図書館は郊外にあるので民家は少なく、あたりは林に畑です。
ライトはペダルが重くなるものでした。
「自転車のライト何も照らさないし、外灯少ないし、国道のレストランに着いちゃうし、足痛いし、目痒いし、鼻詰まるし」
泣き言が止まらない。
長女は、こたつに突っ伏していました。
翌日、11才長男が「お姉ちゃん、ライト買ってきてやるよ」と言って、100円ショップに出かけました。
帰ってきて長男は、長女の自転車の汚れを落として、油をさして、ライトを取り付けていました。後ろに反射板をつけてくれました。
長男まで長女を甘やかすようになってきました。大丈夫かな。いや、よくないよなあ。
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