ある朝の贈りもの
ある朝、いつも通り教室の前にあるロッカーへ向かうと何やら自分のロッカーの前に白い紙コップが置かれていた。
誰かの紙コップ、落ちたんかな?
なんて呑気に、静かな廊下をポジティブに直進した。
自分のロッカーの真ん前にある紙コップ。
荷物を置く前に、伏せてある紙コップを開けてみたくなるのは小学生の探究心なのか、人間の心理なのか。
そっと開けてみると......
慌てて、そのまま紙コップを伏せて、逃げました。
泣きました。
いつだったか覚えていないけど、
忘れられない、登校した日の朝の話でした。
20.10.05
ふく
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