目の前をどれだけ見ているか
スマホが壊れて、PCでもろもろの連絡を行うようになっておよそ2日が経った。アプリによれば私は毎日、スマホを2-3時間見ている。家からあまり遠くに出かけない日は4-5時間見ていたらしい。今は朝に15分、昼に15分、夜に30分ほどになると、SNSを見たいとも思わないし、「あれTwitterで私は何を見ていたんだっけ?」と思う。長い間会っていない人の今日1日のことをFacebookで知るのもすごく変な感じがしてしまう。
目の前にあるもの、隣にいる人をどれだけ私は全然よく見ていなかった。LINEを使えば、日本とタイで離れていてもリアルタイムでチャットができるけど、私のいる場所はやっぱりタイで、目の前にあるもの以外を実際に見ることはできない。スマホがないと、すごく孤独に感じる。同時に、スマホがないから、連絡が取れなくて困ることがないように、となりにあみちゃんや舞子、タオ島で出会った女の子たちがいてくれる。ラインで電話するのと同じくらい、おいしいものをみんなで食べると元気が出る。一人ぽつんと世界に立っている感覚と隣に話しかけられる相手、共感してくれる相手がいることを一緒に感じている。思っていることの何割かしか、言葉にならないけど一緒に感じることができる非言語的な何かを忘れないでいたい。
今日は夕日がとってもきれいだった。タオ島の今いるビーチは本当に波が穏やかで波の音すらしない。ウユニ塩湖のように夕日をきれいに反射させる。日が落ちてからも穏やかなのには変わりなく。あみちゃんと星をみた。その時にふと思い出す人がいて、私はやっぱりそんなに多くは愛せないと思った。隣にいてくれた何人か、出会った何人か、そして思い出す1人や2人を大事に生きていければいいのかもしれない。
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