手紙を書く文化を残したい。
初代あじる
わたしは個人的に手紙を書く人であり、よく書く人なのだと思う。
もちろん、SNSやLINEでメッセージを送ることだってある。
だけど、例えSNSやLINEで繋がっていてメッセージを送った方が早くても、すぐ近くに住んでいるとわかっていても、敢えて時間のかかる手紙を選ぶことがある。
SNSやLINEで気軽にやりとりができるこの時代に、わたしの手紙を受け取る人はとても嬉しい!と喜んでくれるのはどうしてだろう。
とにかくわたしはその「嬉しい!」という気持ちを残したい。共有したい。
もっともっといろんな人に「嬉しい!」を届けたい。
そう思っていたら、ある日、あじるというキャラクターイメージが頭に降りてきた。
初代あじるだ。
オーバーオールで手紙の配達をするキャラクター。
↑当時のラフ画はこんな感じ。
手紙は「想い」を伝えること
年賀状を書く人口も減少傾向にあるし、もしかしたら手紙を書く機会や読む機会が少ないのかなと考えた。そしたらもっと身近なところに「手紙」を位置付けたいと思った。
「字が下手だから」「自分の書く字にコンプレックスがあるから」という理由で手紙は書けないという声を聞いたこともある。
やはり字は練習することが一番だと思う。習字をしている人がたくさん練習をするのと同じように、上手になるためにはやはり思い描いて実践することなのだと思う。
でも、手紙は字を書くことが全てではないと思っている。
「想い」を伝える手段だから、「想い」が大事なのだと思う。
手紙を書こう、と想うこと。
手紙を送ろう、と想うこと。
想いを伝えたい、と想うこと。
想いを贈りたい、と想うこと。
敢えてSNSから離れてみよう、と想うこと。
だからあじるに込めたコンセプトは「想い」。
文通や文字、手紙で伝える「想い」を大事にすること。
そして、普段とは違う「手紙で想いを伝えよう」「手紙を送ろう」と思えるきっかけがあじるにあればいいな。
そう思った。
あじるが初めて発した言葉は「はろー」
手紙って何から書けばいいかわからない、文通を始める時って何を書けばいいんだろう、とよく耳にする。
「はろー」
くらいの軽い挨拶でいいとわたしは思う。
近況を伝えることでもいい。
「最近こちらは寒いですが、そちらはどうですか?」なんて始めると、季節ごとにバリエーションが増える。
「最近どんなことしてるの?」と始めるのもいい。
自分のことを少し話した上で、最後に相手に聞きたいことを書くと、文通が始まるかもしれない。
必ずしも文章を書く必要はないとも思っている。
「ありがとう」「元気にしてる?」「また会いたいな」なんて一言添えて、送るだけでも想いの込もった手紙になる。
初代あじるのデジタル化
初代あじるのデジタル化は美大に通う友人(@sou.3252)にお願いした。
わたしがあじるに込めた想いに共感し、協力してくれたのだ。
わたしの描いたあじるのイラストと「こんな感じ」というイメージを送ると
↓
こんな風に、イメージ通り仕上げてくれた。
そしてわたしは彼女に教えてもらったツールを使って、イラストをたくさん描いて練習した。
こんな具合に↓
身近なものにするために・・・
「手紙」や「想いを伝えること」をもっと身近なものにするため、最初は手紙用のインスタグラムを始めた(@oeufinfinite)。
初めてのステーショナリー、メッセージカード
そしてメッセージカードにたどり着いた。
<使用例>
手紙はハードルが高い、という方にぜひ手にとっていただきたいのが「メッセージカード」。
ポイントは、優しさや愛情を象徴する「ピンク」のお花を一輪持たせたこと。
言葉が短くても、長くても、吹き出しを加えたりしてオリジナリティを出しても、いろんな風に楽しんでいただければ嬉しい。
今後も、「手紙」や「想いを伝えること」を身近にできるような、「手紙を書きたい・送りたい」と思えるようなきっかけ作りをしていけたらなと思う。
〜あじるをデジタル化してくれた友人の紹介〜
改めて、あじるのデジタル化を手伝ってくれてありがとう。
美大に通う彼女の作品は、いつもインスタグラムで拝見している。
彼女の世界観がわたしは好きで、可愛さ、独自性、そして使う画材・題材の多様性など見習いたいところが多くあって尊敬している。
そんな彼女は来年3月(2021年)、原宿サテライトオフィスで「2人展」という個展を2回開くのだとか。
第一回目は絵画の友人と。
そして第二回目はフラワーアーティストの友人とだそう。
お近くにいる場合はぜひ、直接ご覧いただきたい。
わたしのように遠方にいる方は、ぜひインスタグラムで彼女の作品をご覧いただきたい。
こちらから▷▷▶︎@sou.3252
最後に
冒頭で簡単に触れたが、わたしももちろんSNSユーザー、LINEユーザーである。何より大事なのは、「想い」を伝えることで、伝え方の手段が選べることだと思う。いろんな選択肢の中、わたしは敢えて「手紙」を選ぶ、というだけのことなのだ。
わたしが敢えて手紙を選ぶ理由についてはこちらに書いているので、ぜひ読んでいたただきたい。
11.28.20
ふく
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