頭のふけはシャンプーの流し忘れのせいじゃない
<注意点>
*一個人の体験話です。合う合わないは個人差があります。
*ブランド名は本内容が一個人の体験話という観点から、伏せております。
*参考文献は、当時みていたものと異なる場合があります。なるべく最新のものを探し、リンク付しました。
思春期の悩み
いつからだろうか。
気がついたときには高校生だった。
思春期真っ只中の私に、頭から落ちてくる白いうろこ状の粉。おまけに頭も痒い。
授業中、痒くて頭を触ろうものなら、ふけが落ちくる。髪もなんだかあぶらっぽい。
昨日洗ったはずなのに…
何度調べても、出てくるのは「シャンプーのすすぎ残し」。
だから一生懸命すすいだ。
シャンプー剤が残りやすいと言われる生え際も入念に。
治ったと思えば、「またか」と思う日々。
ずっと「自分の髪に合う」と思っていたシャンプーをやめ、天然由来のものに換え、さらにはシャンプー剤の普段使いをやめたのは、実に6年もあとの話になる。
転機
大きな転機が訪れたのは大学在学中の留学だった。1年間も日本を離れるとなれば、使い慣れたものは日本から持参する。
シャンプーとリンスもその一つだった。
だが、ある日、持参したシャンプーとリンスも底をつく。
この時もまだ、ふけに悩まされ、変な目でみられることにストレスを感じていた。
持参していったものと同じものを現地で入手することは不可能だった。
どうやら、シャンプーやリンスは輸出入の規制が厳しいらしい(参考1)。
ここでまた調べてみる。
どうしてシャンプーが私を悩ませるのかを。
すると今度はシャンプー剤に含まれる、髪つやを出すためのシリコンや泡立ちをよくするための「ラウル硫酸」などのいわゆる「添加物」に起因するかもしれないと知った。(参考2)
次に目指すは、添加物のない、もしくは少ないシャンプー剤。
添加物フリー
あった。
使ってみる。
合う。
こんなにも簡単に解決できただなんて、驚いた。
そもそもシャンプー剤というものが、元々肌の弱い私には合っていなかったのかもしれない。
どうもシャンプー剤に含まれる添加物の刺激が強すぎて、本来肌の持つ水分と油分の量を調整する「バリア機能」というものを阻害してしまうのだ。(参考3)
早かれ遅かれ、ここで「添加物」の存在と、それに対する疑いを持てたことはとてもよかった。
しかし、そんなことも数ヶ月で終わる。
なぜならば、帰国の時がやってきたからだ。
荷物の量を考えると一緒に持ち帰ることは不可能だった。
また、先ほど言ったように、シャンプー・リンスの輸出入への規制は厳しい。なくなってしまっても、同じものを日本で購入することはできない。ならば持って帰る意味もあまりない。
ここで新たな問題に直面する。
「何を使えばいいのか」
と。
探せば無添加のシャンプー剤はいくらでもある。だが、やはり高価である。
毎日使うシャンプー。一人で使うとは言え、シャンプーとリンスだけに6000円もかけてられない。しかも1ヶ月ほどでなくなりそうな量など、とても経済的だとは思わなかった。
重曹やお酢を使って洗うということも考えた。
だが、肌の弱い私には刺激が強すぎるのではと母からの助言により、やめにした。
検索すると色々出てきます
・重曹シャンプーで頭皮や髪のトラブルを解決!
・美髪に重曹シャンプー!?メリットとデメリットとは
・Should I use baking soda in my natural hair?
・DIY Baking Soda Shampoo: Try This Clarifying Hair & Scalp Wash
固形石鹸や、某ブランドの使用も考えたが、個人的に香りの強いものを使いたくないという気持ちがあって無理強いをしたくないのでやめにした。
次にどうしたか。
さらに深く考えてみた。
「シャンプーやリンスがなかった時代の人々はどのように髪を洗っていたのか」と。
どうやら、髪を洗わない時代もあれば、つげ櫛で30分〜数時間かけて丁寧にときながら汚れを落とていたのだそう。
もう少し調べると、今度は「シャンプーなし生活」というブログ記事(ミニマリストしぶのブログ)にたどり着いた。
そう言えば、以前にも「シャンプーなし生活」という概念は聞いたことがある。先輩が教えてくれたものだ。
最初は頭皮から脂が出て大変だが、なれてくれば頭皮の油分のバランスも整い問題なくなるそう、ということも聞いていた。
ここで発起する。
『「シャンプーなし生活」というものを始めてみよう。』
シャンプーの代わりにお湯でよくすすぐ「湯シャン」に切り替えた。
湯シャンについても調べるとたくさん出てくる。
・湯シャンがフケや抜け毛に効く? やり方を間違うと逆効果! 正しい方法解説
・湯シャンの効果は?正しいやり方を美容師が解説
私が取った方法は、あくまでもそれらを自分仕様に融合させたものである。
湯シャン生活
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それから2年が経ち、今年、2020年で3年目に突入する。
帰国してすぐの年明け、1月には早速始めた。
最初は2日に1回のペースでシャンプーを使う頻度を下げ、次第に3日に1回、1週間に1回、2週間に1回となったところで使うのをやめた。
おおよそ3ヶ月ほどかけただろうか。
定期的にホホバオイルと愛用のつげ櫛を使って頭皮をマッサージして汚れを落とす。オイルは汚れを落とすためだけでなく、髪も頭皮の保湿にも効果があるので一石二鳥。
今では2ヶ月に1度ほどのペースで通っているヘアサロンで敏感肌用のオーガニックシャンプーと
髪の乾燥が気になる季節のオイルと、そうでないときのベビー用ボディ・ヘアシャンプーを併用している。
ストレスフリー
シャンプーなしとは言っても0使用ではない。
あくまでもシャンプーの日常使いをやめたのだ。
そしてこの生活がとても気に入っている。
ふけに悩まされることはなくなった。
生活に存在したストレスを一つ、解消することができた。
私が、自分の身体に耳を傾けることができた、一つの成功体験だ。
05.04.20
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