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打ち合わせに“バ美肉”参加!仕事も趣味も楽しむエンジニアの正体とは?

「AppBrewのミーティングに美少女が参加している…!?」そんな噂を聞きつけて、その張本人であるNarazakaさん(@narazaka)にオンラインインタビューを敢行しました!バ美肉(注:バーチャル美少女受肉。バーチャルの世界で美少女の姿を手に入れる、の意)のことから、エンジニアとしてのお仕事のことまで、存分に語ってもらいます。

ーーNarazakaさん、今日はインタビューよろしくお願いいたします。さっそくかわいい!

普段ミーティングで美少女的な3Dアバターとボイスチェンジャーを使っている謎の存在としてインタビューされることになった、一般社員です。よろしくお願いします。
顔の位置や唇の動きをトラッキングし、反映させているので、こんな姿ですが意外とリアルな自分の喋っている姿に近いと思います(ソフトは waidayo・Oredayo4V を使用)。普段はこの姿とボイチェン声で「VRChat」などのVRSNSを楽しんでいます。

ちなみに、このインタビューで使用している背景は、AppBrewのリアルな会議室の写真を配信用ソフトOBSで合成しています。

また、AppBrewはMacユーザーが多いのですが、私は断然Windows派です!バ美肉もやりやすいですし。


ーーさっそく掘り下げたいことだらけですが…。まずはNarazakaさんのご経歴と、AppBrewでのお仕事について教えていただけますか。

経歴について話すNarazakaさん

京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻を卒業後、株式会社ドリコムに新卒入社。スマホゲームのバックエンドエンジニアを軸足に置きつつ、ブラウザフロントエンドや認証周りなどにも手を出していました。その後VTuber配信アプリ「REALITY」を運営する株式会社Wright Flyer Live Entertainment(現:株式会社REALITY)を経て、2019年にAppBrewに入社しています。

前職の2社はゲーム・エンタメ系の色が強かったのですが、様々な経験を経て情報技術だけでは解決出来ない問題があると感じ、企画面や事業面などの技能も学びたいという気持ちを抱いて、LIPSを展開するAppBrewに入りました。

現在は会社の規模も大きくなり状況が変わってきていますが、入社当時(2019年)のAppBrewの理想として、社員全員が幅広くゼネラリスト的な動きをすることを推奨していたことが決め手となりました。

ーーAppBrewに入社後、企画側を経験してみていかがでしたか?新たな発見などはありましたか?

技術以外のこともやりたいと希望して、しばらくはマルチに企画から実装まで幅広く挑戦してきたのですが、結局のところ、現在はほぼ実装をメインにやっています(笑)

AppBrewでは、チームのスループットに責任を持ちゼネラリスト的な動きが求められる「マネージャー」と、プレイヤーとして特定の分野を極める「スペシャリスト」の2種類に職位を分けているのですが、自分は完全に「スペシャリスト」側の気質だと改めて分かりました。
技術が好きな故に、それ以外の分野を食わず嫌いしているだけだったという可能性に賭けてみたけれど、やっぱり普通に苦手でした。ただ、そういう自分の性分が実際やって分かったというのは収穫だし、良い経験をさせてもらったと思っています。

また、AppBrewは目標設定にOKR(Objectives and Key Results・目標と主要な結果)を採用しています。OKRは達成しなかったからといって自分の評価や待遇に直結する目標管理の方式ではないので、期中に役割を変えても自分の評価が下がることは基本的にありません。
「ロール棚卸し会」といって、自分のタスクやロールを洗い出して、苦手なものは他の人に譲ったり、得意なものを巻き取ったりする機会も定期的にありますし、それの開催を待たずとも「とにかく、いま最適なことをする」べく、細かいことでもすばやく柔軟にそれぞれが担当する役割を変えていくスタイルです。仕事の属人化を防ぎつつ、自分のロールやポジションチェンジも希望したタイミングで実施できる環境ですね。

そういった意味で、個人個人が「自分が最も会社に貢献できる方法」を考え、組織や役割の移行など含めて適宜実行に移していける柔軟性のある会社だと思っています。

SaaSの管理画面。LIPS上に公式アカウントを持つブランドさんが日々利用している。


ーー現在はLIPSのなかでもSaaS・toB向けの仕事をメインに担当されていますよね。

はい。LIPSには一般のユーザー(toC)が触れるアプリ・Webという側面のほかに、コスメブランドさん(toB)が商品情報を管理したり、キャンペーンを展開したりするためにブランド毎にアカウントを持つというビジネスがあります。

toBのビジネスはSaaSモデルで、各ブランドさんには一定の金額を支払った上でLIPSの各種機能を利用していただいており、私は主にブランドさん向けの管理画面など、フロントエンドを中心に開発を担当しています。
あるあるだとは思いますが、toBの管理画面は絶妙にUIが使いにくかったり、利用実態に合わないまま期間が経過してしまったところがあったので、そこをより快適にできるよう、日々検討しています。


toCのサービス開発との違いで難しいのは、顧客の声の「n数」が少ないことですかね。
ユーザー向けのLIPSであれば、大量のユーザーに向けてアンケートやA/Bテストが実施でき、ある程度は「数」を拠り所にジャッジができるのですが、toBですと、1〜2社からだけ上がってきている機能要望だがとてもクリティカル…ということもある。

