高木大介

商業写真家:東京下町(根岸)生まれ。少年期より絵画やカメラに親しむ。現在TKプレスセン…

高木大介

商業写真家:東京下町(根岸)生まれ。少年期より絵画やカメラに親しむ。現在TKプレスセンター代表、撮影職人隊隊長、商品撮影館、APA(公:日本広告写真家協会)会員、JAGDA(公:日本グラフィックデザイナー協会)会員、DIGITABLE代表など

マガジン

  • iPhone写真塾

  • 京街道を歩く(iPhoneで撮る写真集)

    京街道57kmの道のりを、あえてiPhoneだけで撮り歩いた紀行写真集。しかもiPhone13による撮影画像を、無加工でそのまま掲載しています。iPnone画像だけでどれだけのクォリティが出せるか?という、実証実験を兼ねた出版です。

  • 大判クラブ

    大判カメラを使用したさまざまなテクニックを解説しています

  • 0_東海道を歩く

    2022年6月から東海道を歩いています

  • デジタル時代のアナログ写真術

    写真家たちがデジタル化以前に取り組んできた表現や写真技術に注目!

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京街道を歩く 2 大阪編Ⅱ      京橋~千林商店街~東通商店街 

京橋から街道沿いに歩いていくと 野江水神社(のえすいじんじゃ)がある 千林商店街 京阪東通商店街(守居神社前) (守居神社前) 京かいどう(碑文) 京街道は大阪と京都を結ぶためにつくられた幹線で、豊臣秀吉が文禄年間(1592~1597)に淀川左岸の堤防を改修し、堤防上に陸路を開いたのに始まる。当初は、大阪城の京橋口がこの街道の起点で、ここから片町、蒲生、関目、今市、そして守口、枚方、橋本、伏見を経て京に至るのが、その経路であった。江戸時代になって、起点は高麗橋東詰に移

    • Godox A1実際の撮影

      アプリの準備が出来たところで、さっそく休日のスタジオでテスト撮影を行う。 被写体にはスタジオヤードにあった花桶を通常の白バックで撮影。スタジオ用の大型ストロボをそのまま使用したが、出力値が大きすぎるため光源は直射せずスタジオの壁や天井にバウンズさせた状態で、しかも出力はかなり絞っている。 明るさの調整だが、iPhone、iPad には絞りがないためカメラ側ではISO とシャッタースピードの調整を行う。ISO は25 ~ 1800 となっていたが、最低感度の25 を選択、シャ

      • スマホ用フラッシュGodox A1本体の操作方法

        本体の操作方法 電源ボタン:長押しで電源ON セットボタン:押すと出力を変えられる        出力の数字のアンダーラインが点滅 セレクトダイヤル:セットボタンを押した後、この        セレクトダイヤルで出力を変える        (最大1/1~最小1/16)OFFも可 フラッシュテストボタン:フラッシュをテスト発光LED ON : 押すとLEDが点灯(出力は変えらない)もう一度押すと消灯します フラッシュテストボタンの左上の小穴: フリーズした場合などクリップの先な

        • スマホ・タブレットでオフカメラライティング

          “オフカメラライティング”という言葉がトレンドになってきている。 通常内蔵フラッシュやクリップオンストロボを使うときは光源はカメラの位置からになるが、それをカメラシューコードやワイヤレススレーブを使うことによってカメラから離した状態でもシャッターに連動して光らせることをオフカメラライティングと呼んでいるようだ。 以前からライティングを追求するプロやマニアの方には当然だったことだが、“インスタ映え”に代表される昨今のカメラ初心者への発信などに、盛んにこの言葉が使われるようになっ

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        記事

          カメラアプリの設定をカスタマイズ

          カメラアプリを活用する上で必ず確認しておきたいのが、「設定」アプリ→カメラにあるカメラ設定だ ・設定を保持:前回起動時の設定を記憶 ・グリッド:構図決めに便利 ・QR コードをスキャン:標準カメラでQR コードを読み取れる ・ビデオ撮影・スローモーション撮影:動画撮影の解像度/フレームレート(fps)を変更 ・フォーマット:撮影・録画のフォーマットを変更 ・自動HDR・通常の写真を残す[設定を保持]:前回起動時の設定を記憶 設定を保持すると、次回カメラアプリを起動する際に同じ

          カメラアプリの設定をカスタマイズ

          3 つの動画撮影モード

          動画撮影には、「ビデオ」「スロー」「タイムラプス」の3 つの撮影モードがある 「ビデオ」モード 動画撮影で一番よく使うモード。静止画と同じようにAE/AF ロックが使えるほか、フラッシュをオンにすることでライトを常時点灯させながら撮影することもできる 便利なのが、撮影中に◎(シャッターボタン)をタップすると、静止画を切り出せる機能です。解像度は約8M ピクセル相当(3840x2160 ピクセル)になり、通常の静止画撮影より画質は落ちますが、動画を撮りながら静止画を残せる。し

          3 つの動画撮影モード

          「スクエア」と「パノラマ」モード

          「スクエア」モード Instagram などですっかりお馴染みの正方形に切り取った写真を撮影できる もっとも、他の写真モードで撮影した写真でも、後から1:1 でトリミングすればスクエア写真が出来る。 しかしスマートフォンの場合、標準の撮影スタイルでは、縦位置になってしまうことを考えると、スナップや記録の常用モードとしておくのも、便利な使い方かも知れない 「パノラマ」モード 水平方向または垂直方向に240 度ほどのパノラマ写真を撮影できる。画面に入り切らない被写体を撮影すると

