自然の流れに身を委ねて
時の流れというものは一定で、
テレビのリモコンを使うように早送りや巻き戻しが効かない。
我々が一時停止したつもりでも、地球というのは我々を乗せて常に廻っている。
川が流れるように、時は流れている。
それがありのままの姿なのだ。
それなのに、我々人間というのは自然の流れに逆らうようにして生きているような気がする。
どこか忙しなく、どこか季節外れのことをする。
体の求めているものを見極めることを忘れ、逆らう先のゴールに向かって、我先に、我先に、と必死になる。
それはまるで、鮭が川の流れに逆らって泳いでいるような。
いや、そんなものではない。
鮭は川の流れに逆らうべくして逆らっている。
つまり、目的を持ち、定まった時期に逆らって泳いでいるのだ。
我々人間の、忙しくも慌ただしいような毎日とは違うと思う。
確かに、川の流れに逆らう時があっても良いのかもしれない。
だがここで疑問に思うのは、それを毎日しなくてはいけないのかということなのだ。
世界や経済の流れではなく、自然の流れに身を委ねてみること。
「〜〜をしなくてはいけない」「〜〜がなくてはならない」
というような規則や決まりに囚われないで生きたい。
身体が思うように動かない日には、身体が自然と動けるようになるまで待ってあげたい。
頭が働かない。眠たい。お腹がすいた。
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身体を休ませよう。
まだやらなきゃいけない仕事がある。まだ家事を済ませられていない。
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やらなければいけないのは、身体を休ませることだ。
どうしても、思うようにいかない時もある。
自分軸で動けない時だってある。
だからこそ、できるときは思う存分に身体に休息を与えたい。
なるべく自然に、自然体で。。
果たして私は、小さくも大きい身体の声を拾えているのだろうか。
2020.05.14
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