APPLIの恥ずかしい過去 EP2.夢の東大キャンパスライフと現実
どうも、東大卒恋愛コンサルタントのAPPLIです。
昨日は僕がキモいといわれた中学時代の話をさせていただきました。
今回は僕が一念発起して東大に合格、夢にまでみたキャンパスライフを謳歌できたのか…?
という話をしていきます。
夢にまで見たキャンパスライフ
僕はそれまで蓄えてきた数々の恋愛テクニックをバクハツさせ、東大生であることを最大限に利用して、女にモテまくっている
・・・はずでした。
しかし、現実はそんなに甘くありません。
「女にモテたい」
その一心でテニスサークルに入ったりもしましたが、結局どこへ行っても周りの男は東大生です。
女がそれだけで落ちる道理などあるはずもありません。
また、僕には好きな女の子がいましたが、いくらそれまでに恋愛本から吸収したテクニックを試してもその子の反応がよくなるどころか、むしろ悪くなる一方でした。
僕はさらに恋愛について研究しました。
それまでは基本的に本を媒体にして学んでいましたが、今度は主にネットで情報を検索するようになったのです。
“恋愛コラム”と名のつくものは片っ端から読み、ナンパ師が発行している恋愛メルマガに登録しまくり、時には怪しい恋愛教材を買ったこともあります。
でも、どんなに書かれてある恋愛テクニックを試しても、その子の反応がよくなるどころか、むしろ態度は冷たくなっていく一方なのです。
僕は沸々と怒りが湧いてきました。そしてあろうことか、その怒りの矛先はオンナに向かって行きました。
「こんなに恋愛を必死に勉強している俺に振り向かないなんて、あいつらの目は節穴か?」
完全な八つ当たりです。プライドだけ高くて現実がそれに追いついていないどうしようもないアホでした。
やがて僕はヤケを起こします。
どこかの掲示板に書かれていた内容をマネして手当たり次第にケータイの連絡先に入っている女の子たちにメールを送りまくったのです。
もちろん、そんなスパムメールまがいの行動にイチイチ反応してくれる女性なんていません。
どんなに自称「メールの達人」の方法をマネても彼女たちからしたら迷惑以外の何物でもないからです。
しかし、そんなことはもうどうでもいいくらいに僕の心はズタボロになり、冷静な判断力が働かなくなるほど頭に血が登っていたのです。
そんなある日、普段は決して鳴ることのないケータイに一通のメールが届きました。
そして、メールを開封してみると・・・
人生初の彼女をゲット!しかし・・・
ある女性からメールが届いたのです。そして、なんと僕はその子をデートに誘い出すことに成功しました!
さらにデートはトントン拍子に事が進み、しまいには彼女の方から腕を組んでくれるようになりました。
正直に言って、そのときの僕は恥ずかしいことに勃起していました。
それまで女性と腕を組むことはおろか、手をつないだことも、デートすらしたことがなかったからです。
ついに今まで学んできたことが報われた!
僕はそのままの勢いで彼女に告白し、そしてOKをもらったのです。
正直、自分が好きでもない子と付き合うことには後ろめたさがありましたが、もうそんなことはどうでもよくなっていました。
当時の僕はこれまでにないくらい浮かれていたのです。
彼女と付き合い始めてからしばらくは夢のような日々を送りました。
長い長い苦しみからようやく抜け出すことができた。
いつ返し終わるか分からない莫大な借金をようやくすべて返済しきった気分です。ついに冴えない青春時代に終止符を打ったのです。
全てがやっと終わった思いがしました。
彼女とはいろんなところへ遊びに行き、時には手をつなぎ、夢見心地の甘くて、不思議な気分を味わいました。
ふと、僕は思ったのです。
「これは本当の現実なんだろうか?それとも、とうとう自分は妄想の世界の住人になってしまったのだろうか?」
しかし、それは紛れもない現実でした。
なぜなら、その後、僕は思いっきりボコボコに痛めつけられるからです。
交際を始めてから6ヶ月もたつ頃、僕はめちゃくちゃ焦っていました。
なぜなら、付き合い始めてからもう半年も経つのに、未だに彼女とのセックスはおろか、キスすらできていなかったからです。
そう、まだ僕は童貞を卒業できずじまいだったのです。
そして、そんなある日、ようやくチャンスが僕のもとにも回ってきました。
彼女が僕の実家に来ることになったのです。僕は人払いをして入念に準備を整えました。そして・・・
ついに彼女が家へその時APPLIは!?
