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梅という名の会社に入り。

広報部Dの白川です。今回は私が当社・あぷりに入る前と入った後での印象について書いてみたいと思います。

「経営理念」に違和感……

私は昨年10月末に株式会社あぷりの面接を受けました。面接前に転職エージェントから聞かされていた事前情報は…

  • 八尾の介護会社

  • 中小企業の弱点でもある情報発信を強化したい

  • 介護と言っても、ベンチャーみたいで、「ぽく」ないです

八尾……ガラが悪(自主規制)=大阪市内でずっと働いていたから「都落ち感」がある。
介護……うら寂しい、薄暗い、うつむき加減のご入居者様。
介護といってもベンチャー……なんかブラ●クっぽいのか?

そんなイメージでした。そもそもこの数年間はまぁまぁ、世間で面白おかしく伝わるような真っ黒な会社(現実に存在していた! 「QOLって美味しいんですか?」みたいな感じです)にいたので、エージェントの話は冷静に聞いていました。
とは言え、それまで最終面接に行って落とされること連続3回……もう気持ちも荒んでいましたので、当たって砕けろという思いでした。

こういう仕事をしていると、気になるのがその会社の経営理念なんです。あぷりが掲げている経営理念が『高齢者の未来にとびっきりの笑顔と感動を添える』でした。

え? 高齢者の未来? 感動を添えるぅ?

すごく違和感を抱きました。
失礼ながら、高齢者に「未来」があるのだろうか。「未来」とは若者が見られるものではないか? それに感動は与えるものではないのだろうか? いやいや、そもそも社名の「あぷり」ってなんやねん?
……聞きたいことが山のようにあり、採用されたいとか云々ではなく、非常に興味を持って面接に臨みました。

あぷりってなんやねん?

最寄駅は志紀。遅延情報の常連・JR大和路線です。阪和線には負けますが、「倒木(時々倒竹もある)」とか「動物と電車が接触」とか、都会っ子にはあまり馴染みのない理由でまぁまぁ遅延します。

面接では、代表の話を伺いながら、これまでの実績について説明……とまぁ、オーソドックスな流れの中で、「質問、ありますか?」となったので、気になる社名のことを聞きました。

あぷり=ジャパニースアプリコット=「梅」のことだと説明されました。
(これはこちらにも書いてあるので、ご参照ください)
この話を聞き、(すごい企業ストーリーがある!)そう直感しました。

また、もう一つ気になった経営理念について質問すると、「これまで経営理念について質問された人はいない」と言われたほど、レアな質問だったようです……すいません、職業柄、理念は気になるので。

ただ、入社して思うのが、この「高齢者の未来」というのが、あぷりの活動における「全て」と言っても過言ではなかったことに気付かされます。
それはこちらをご参照ください。

また、「添える」も、会社の介護観を示しています。全てをスタッフがするのではなく、ご利用者様の自立を促し、その足らずの部分を担うということ。また、与えるは目線が上だけど、添えるは目線が同じか下であるということ。
……メチャクチャ深い。

なにより、介護施設にありがちな、暗さ・うら寂しさがない。ご利用者様が笑顔でいる様子が見て取れました。
帰り、志紀駅のホームで電車を待っていましたが、またここに来たいなと思いました。案外近いし、八尾だけど(失礼)、ここにこんな面白い会社があるんだ、ということを発信するのも非常にやりがいがあるかも知れないと感じた次第です。

固定概念がないからこその「発想の飛躍」

ご縁があり、採用していただきました。
さて最後の「介護と言っても、ベンチャーみたいで、「ぽく」ない」
約十か月経ちますが、「介護ってこんなにも明るく楽しい業界」だったのかと思っています。いや、うちの会社だけなのかもしれませんが。
それだけ、「介護、介護」していないのが特長だと思います。「介護とはこうあるべきだ」という固定概念がないからこそ、発想が大変飛躍します。
例えば、介護施設を運営する会社なのに、セレッソ大阪とオフィシャルパートーナー契約をするくらい飛躍します。この根底にあるのは単に企業PRだけではありません。もっと深いところでの考えがあるのです。
この発想の飛躍のために、管理者はいろいろなアイデアを出し、ご利用者様に日々楽しんでいただこうと考えています。
『ご利用者様のため』という視点で管理者が物事を捉えています。自分たちがラクしたい・手を抜きたい・面倒臭いなんて考えが1mmでもあったら、まず否定されます。
でも、「ご利用者様が喜んでくれる」となったらベテラン・若手問わず、意見を採用してくれます。

「オモロイ」か「オモロくない」かが判断基準です。自分の意見・考えを持たない方が非とされます。なので、「ベンチャーっぽい」は理解ができます。

また、ご利用様を「一人の人間」としてしっかりと見るので、その方の意志や尊厳を大切にしています。
意外にこの観点が疎かな施設が多いと聞きます。
要はご利用者様を“捌く”感じで接していくと。
皆さんの親御さんが、終末期、そんな扱いを受けたらどう思われますか?

よく、利用者様に対して、「ご飯食べたか?」「ハヨ寝や」などとタメ口で話す介護施設もあると聞きます。
その言葉を発する根底にある意識は「世話をしてやっている」です。
もちろん、親近感は大切ですが、あくまでもご利用者様は「お客様」であり、「人生の大先輩」です。その配慮・敬意が足らないと。

介護ではなくサービス業と事あるごとに代表は発しており、幸いにもご利用者様に対する横柄な態度をする従業員はおりません。

十か月が経って

十か月が経ってみて……この会社に採用していただき、大変感謝しております。社内報、コーポレートアイデンティティ、セレッソ大阪などさまざま多岐にわたる経験をさせていただいております。

はっきり言って仕事が楽しい。久しぶりですね、こういう感覚は。
とはいえ、まだまだやるべきことがあり、この十か月は序章に過ぎません。

この数年は、真っ黒な会社勤めだったので、「仕事が楽しい」という感覚がなかったです。苦痛でしたし、適応障害の可能性なども言われました。

でも、そんなことを吹っ切って、今後も固定概念に囚われることなく、「オモロイこと」をドンドン仕掛けていきたいと考えております。
去年の今頃、こんなにもオモロイ仕事をしているとは想像できませんでした。

まだまだ伝説になんかなんねぇーぞ!(BOØWY『LAST GIGS』)

今後のあぷりに、ご期待ください。

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