[AIは夢でもロマンでもない技術なんだ] No.17 part 1
こんにちは。
毎日投稿16日目!!
AIに世界を乗っ取られる?!
今日は、私が最近読んだ本のアウトプットをしていきたいと思います。
「AI vs 教科書が読めない子供たち」
2019年のビジネス書大賞に選ばれたこの本を読みました。
感想は、
「AIに対して間違った認識をしていた!」
「学校教育でやっていることは正しいのか、、?」
などが読んだ後に出てきました。
すごく考えさせられ、また、自分自身が教師として何を教えていくのかというものが少しわかるようになりました。
今日はそんな「AI vs 教科書が読めない子供たち」を、短く簡潔にまとめていきたいと思います。
◆誤解だらけのAIブーム
「AIがAIを創る世界が来る。」
「AIが人の上に立つ日が来る。」
こんな話を聞いたことがある人はたくさんいると思います。
「AIが人の上に立つ」のような考え方を、
”シンギュラリティ”
と言います。
しかし、これは絶対にこない!!とこの本で断言されています。
ただ、シンギュラリティは来ないにしろ、違った問題に直面すると予想されています。
この問題に関しては後ほど書いていきます。
◆AIの歴史
1960年代 第1次AIブーム(推論と探索)
この時は、AIを使ってパズルをしたりなど特定の環境のみで活躍しました。
あまり実用性がないなとうことで、そんなに流行ることはなかったです。
1980年代 第2次AIブーム(エキスパートシステム)
専門家が教えた、内容は把握し、問題に答えることができました。
2010年代 第3次AIブーム (機械学習)
ここで一気にAIはすごい!!と広まっていきました。
機械学習とは、ビックデータというものを教え込んで学習することです。
ビックデータはGoogleが使っているような莫大な量の情報を管理するデータのことです。
ここでできるようになった例としては、
YOLO(your look only once) →画像処理
・写真を見て、りんごはどれ?と言ったら、りんごはこれとわかるようなシステムです。
ワトソン→ロボット
・このロボットが当時のクイズ王に勝利するのです。
日本でもAIのロボットが使われたプロジェクトが実行されていました。
「東ロボ君プロジェクト」といって、ロボットが東大の試験を受けて合格するのか?というものです。
結果としては、
東大には絶対に受からない!
(MARCHには受かった)
世間はこの発表を聞いて、「受かった」「受からなかった」の結果にしか興味を持たなかったですが、
この過程の中で、何ができて、何ができなかったのかを理解すること
これが一番の目的だったのです。
東大の試験でも得意なもの不得意なものがAIにはあったのです。
◆AIの得意、不得意
さきほどの東ロボくんのプロジェクトでAIは何が得意で、何が不得意なのか明確になりました。
例えば、暗記力。
ここに関してはずば抜けて、AIは得意です。
世界史や日本史は東大クラスの問題でも解いてしまいます。
他には計算(数学)もすごく得意です。
しかし、何度やっても何度やっても合格点に行けなかった教科があるのです、
それが、英語と国語なのです。
これに関しては、どうしても勝てなかったらしいです。
なぜできなかったかというと、
問題を見て、それと類似している文章を探しだし、比較して答えているだけだからです。
どういうことかというと、
”考えていない”のです。
ここで、AIの決定的限界に科学者たちはぶち当たってしまうのです。
それが、
”意味”です。
AIはロマンでも夢でもない。ただの技術なのです!
ターミネーターのような世界は今の技術力では到底くるわけがないのです。
明日の記事でこの決定的限界”意味”についてと、シンギュラリティ以外の人間が直面する問題について書いていきたいと思います。
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