          「スクエア」と「パノラマ」モード

          ポートレートモードのライティング

          写真撮影には、4 つの撮影モードがある。 「写真」「ポートレート」「スクエア」「パノラマ」。 このうち、ポートレートはiPhone X とiPhone Plus シリーズ(7以降)でのみ使える撮影モードを切り替えるには、画面を左右にスワイプする。 撮影モードによってフラッシュやセルフタイマーなど使える機能が異なる 「写真」モード 「写真」モードの機能については、このまでの解説 の項目を参照 「ポートレート」モード デュアルレンズを搭載したiPhone X とiPhone 7

          ポートレートモードのライティング

          HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影

          カメラアプリの設定によっては、写真撮影時にHDR機能を使用するかを選択できる(「HDR」表示がないのであれば、カメラアプリの設定で自動HDR が選択されている) 自動にすればiPhone がHDR の使用を適宜判断し、オンにすれば常にHDR が使用される。HDR を一切使いたくなければオフにする iPhone はHDR 写真を標準で撮影できる 特に設定を変更していなければ、HDR は自動でオン/ オフが切り替わる。HDR が必要なシーンだとiPhone が判断すると、HDR

          HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影

          Live Photos(ライブフォト)

          Live Photos(ライブフォト)は、写真に動画の要素を持ち込んだ特殊な写真。写真アプリでLive Photosの写真をプレスすると、写真がビデオのように3 秒間動く。Live Photos 機能を有効にして写真を撮影すると、シャッターボタンを押した前後1.5 秒ずつ、合計3 秒間がビデオ撮影される。音声も録音されていますが、後からミュートすることも可能。LivePhotos で撮影するには、画面上部のLive Photos アイコンをタップし、Live Photos を

          Live Photos(ライブフォト)

          ピンチ操作とバーのスライド操作でズーム

          ズームイン/ズームアウトするには、撮影画面をピンチ操作するのが基本だ。iPhone X やiPhone 8 Plusなどのデュアルレンズ搭載iPhone では円型メニューのドラッグ操作、それ以外のiPhone ではピンチ操作後に表示されるバーのスライド操作でもズーム倍率を変更できる 写真は最大10 倍、ビデオは最大6 倍までのデジタルズームができる(最大倍率は機種によって異なる) 広角レンズと望遠レンズのデュアルレンズ(ダブルレンズ)を搭載しているiPhone X とiPho

          ピンチ操作とバーのスライド操作でズーム

          ピント合わせと露出の調整、AE/AF ロック

          iPhone のカメラで撮影する際、ピント(フォーカス、焦点)を合わせたり、露出(明るさ)を調整したりする機会はあまりないかもしれない。オートフォーカス機能と自動露出機能によってピントと露出を自動で調節してくれるほか、人物撮影時には顔検出機能も働くからだ ピントと露出はマニュアル調整もできる 撮影画面をタッチすると、黄色の枠線(フォーカスエリア)と太陽マークの露出調整アイコンが表示される(画面をタッチすると、顔検出機能は一時的にオフになる)。これらを操作することで、ピント合

          ピント合わせと露出の調整、AE/AF ロック

          撮影の基本テクニック撮影画面

          撮影する方法(通常/バースト/インカメラ) 通常の撮影 写真またはビデオの撮影を開始するには、画面下にある◎(シャッターボタン)をタップする また、音量ボタンを押すことでも撮影できる 自撮りするときや横持ちで撮影するときは、画面をタップするよりも音量ボタンのほうが押しやすいかもしれない。自動露出機能によってピントと露出を自動で調節してくれたり、人物撮影時には顔検出機能も働く バースト撮影(連写) 写真撮影時にシャッターボタンまたは音量ボタンを押し続けると、バースト撮影(連写

          撮影の基本テクニック撮影画面

          カメラを起動する方法

          ホーム画面から起動する ホーム画面で「カメラ」アプリのアイコンをタップする (カメラの標準的な起動方法) コントロールセンターから起動する iPhone の操作をしているときに便利なのがこの方法。コ ントロールセンターを表示してカメラのアイコンをタッ プすれば、カメラが起動する ロック画面から起動する ロック画面を左にスワイプすれば、ロック状態のままカ メラを起動できる。撮りたいと思った時に、すぐ撮影で きる Siri で起動する Siri に「カメラを起動して」などと

          カメラを起動する方法

          京街道を歩く 1 大阪編Ⅰ          大阪市内:高麗橋~京橋

          今回の京街道(56.7km)の旅は二日間の行程 金曜夜に東京から夜行バスに乗る 夜行バスの利用は費用の節約もあるが、目的地の撮影を早朝から始められるメリットが大きい 夜明け間もない空や空気は澄んでいるし、人通りもなく、集中して撮影を始めるのにも好適だ 何より一日30km近い長丁場、早い時間に出来るだけ距離を稼ぎたいし、古人も夜明けから歩き始めたのだと思えば気も引き締まる 初日は大阪中心部から、京都までの中間地点 枚方までを踏破の予定 早朝、北浜の駅から出て初めに大阪証券取引

          京街道を歩く 1 大阪編Ⅰ          大阪市内:高麗橋~京橋

          京街道を歩く 0 プロローグ     京街道とは?

          京街道とは、大阪から京都へ向かう街道で大坂街道* とも呼ばれる。 東海道は「日本橋から京都の三条大橋までの53 次」というのが一般的で、この部分が江戸時代のはじめに整備されたが、東海道の延長として大坂に向かう道として53 番目の大津宿の先に、伏見宿、淀宿、枚方宿、守口宿の4つの宿場が設けられ、大阪北浜近くの高麗橋までがゴールとなった。このためこの4宿を足して「東海道57 次」と呼ばれることもあるという。 三月にはじめて興味を抱いた京街道を、さっそく翌四月の二日間で歩く 関

          京街道を歩く 0 プロローグ     京街道とは?