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好きなことを知るために本屋を歩く

「好きなことはなんですか?」

このフレーズを聞いたときの人の反応はさまざまです。

ワクワクする!

何かあったかな?と脳内を検索する。

特にないなあ…と萎える。

先日、見ていた記事の中に「好きなことがわからないときは本屋に行き、ジャンルを決めつけずにブラブラしながら心躍る本がないかを見てみましょう」と書いてありました。

個人的には好きなことは大体把握していて、本屋も週4回くらい行くのですが、その視点で歩いてみるのはおもしろいなと思いました。

たくさんの本をパラパラ見るけれど、何が心に引っかかって膨大な中からその一冊を手に取っているんだろう?

購入にまで至るものは、何が決め手なんだろう?

そんな興味が湧いてきたのです。

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早速、いつも通っている大型書店の、漫画と参考書以外のところをくまなく歩いてみました。

表紙に惹かれたものを一つずつ手に取り、何に反応したのかな、何を求めているのかなと自分に問いながら。

これが実に多岐にわたっていました。

心理学
哲学
神話
脳科学
ダイエット
問題解決
断捨離
自己啓発
コミュニケーション
美容
ライフスタイル
リノベーション
キャンプ
珈琲
ヴィーガンレシピ
スピリチュアル
お取り寄せ 
旅行・散歩

などなど。

山田ルイ53世さんの「パパが貴族」という本を手にしたときは「なんで?」と驚きました。

ふだんはまず手にしないものです。

恐らく著者を見る前に「パパが貴族ってどういうお宅なの?」と真面目に想像して食いついてしまったのが原因です(笑)

こんなささいな行動ですが、「好奇心」は大切にしている要素の一つだということも透けて見えてきます。

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30冊以上手に取ったと思うのですが、即決で購入に至ったのはたった一冊です。

それは「美学」についての本。

好きなことを探して歩く行程で、たくさんの興味や好きなことに出会い、その頂点に立ったのが「美学」でした。

あちこちに点在していた「好きなこと」

それはどうやら、わたしにとっての美学を生きるために集められた、大切なパーツの一つひとつだったようです。

好きなことを見つける本屋の旅。

それは、自分を生きるうえで外せない価値観の輪郭を、丁寧に掘り出していく旅でもありました。

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悩みを抱えている人やもっと自分らしく生きたい人が、毎日1センチでもいいから理想に向かって進めるよう、何かお役に立てたら嬉しいです。