それをどう優先順位をつけるか、どのご意見を採用し実装につなげるか、「数」という絶対的な指標がないことで悩む事も多いです。

ただ、顔の見える利用者(ブランド担当者など)から、ダイレクトに忌憚ない意見が聞けることや、自分が対応した件への感謝の言葉がもらえたりすることは、とても励みになりますね

また、AppBrewのいいところのひとつですが、toBのクライアントに向き合っている営業メンバーも「技術面に対して勉強しよう、歩み寄ろう」という姿勢があり、同時にエンジニアサイドも企画面や事業全体について理解を深めようと努力しています。

私たちのチームはきちんと検討の背景やクライアントの意見も共有されますし、「これは実現可能ですか?」「この方法は難しいと思うのですがどうでしょう?」などと、営業メンバーから起案される段階で、すでに開発面の“勘所”をある程度つかんだ相談内容になっているなど、お互いの仕事を尊重し合いながら協力する体制ができていると思います。

ーーNarazakaさんの普段の働き方がわかったところで、お待ちかねの”バ美肉”の話題にいってもいいですか?最近はミーティングも美少女の姿で参加されているとか…!?

AppBrewのミッション「ユーザーに求められるものを、再現性を持って作る」をお話するNarazakaさん


社内の雰囲気がフランクな会社であることもあって、当時のマネージャーとの1on1ミーティングに試しにこの姿で参加してみたんですよね。
そうしたら、「いいですね、次の会議もそれで出たら?」となって、だんだん人数の多いミーティングにアバターで出るようになったと記憶しています。
ただ、当時のみんなの反応ってあんまり覚えていないんですよね...印象が薄いということは、とても自然な感じでメンバーに受け入れてもらったんだと思います。

ミーティングに出るためには音声も必要ですので、ボイスチェンジャー(GFormをElementでルーティング)と仮想オーディオデバイス(SYNCROOM)で出力先をzoomなどのミーティングに指定しています。

ただ私はWindowsなのでするするとできましたが、Macだとちょっと面倒かもしれません。
(※Narazakaさんが社内向けに書いたバ美肉の手引きドキュメントを今回特別に公開中です!)

現在はフルリモート勤務で、ほぼ出社はしていないので、他の社員からしてみるとアバターの姿のほうが印象あるのではないでしょうか。

ーーアバターって、本体だけでなく小物や服、付属品も揃えてカスタムして作るんですよね。それって女性がコスメや洋服をコレクションするのに似ていませんか?

どうでしょう…。全然理解できていないかもしれませんが、この姿で過ごすようになって、LIPSユーザーのみなさんが「かわいくなりたい欲求」から、コスメの情報収集したり、購入したりする気持ちの片鱗はわかる気がするようになりました。「かわいく見られたいな〜」と考えながら、現実の世界では服を全く買わない自分が、アバターの服は買っちゃいますしね。
ただ、アバターにおいても「肌の質感」や「瞳の色」など、メイクアップに近い方面はまだ全然触れられていないので、コスメならではの概念や要望までは、まだ理解が及んでいないと思います。

一方、アプリに関して「この機能は、○○だったほうが投稿しやすい」という声などは、意外と自分の他の経験やユーザーの行動から、類推・想像することはできますよ。

たまに、本当にわからないことも出てきますけどね。そういうときは正直に周りに聞きます。こういうところでめちゃくちゃ気軽に聞けるのも、AppBrewのいい文化です。

ーー最後に、AppBrewに興味をもってくれた方にお伝えしたいことがあれば。

エンジニアたるもの、「俺より強いやつと戦いたい!」と常々思っているので、新しい方との出会いに期待しています!
エンジニアとしての技術面はもちろん、営業的なスキルであったり、企画の才能、対人スキルなど…"強さ"のジャンルや種類は問いません。各分野のすごい人たちと一緒に働きたいですし、それだけの環境が整っている会社だと思います。

あと、個人的な宣伝はありますかと言われたので…、「Skeb(スケブ)」というサービスに登録して絵や漫画の依頼を募集してます。ネタを下さい。

購入した洋服パーツをアバターにセットアップする様子


今回使用しているアバターなどはこちらから入手可能です!
使用アバター:シンシアちゃん
服装:魔法学校制服

AppBrewやLIPS、はたまた私のバ美肉の取り組みに興味を持っていただけた方、ぜひお話しませんか。もちろんオンラインでの面談も大歓迎です!


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