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おんがえし

noteをはじめてもうすぐ11ヶ月。

ただの日常や何気ない気づきを、ゆっくりのんびりペースで書いているわたしのnoteを、顔も知らない、年齢も知らない、純粋に文章だけで繋がってくれる人がいる。

そしてスランプの時などもそっと見守っていてくれる人がいる。

はじめは自分のためだけに書いていたこと、それは今も変わらないけど、前とちがうことは、誰かのために伝えたいことがある、そんな存在を近くに感じられるようになったこと。

いつからか音楽を聴くことから離れてしまったわたしがいて、その世界に閉じこもった。noteをはじめるまで、少し時間が経ってからもそうだった。

「音楽に依存しすぎない、距離感が大事」

と、その人は初めにnoteで教えてくれた。

いつかの高校生のわたしは、ライブハウスに通えばいつかライブハウスをつくってみたいな、なんて考えた。こんなにステキな音楽を奏でる人達がいて、なぜスポットライトを浴びないんだろうとそんなことばっかり思って。

大人になったらライブハウスで働きたい!なんてぼんやりと思った。

結局、音楽を自分で作れるわけでもなければ、音を出せる環境ならどこでもいいわけでも、誰でもいい訳でもなさそうだ。

そして一番に、わたしはわたしが作ったものに興味はなかった。

とにかく知識がなくて、やりたいことばかり膨れ上がったまま、できない理由を探した自分に失望した。自分が何を求めていたのかを見失った。

わたしの中の応援したい人たちが、いつかくれた音やエールを返すのが夢だったのに、何もできない。

いつしか音楽を聴くことから離れてしまった。音楽が好きな父が亡くなったことも大きかった。

でも、やっぱり音楽は素晴らしい。

作ることって、伝えることって素晴らしい。

文章や表現で繋がることって素敵なことだ。

noteで繋がった音楽を奏でたり、絵を描くその人がそんなことを思い出させてくれた。

わたしは音を返すことはできないけれど、たくさんの感謝を込めて。

これは小さい頃からの大好きな藤田三歩さんの絵本、「森でハミング」のページです。

わたしは未だにこんな、こどもたちのような気持ちをずっと持ち続けている。
周りと比べて歩みが遅いのも承知している。

大人になってもワクワクさせられるような冒険の旅。
夢を追う人たちには、できればずっと、そんな旅を続けてほしい。
でも大切な人は大事にしてあげてほしい。

きっと遠回りしてもいつか戻ってくる場所があればいいのだと思う。その場所を大切にしてほしい。

わたしは大人になってもまだ、迷子だ。
きっと居場所を作りたいのだと思う。誰かに必要とされ、そして自分も同じくらい返せる居場所を作りたい。

素直になれる場所。心許せる場所。笑いあえる場所。
そしていつか音返しの代わりに、誰か一人でもそっと灯りを照らせる人でありたい。

いつも読んでくれてありがとうございます。


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