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バーチャルの24時間レースが、リアルの24時間レースに活きたこと

どうも、岡田です。

今日は鈴鹿でスーパーGTですね。
先週の富士24時間から続いてレースのチーム・ドライバーさんもいくつかおられると思いますが、更に来週はGR86/BRZレースで、更に更にその次の週はスーパーフォーミュラーと、毎週国内の大きなレースが連発しております💦

これに全部出るドライバーさん…は流石にいらっしゃらないみたいですが、内3つ出るドライバーさんは結構いらっしゃるみたいです。
凄い、の一言。

さて今回は、5月頭に参戦した「iRacing富士24時間レース」が、リアル富士24時間レースに活きたなと思ったことを書こうかなと思います。

■最高のイメージトレーニング

5/26~28に開催された「スーパー耐久Rd.2富士24時間レース」に先駆け、iRacingでNiShiKeNさんが主催された「NiShiKeNバーチャル富士24時間レース」に参戦させていただきました。

バーチャル富士24時間レースに参戦したのは、単純に楽しそうとか、盛り上げたい、みたいなのもありましたが、やはり一番大きかったのはリアル富士24時間レースへの最高のイメトレになると思っての参戦でした。

なので参戦可能車両の中で一番RC350に近い印象のAMG GT4を選び、メンバーにほぼリアル39号車メンバーを呼び、三友商事株式会社さんに連絡してマシンカラーをエアバスターカラーにして参戦してました。

レースに向けシミュレータートレーニングを行う方法として、実際にバーチャルで24時間レースに出るのって、なかなか新しかったんじゃないかと思います(笑)

■「淡々と」のリズム感

今回富士24時間レースでは約3時間弱、84周周回しました。
チーム全体としてはそれほど周回をこなした訳ではないですが、それでも普段のS耐だったりフリー走行じゃ絶対走らない程の連続周回をしました。

挙動やタイムレベルにおいては、ぶっちゃけリアルのRC350とiRacingのAMG GT4じゃあまり似てはいないですけど、とにかく淡々と富士を周回するリズム感のようなものはバーチャル24時間レースの参戦で養われていたと思います。

iRacingでも耐久の走行では、一個一個のコーナーを攻めるというよりは「無意識に攻める」ような感覚になると思いますが、それはリアルでも同じです。
身体は勝手に富士を攻めてて、バックマーカーの処理だとか無線だとかに意識を回す感覚がiRacing耐久とリアルで全く同じで、そのリズム感を予習できていたなと思います。

■時間感覚

iRacing耐久では39号車としては僕が旗揚げして参戦したこともあり、参戦したスミガレから帰らず、スタートした夕方~夜中~朝~ゴールまで担当があり、24時間の内走ってない時間もなるべく起きて戦況を見守っていました。

リアルではスタート1時間半からの第2スティントと、翌朝のスティント担当でしたが、元々の作戦では夜中にも担当があり、そこに合わせたメンタルというか時間感覚みたいなものを身体が覚えていて、いつでも走れる準備が自分の中で整えられていた気がします。

普通絶対しない24時間レースを(iRacingニュル24時間も含めたら2回もw)数週間前にすでに体験できていたので、気持ち的に楽さを感じられました。

■コースト走行

朝に担当したスティントでは、燃費とブレーキ保護の為チームからコースト走行(ストレート後半でアクセルを離して惰性で走行する方法)の指示がありました。

アクセルを離すことでブレーキングのポイントも変わるので、意外と難しいのですが、iRacingの耐久でも同じことをやっていたのですんなり走れました。

コーストする・しないで変わるタイムもだいたいiRacingと同じで、1セクでコンマ1とか2とかでした。

こういう「小技の訓練」も事前のバーチャルレースで出来ていたのかなと思います。

■違った所

バーチャルとリアルの24時間レースで決定的に違ったところは、バーチャルはもう「スプリントの24時間」で、リアルはやっぱり「耐久」だったなという所。

初日のフリー走行から「とにかく縁石には乗るな!」と言われてきてましたし、鈴鹿では7200rpmまで回転を回していたエンジンも、富士24時間では6800rpmに制限。
レースもクラッシュは多発したし、39号車はオイル漏れ、終盤までトップだった16号車は最後にエンジントラブルで表彰台を逃し、優勝した38号車はとにかくノントラブルだったのが最大の勝因という結果でした。

iRacingの富士24時間はコースト走行で燃費を抑えはしてますが、基本縁石はバインバイン乗ってタイム削るように走ってましたからね(笑)
それでもバーチャル富士ST-GT4優勝のチームには毎周タイム差があって、そのまま逃げ切られちゃったレースでした。

そこの意識の違い以外は、ホントにiRacingのイメージで今回は走ることが出来ました。

あっ、あと、ダンロップコーナーに入るとき毎周バーベキューの匂いがするのもリアルとバーチャルの違いかな(笑)

最終的に今年の富士24時間レースは、バーチャルもリアルもクラス2位。
何もそんなところまでバーチャルとリアルで同じじゃなくても良いじゃんって感じだし、勝って「iRacingと同じだったよ!」って言いたかったんですけど…なかなか上手くいきませんね😅

ですが、iRacing富士24時間レースがリアル富士24時間レースへの貴重な練習機会だったことは間違いありません。
主催頂いたNiShiKeNさんや、iRacing上のライバルの皆さん、ZENKAIRACINGの皆さん、ありがとうございました。

次は勝ってこういう記事を書きたいなw

最後になりますが、今年実車レースに参戦するにあたり、一緒に戦っていただけるスポンサー様を募集しています!

eモータースポーツが他のeスポーツと決定的に違うのが、リアルとバーチャルの境界線の無さです。
リアルとバーチャル、両方からモータースポーツに挑戦することで、eモータースポーツからリアルへ、そしてリアルからeモータースポーツへ繋げることができる存在になる為活動しています。

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apex_maximum@yahoo.co.jp
又はTwitter @M_Okada524 DM

今回は以上!
岡田

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