現状維持は後退の始まり

グループを組んで取り組んでいたダイエット。

目標にしていたマイナス５キロを達成して、「維持期に入りましたね。おめでとうございます。」と声をかけられました。

維持することはとても大変です。
ここからが本当に苦しい勝負ですよ、とも。

その達成から４日後。

体重が妙な動きをしているなあと感じました。

カロリー管理はしてるし、運動もちゃんとしているし、ストレス管理もバッチリ。

でも増える傾向がある。

「これ、どういうことだろう？何かあるのかな？」

その違和感を手に、自分の内側と向き合ってみることにしました。

心の声は「維持しようっていうマインドセットをするのは効果的でないよ。現状維持は後退だよ。あと、考えるときに使うことばを前向きなものに変えて。」と訴えてきました。

「維持しよう」とすると歩みが止まります。

変化させないことに労力を使って維持できたとしても、そこから先へ進めることはありません。

自分がどんなに頑張って維持しようとしても、周りが進化していくから相対的に後退してしまうんです。

時間は過ぎ、状況は刻々と変わり、そのことを踏まえてしなやかに変化していくのが「生きていく」ということ。

変わらずにいようとすることが、むしろ不自然だったんですね。

そしてグループの人からの「維持することは大変。苦しい。勝負である。」ということば。

それらのことばを用いて物事を捉えていると「大変で苦しい勝ち負けの世界」に突入することが決定してしまいます。

イメージしてしまっているからです。

それよりも「さらに成長することは楽しいこと。自分が自分らしくいるために、さらに何ができるかな」と変えてみると、少し前向きになります。

わざわざ自分を苦しい世界に追いやらなくてもいいんですよね。

危うく罠にはまるところでした(笑)

親切な気持ちからアドバイスをくれたと思うのですが、”考えていること”が人をつくっていきます。

ポジティブなことを考えながらめちゃくちゃ落ち込むことはできないし、苦しいと考えながら腹を抱えて笑うことはできないのです。

だとしたら、「どんなふうに感じていたいかを前向きにセットする」ことが重要になってきます。

だからせっかくアドバイスをもらったのに申し訳ないけど「維持が大変で、苦しい勝負の世界」は遠慮させていただきたいです。

本来、維持しようと頑張らなくても…。

可能性は無限に広がっているはずだから。