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“だけ”に染まらない。

大阪府八尾市で介護事業を展開する「あぷり」。
この度、新たなチームを結成した。その名もコーポレートコミュニケーション部。会社のコミュニケーションを司る役割を担う。その意図とは?

初の「コーポレートコミュニケーション部」

2022年4月8日、当社株式会社あぷりでは、「コーポレートコミュニケーション部」を立ち上げ、キックオフミーティングが開催された。
メンバーは、5つの施設からの選抜メンバー。若手社員のモチベーションをアップさせていく考えだ。

そもそも、コーポレートコミュニケーション業務を担当する「広報部」は、2022年1月より発足しており、広報部のミッションは3つある。

  1. 企業価値の向上

  2. マーケティング

  3. 採用広報

これらを単独で動かすのではなく、複合的にリンクさせながら、それぞれのミッション実現に向けて取り組んでいる。
しかし、リソース(人的資源)は限られている。そこで、あぷりで導入されている「部活動」を広報業務に導入することとなった。
当社では、教育、接遇、レクリエーション、環境の4つの部があるが、それぞれこうした体制で行われている。
広報部の活動をさらに浸透させていく――それが『コーポレートコミュニケーション部』、通称「CC部」だ。

なぜ若手人材なのか?

CC部のメンバーのキャリアは入社2年以下。先ほども述べたが、内3名は今年の新入社員だ。
CC業務をキャリアの浅い人材に任せるようにしたのか? その根底にある考えは「人材育成」だ。
介護事業における人材育成=介護実務のレクチャーとなりがちだが、その実務を執り行う上で大切なのは、やはり“ヒューマン”な部分。
根源にある人としての思いの部分が欠落していては、介護の実務をしても「作業」という認識でしかなく、それは当社の考え方としてはまったくそぐわないものになってしまい、あぷりが目指す経営理念実現とは程遠い世界観になってしまう。
そこで、若い人材にはこのCC部の活動を通じて「気づく力」「伝える力」「工夫する力」を養ってほしいという思いがある。
「介護の会社だから、介護“だけ”やっていればいい」――とはまったく思わない。そういう考えは当社とは真逆の考え方と言えるだろう。せっかく当社を選んで入社をしてくれたのだから、人としての成長の場を彼女たちに提供したいという考えなのだ。

SNSの更新もCC部の大きな役目

むしろ“ぽくない”を目指す。

このCC部メンバーに、社外発信においては以下のSNSの更新が役割として与えられた。

  • Twitter

  • note

  • (特定施設の)Instagram

現在、稼働しているのはTwitterhttps://twitter.com/apri_yao_pr)。広報部ディレクターを中心に、新入社員の「えってぃ」、そしてベトナム人スタッフの「フォンちゃん」が投稿を行っている。
「えってぃ」は自ら一日1投稿を課し、日頃感じたことなどを中心に投稿ししてくれている。
「フォンちゃん」はなんとベトナム語で初ツイート。以後は慣れないながらも日本語を使ってツイートをしてくれている。

Twitterチームには、原則「誰かを傷つけるような投稿以外はなんでも可」「いつでも自由に投稿していい(輪番制や強制ではない)」としている。
また、介護事業を運営しているから介護に関するツイート……はしなくていいと伝えている。むしろあえて避けていると言っても良い。
彼女たちには、彼女たちの年頃ならではの流行りもあったり、興味を持つこともある。ひいては彼女たちの“人生”がある。
なので、EXILEもあれば、料理の写真もある……いいんです、それで。
介護の会社のアカウントだから、ではなく、そもそもそこに集うのは“人”です。仕事中心の人生ではなく、豊かに生きてほしい。それでいてこそ、“人の気持ち”が分かることがある。
介護の仕事は究極のところ「人と人の結びつき」であり、人の機微を理解できないと意味がないと思っているからだ。
今後、彼女たちには社内報の企画立案・取材・原稿作成なども行ってもらいたいと考えている。
そういった本業以外での業務での“自信”は、彼女たちの人生をきっと豊かにするはずだと、広報部ディレクターは確信している。
せっかく当社を選んでくれたのだから、彼女たちには「入ってよかった」と思ってもらいたい。