”Naturelle” 自然に
こんにちは、青山フラワーマーケットのC.Asaiです。2016年10月にパリに行ってきましたので、現地の様子などレポートさせていただきます。
Vertumne(ヴェルチュム)さんのレッスン
今回私はVertumne(ヴェルチュム)というパリでも有名な女性フローリスト Clarisse Béraud(クラリス・ベロー)さんのレッスンを受講しました。
彼女は近年の、ナチュラルさを求める花の使い方の先駆けで、今年で創業21年になります。
ヴェルチュムスタイルのシャンペトルブーケ(田舎風のブーケ)を習い、実際にクラリスさんに見られながら作りました。
そこで、いかに自分が花が持つ自然な向きを無視しているか気付きました。
シャンペートル(Champêtre)はフランス語で田舎/田舎風といい、田園風景や山の草原を想像するようなイメージです。
彼女が手本として見せたブーケは本当に風がそよいでいるような、そこに庭を作っているようにも見えました。
制作したブーケ
選ぶ花材は紫陽花やダリアなどがメインですが、グリーンとして入っているのは草花系の花が多かったです。
(使用花材は、ダリア、紫陽花、スカビオサ、クレマチス、シンフォリカルポス、ゴダ、ユーカリポポラス、日本にはないフランス特有の草花)
パリ郊外・アントニーのマルシェ
パリ郊外のアントニーのマルシェは、おいしそうなもので溢れていました。
フランスの家庭料理
滞在2日目はアントニーに住むベルナール氏の森ツアーに参加し、フランスの家庭料理でランチをしました。
ランチの食材はマルシェやスーパーなどで手に入る新鮮なお肉・魚介を使い、牡蠣の開け方や野菜の下ごしらえの仕方なども教わることができました。
ここでもフランス人の『ナチュラル』を大切にした姿勢、食材選びや日々の食生活についてお話を伺うことができました。
ベルナール氏の森でシャンペトルブーケの制作
フランス語でbouquet champêtreといい、「田舎風」「田園風」のイメージを持ち、四季折々の草花をミックスして入れるブーケです。
一見草花を入れることで野暮ったくなりがちですが、しっかり要らない葉を取り除いたりふんわりした組み方をすれば素敵なブーケに仕上がりました。結束は蔓で巻いています。