僕は予定通り家に彼女を連れ込み、いよいよ“その時”が来たんだと思っていました。
テレビを見たりしながらこたつでゆっくりと過ごしました。
そして、イチャイチャしてイイ感じの雰囲気になり、そのまま彼女を押し倒し・・・
なんてことは全然なく、ただただ時間ばかりが過ぎていきました。
むなしくテレビの音だけが部屋に鳴り響いていました。
しかも心なしか彼女との距離が(物理的にも心理的にも)少し遠いのです。僕は焦りました。
こんなチャンスはもう二度と来ないかもしれない・・・
そこで僕は勇気を振り絞って彼女の髪を撫でようと手を伸ばしました。
が、彼女の反応は思ってもみないものだったのです。
彼女は一瞬、ビクッとして少し距離をとり、その後何事もなかったかのように作り笑いをして『何?』と聞いてきたのです。
どんなに女性経験がない僕にだって彼女の反応が“拒絶”を示すものであることくらい簡単に分かります。
もはやパニックでした。どうしていいものかさっぱり分からない。
そんな極限状態の僕から出てきた言葉はまさかの『俺のこと好き?』でした。
自分でも何を言っているのかサッパリ分かりません。
その時の僕の声は間違いなく震えていたと思います。
ドクンドクンと心臓の鼓動が速くなるのがわかります。
1分1秒がとてつもなく長いものに感じました。
今思えば彼女は困ったに違いありません。しかし、もう確認せずにはいられなかったのです。
そして、彼女の口から出てきた言葉は当時の僕には予想すらできなかったものです。
「APPLIのことは友達として好き」
一瞬、僕は何を言われのか理解できませんでした。
ふと、我に返った時には完全に心をへし折られていました。
ナイフでズタボロに心を切り裂かれ、血がドロドロと流れ出るような感覚でした。僕は目の前が真っ暗になりました。
私じゃ、あなたのことを幸せにできなかったね…
その後しばらくしてから彼女が電話したいと言ってきました。僕は彼女が何を言いたのかもうとっくに分かっています。
案の定「別れよう」と申し訳無さそうに彼女は言ってきました。
「私じゃあなたのこと幸せにできなかったね」という言葉とともに、、、
僕は自分の不甲斐なさを呪いました。そして彼女に申し訳なくも思いました。
僕は彼女の事を満足させてあげることができず、彼女の時間を不当に奪ってしまったばかりか「私じゃ幸せにできなかったね」だなんて彼女を悪者扱いさせてしまったのです。
自分の情けなさと彼女の優しさに涙がポロポロとこぼれ出てきました。
そして僕は何も信じられなくなりました。
恋愛本や心理学の本に書いてある恋愛テクニックや心理術を実践していたにも関わらず、半年も付き合った彼女に「友達として好き」と言われてしまったのです。
僕に彼女ができたのは恋愛本やネットの恋愛コラムに書いてあるようなテクニックのおかげだと思っていましたが、全くのカンチガイだったわけです。
好きな女性にこっぴどくフラれたこと、
半年も付き合ったのにキスすらできなかった自分、
そして必死に研究してきた自称「恋愛マスター」たちの恋愛術が実は全く役に立っていなかったことのトリプルパンチを喰らいました。
一体、自分の何がダメだったのか?
女性を惚れさせるにはどういう会話をすればいいのか?
そもそもモテる男たちはどうやってオンナを落としているのか?
僕は悔しくて悔しくて今度こそ本気で気が狂いそうになりました。
なんだか暗い話が続きますが、ここからどんな道を歩み始めたか。
続きはこちらのEP3でお話しています。
今日も僕の過去話を最後まで聞いていただき有難うございます。
APPLI
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